表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【完結】紅消さんと調査記録  作者: 夕凪.com
27/30

エストレラ王国臨時王配会議


ローウェン「皆さま、ごきげんよう。

本日は、黒精霊士会合出席中の紅消殿に代わり、

わたくし、エストレラ王国宰相ローウェンが、

エストレラ王国臨時王配会議の模様をお届けいたします。

今回は、特別ゲストに、ジェイド王太子殿下の奥方で、

マリーン領のウンディーネこと、ウルリーカ妃殿下にお越しいただいております」


ウリカ「皆さま、お久しぶりです。

ジェイド様の妻・ウルリーカこと、ウリカと申します。

本日は、しっかり勉強させていただきます!」


ローウェン「それでは、本日は、将来奥方が増えるかもしれない

ジェイド殿下の奥方、ウリカ様に、当代王妃・・・じゃないですね、

王配方から、王配円満の秘訣を伝授していただきましょう」


マティアス「・・・って言ってもよう・・・俺ら皆、男だぜ?

妃と王配じゃぁ・・・感覚とかが違うんじゃね?」


ゴーシュ「・・・俺も・・・」


エリック「・・・ロザリア帝国のヴィクトリア皇后のように、

恐妻化するという手もあるのではないか?」


ヨシュア「それ・・・円満って言います?」


テイカ「ちょっと!皆!女心なら、私に任せなさいよっ!」


マティアス「でも、テイカちゃん、男じゃん。

たまに“テイカ父さん”になんだろ?」


テイカ「ちょっと、マティアスちゃん?人聞きの悪いこと言うと・・・

このドキツい香水・・・蓋を開けるわよ・・・?」


マティアス「いやああああぁぁぁぁっっ!

いやぁめろおおおおぉぉぉぉっっ!!!」


ウリカ「なるほど・・・恐妻ですか・・・」


ローウェン「あれの真似をするのは、いかがなものかと思いますよ」


エリック「そうだ。テイカ。やめろ。それは俺も好かん。

あと、このノーキンはそれを嗅がせたところでノーキンだ」


テイカ「・・・それもそうよねぇ」


ローウェン「ふぅ・・・何とか暴走は抑えられましたね・・・

と言うか、皆さま方、今日は皆さま方の円満の秘訣を

お聞きする会議なんですから・・・。

しっかり、ウリカ様に教えて差し上げてください」


テイカ「・・・う~ん・・・

こうして、皆でお茶をしながら楽しむことかしら?」


ローウェン「これ、一応会議なんですが・・・

今までお茶的な認識だったのですか?」


テイカ「お茶会議・・・結構いいじゃない。

気軽に意見を述べられて、しかも楽しいわよ?

前衛的な会議だと思うわ!」


ローウェン「まぁ・・・確かにそういう考え方はありますね」


ウリカ「え~と・・・メモメモ・・・皆でお茶会議っと・・・」


ゴーシュ「・・・でも・・・それは、俺たちが、王配・・・だから?」


エリック「そうだな・・・俺たちはそれぞれ、本務があるし、

各国の王妃のように、王の寵愛を競ったり、

王宮内の権威を高めたり・・・などということはないな」


テイカ「そうよね~~~。各国を見ていると、それはある気がするわ」


ウリカ「え~と・・・マティアス様は近衛騎士隊長、

エリック様は内政外交担当、ゴーシュ様は宮廷魔法士庁長官、

テイカ様は外交後宮担当、ヨシュア様は広報担当・・・でしたね」


エリック「そうだな・・・せっかく苦労して

コーラルの王位を皆で勝ち取ったのに、

国の中枢を司る俺たちが争って、国をいたずらに混乱させる意味がわからん。

そんなことをやれば、俺の仕事が増えるっ!!!」


マティアス、ゴーシュ、テイカ『・・・』


エリック「ケンカは禁止!!」


ローウェン「そうです!!ケンカしたら、コーラル陛下が暴走します!

海賊女王か山賊女王か双子ちゃん萌え女王が来ますよ!!?」


ウリカ「メモメモ・・・つまり、女王陛下である

コーラルお義母様が最強・・・っと。

あぁ・・・でも・・・、ジェイド様は男性ですし・・・

女性と男性では、やはり違うでしょうか」


エリック「・・・確かに・・・迎える妃が、国の中枢を担うとは限らん」


テイカ「ウリカちゃんは今後、中枢を担っていく・・・感じかしら?」


エリック「それは・・・将来的な王妃として、

現在テイカが担っている王妃外交などを引き継いでもらわねばなるまい。

後は国の諸侯の奥方との交流とか・・・」


テイカ「えぇ。今も各国の王太子妃や皇太子妃、

各諸侯の奥方との交流もしてもらってるわ」


ウリカ「はい!テイカ様にはたくさん勉強させてもらってます!」


ゴーシュ「・・・仮に、妃が増えると・・・したら・・・」


テイカ「そうよね、他の妃と分担・・・と言うことにもなるかもだけど・・・」


エリック「それを取り合うことになると・・・厄介そうだな」


ウリカ「あの・・・エリック様」


エリック「何だ?」


ウリカ「私、エリック様のように、

外交もジェイド様のお手伝いをしたいと思っています!

故郷のマリーン領では、外国との交易に関する交渉の経験もあります・・・

王太子妃の立場で、出しゃばりと思われたら恐縮ですが、

私も、エリック様のような外交官になれるでしょうか!!?」


エリック「・・・」


テイカ「そう言えば、アンタ。第1回の王配会議で、

外交やる王妃はいないとか言ってたわよね」


エリック「いや・・・現状、各国にそう言う王妃がいないと言ったまでで・・・

なったらダメと言うわけでは・・・ないが・・・」


ウリカ「・・・でしたら・・・っ!」


エリック「・・・考えておこう・・・」


テイカ「良かったじゃない!もしかしたら、これが王配円満・・・

ひいては、王妃円満につながるかもしれないわ!」


ゴーシュ「・・・ん」


マティアス「そうだな!」


ローウェン「では、他にも何か意見のある方は・・・?

そうだ、ヨシュア様はいかがですか?」


ヨシュア「・・・私ですか・・・?う~ん・・・

そうですね・・・例えば、奥さんの多いフィーアの件ですが・・・」


マティアス「あぁ!確かに!クォーツ公爵のフィーアは、

めっちゃ奥さんいるよな~~~っ!

しかも、クォーツ公爵夫人会なんてのもやってっし!」


エリック「・・・あぁ・・・それでコーラルがたまに

執務室を抜け出すからな・・・」


ローウェン「・・・フィーア様とはご結婚なさっていませんが、

再婚組でも、婿養子組でも、皆で参加がスタンスのようですしね」


マティアス「そういや、あいつんとこは、どうやって奥さん円満やってんだ?

あいつぁ、“皆が正妻だ~”とか言ってたけど、まとまりなくね?」


ヨシュア「主なまとめ役は・・・団長が紅花べにか殿、副団長がサラ殿らしいですよ」


エリック「・・・紅花殿は、ヴェイセルとカンナギ公爵の母君だったな・・・

そして、サラ殿は、誰もが知っているトンでも勇者・・・

ニマの母君だったはずだ」


ヨシュア「えぇ・・・そのお2人が中心となって、

ダンジョン探索をしたり、共通の強敵を定期的に討伐しているのだとか」


ゴーシュ「・・・強敵・・・?」


ヨシュア「あぁ・・・紅花殿の元婚約者で、

フィーアの騎士・ソードのことですよ」


マティアス「そういや、ウチの姫さん※もよく討伐にいってっぞ」

※ウチの姫さん=コーラルディーナ女王陛下


ウリカ「・・・つまり、妃の皆でダンジョン探索・・・

そして共通の強敵・・・ジェイド様の騎士の討伐・・・ですね!」


ローウェン「・・・あの、ウリカ様、ジェイド様の騎士を

討伐するのは・・・さすがに・・・」


テイカ「ジェイドの騎士・・・と言えば、執事兼護衛のオーウェンちゃんかしら?

それとも、近衛騎士隊かしら・・・?」


ウリカ「では、オーウェン様と、近衛騎士さんたち・・・と言うことですね!」


マティアス「え・・・マジでやんの?それ・・・」


エリック「妃軍団に負けたらシャレにならん。しっかり鍛錬しておけよ」


マティアス「ちょおおおおぉぉぉっっ!ちょぉメガネ!

本気でやらせる気かよっ!!」


ヨシュア「いいじゃないですか。それが国の安寧につながるのなら。

オーウェンも訓練になっていいんじゃないですか?」


テイカ「そうよ~。妃が争って傾国なんてかっこわりぃだろうがっ!!」


ローウェン「・・・テイカ様、後半、“テイカ父さん”になってますよ」


ウリカ「はわわわわ・・・っ!ジェイド様に奥さんが増えたら・・・

一緒にダンジョン探索・・・楽しみですっ!私もダンジョン探索に向けて、

訓練しなくては・・・っ!!ドキワク※です!!」

※ドキワク=ドキドキワクワク


ローウェン「・・・だめだこりゃ・・・ウリカ様が完全にやる気だ」


エリック「・・・側室が増えるのはそんなにウキウキするものなのか?」


ヨシュア「ウチもだいぶ特殊ですからねぇ・・・似たんでしょう」


マティアス、ゴーシュ、エリック、テイカ『・・・・・・』


ローウェン「・・・では、今回の会議はこの辺でしまいということで」


テイカ「よっしゃっ!じゃぁ、2次お茶会にするわよ~~~っ」


一同『うぇ~いっ!!』


ローウェン「・・・まだやる気ですか、あんたら・・・。

と、言うわけで、いつもの王配会議・・・臨時版をお送りいたしました。

それでは本日は・・・この辺で・・・」













評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ