小国連合の精霊たち
「しょ~うこ~くれ~んご~な~なつ~じま~♪」
※小国連合七ツ島
「そ~れえいさ~ミソそ~れ♪」
※そーれえいさー味噌そーれ
「せいれ~いたいしゃ~がおわす~いちの~しま~♪」
※精霊大社がおわすイチノ島
「か~みな~りや~まの~ふ~たご~おに~が
ま~しま~す、ま~しま~す、に~ない~じま~♪」
※雷山の双子鬼まします、まします、ニナイ島
「お~おへ~びさ~まの~しゅごす~るか~じめ~いこ~
さ~んだ~じま~♪」
※大蛇様の守護する鍛冶名工サンダ島
「し~ゆう~のふうふ~え~んま~ん、よ~つい~わじ~ま♪」
雌雄の夫婦円満ヨツイワ島
「ゆ~うきゅ~うのこ~と~がお~でむ~かえ~
ご~そ、ご~そ、ご~そ~じま~♪」
※悠久の古都がお出迎えゴソ、ゴソ、ゴソ島
「き~りん~のも~んば~んま~もり~し
ひ~なさ~や、ひ~なさ~や、ろっきじま~♪」
※麒麟の門番守りし、ひなさや、ひなさや、ロッキ島
「たいじゅ~のみ~まも~る、も~りが~みの~み~し~るし~
か~がや~かせ~、か~がや~かせ~、な~き~じま~」
大樹の見守る、森神の御標、煌かせ、煌かせ、ナキ島
『小国連合の七色米!あなたはどの島のお米が好み!?』
―小国連合お米応援組合は、米食を応援!!―
―――
「え―――と・・・突然始まりましたが、毎度おなじみ、紅消です。
『クロ殿下と剣聖ヴェイセル』伏線大回収祭でお届けいたしました、
小国連合の他の島々について、今回は、特別ゲストを招いて、
他の島の精霊たちを紹介いたしましょう」
「はいは~いっ!本編では、名前しか出て来なかった、
ハルヨじゃないよんっ!春代だよっ!」
「春代さまは、小国連合ゴソ島で暮らす、闇属性系の清流の精霊さまです。
ネズミ耳しっぽの対の精霊・冬代様のようなケモ耳しっぽではないですね」
「うん!私は、ルリイロハシリグモの姿になれるんだ~~~っ!
サービスすると、脚も出せちゃうぞっ!」
「え~と・・・瑠璃色のストレートヘアーに
瑠璃色の瞳を持つ美女・春代様ですが、
本性は・・・えと・・・クモでよろしいのですね?」
「そうだよ~んっ!皆、クモって知ると、ビビっちゃうでしょ?
でもだいじょぶ!毒はないぞっ!えへっ!」
「あれ・・・ですが、司祭一族って、
昔器だった精霊の特徴を受け継ぐんですよね?
器と言えば・・・闇の精霊・・・しかし、ゴソ島の司祭一族の方々は、
光属性系の苔の精霊・冬代様のネズミ耳しっぽを受け継いでいますよね」
「うん、私、ネズたん好きだから、見て癒されたかったの」
ネズたん=ネズミたん
「・・・そんなチートもありなのですか」
「ありだよ~んっ!器の一族に姿を授けるのは、
大体、自分と同じ特徴にするけど、闇属性系の精霊の自由だも~んっ!
それに、ネズたん耳しっぽの雪代ちゃん、マジかわゆゲキヤバっしょ~~~っ!」
「と・・・とても陽気な方なのですね。陰キャの私についていけるか・・・」
「だいじょぶサァ~っ!米を愛するもの、全てこともなしっ!」
「・・・よくわかりませんが、お米愛で何とかなるということですね。
私もカレーは好きですので、何とかなりそうです」
「えっへへ~」
「それにしても、春代様は闇属性系の精霊ですが、
昔からゴソ島で暮らしていたんですよね」
「そうだよ~っ!昔は闇属性系の精霊を良く思わなかったんだけど、
私、クモだから!しかも、昼夜問わず水田をパトる※守護精霊ってんで、
ありがたがられたんだよね~~~っ!小国連合と言えば、米だから!
そんで、追い出されることもなく、社で悠々自適に暮らしてるわけ」
※パトる=パトロール
「確かに、そのイメージですものね」
「ゴソ島は私、清流の精霊の加護で、特に水がきれいなんだ~!
だから、小国連合内でも有数のお米の産地なんだぞっ!」
「ほう・・・しかし、小国連合は他の島でも、お米がとれるのですよね」
「そうそう、大体どこの島でも獲れるけど・・・
有名なのが私のゴソ島、そしてニナイ島よね」
「ニナイ島・・・ですか。雷鬼の・・・精霊なのですか?」
「よくそう言われるんだけど、雷鬼は、
ニナイ島の雷山に棲む鬼のモンスターね。
煌夜様の部下の雷鬼さんの部下なのよね」
「ほう・・・小国連合の守護精霊である混沌の精霊・煌夜さまの・・・!」
「そうそう!んで、ニナイ島の精霊はね~~~っ!
コンコンきつねちゃん精霊よんっ!!」
「つまり、狐耳しっぽ・・・でしょうか?」
「そうそう、光属性系が米の精霊♀、闇属性系が雨の精霊♂。
今では煌夜さまが小国連合全体で祀られるようになったから、
雨の精霊が戻って来て、冬代様に叱られてしょげた米の精霊を何とか励まして、
今ではににんさんきゃくで、ニナイ島の稲作をテンション上げ上げしてるわけ。
くぅ~~~っ!ゴソ島も負けてられないぞっ!!」
「お米の精霊・・・ですか。確かに、稲作が盛んになりそうですね」
「そなんだよ~~~っ!」
「他にも、お米に関する精霊がいるのでしょうか?」
「う~ん・・・相対的って意味で言えば、ロッキ島・・・かなぁ?」
「えっと、麒麟の門番がいる・・・と歌詞にありましたね」
「そだよ~っ!この麒麟の門番ってのが、実は元々、闇の精霊なんだ。
煌夜さまが祀られて、この麒麟の精霊も戻ってきたわけ。
だから、ロッキ島のひとびとは、歓迎したんだよ。
ロッキ島に門番が戻って来たってね。
実際、ロッキ島のいろいろなところで、守り神として
麒麟の彫像が飾られてるんだ」
「ほう・・・それは興味深い・・・ひとびとは、闇の精霊への信仰を
知らぬところで受け継いでいたんですね」
「そう!でも、本当は、光の精霊ちゃんが、闇の精霊を恋しんで、
島に飾ったのが始まり。そこから、麒麟の門番の伝説が生まれたんだ」
「何だか、切ないと言うか・・・」
「でも、今は一緒だもん!」
「そうですね。それは何よりです。ところで、ロッキ島の精霊さま方は、
どのような精霊さまなのでしょう?」
「光の精霊ちゃんが、稲穂の精霊♀、闇の精霊ちゃんが、堆肥の精霊♂だよ~!
因みに、光の精霊ちゃんはスズメの翼と尾を持つ鳥人族っ娘の姿!」
「・・・稲穂と米、被ってませんか?」
「ノンノン!お米愛があればモウマンタイッ!」
「・・・もはやテンションがつかめません。
この私、だんだん不安になってきました」
「紅消っちったら~~~っ!だいじょぶだって!
テンション上げてこ~~~っ!おっ次は~~~っ!
し~ゆう~のふうふ~え~んま~ん、よ~つい~わじ~ま♪」
「・・・夫婦・・・なのに、岩は4つなのですね」
「ノンノン!ヨツイワ島の“ヨツ”は“よっつ”じゃないよんっ!
“福を運んでくる鶴が降り立つ”島・・・
“福鶴岩”島だよんっ!」
「・・・“鶴”はともかく、どうやったら、“福”が“よ”になるんですか?」
「う~ん・・・ヨツイワ島の方言!」
「・・・方言・・・便利設定が来ましたね」
「やっほ~っ!方言大国なのに、“小”国連合~♪キャッハ~!」
「・・・どのお国にも、やはり方言はあるのですね・・・」
「そんなヨツイワ島の光の精霊ちゃんは~、
カモシカ角に、脚が太いのを気にしてる、
ツイテ※ツンデレ・風読の精霊♀」
※ツイテ=ツインテール
「あの・・・柱の陰で、睨んで来るツイテ少女がいるのですが・・・
その・・・ほんにんが気にしていることを口にするのは・・・やはり・・・」
「ついでに、闇の精霊ちゃんは、鶴の翼と尾を持った、
鳥人族系の湿原の精霊♂で、このふたりはラブラブ~~~っ!
煌夜さまが祀られてから、一緒に暮らせて毎日超はっぴ~~~っ!」
「あ・・・恥ずかしさで逃げていかれましたね・・・」
「え~~~っ!ラブラブっぷり、インタビュッちゃおうと思ったのに~~~っ!」
「・・・春代・・・?」
「ぎくっ」
「おや・・・?今、ドスの利いた低い声が・・・」
「・・・帰りますよ?帰ったら・・・お説教ですよ・・・?」
「ぎぃやあああああぁぁぁぁぁぁっっ!!!
冬代っちいいいいいいいいぃぃぃっっ!!?
マジ勘弁!許してちょ~~~っ!
紅消っちヘルプスパイダー!!ヘルプ米~~~っ!!」
「・・・え~・・・ここで、春代さまの相棒である苔の精霊・冬代さまが
春代さまを連れ帰って行かれたところで、本日は御開きにいたしましょう・・・
それでは、またの機会にお会いいたしましょう」
「やあああああぁぁぁぁぁぁっっ!!!
へへへへへ、へ――――――――ルプゥッッ!!!」




