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【完結】紅消さんと調査記録  作者: 夕凪.com
17/30

西部辺境訛り対訳集


「それでは、本日は、

本編で出てきた西部辺境訛りについて、

解説していきましょう」


「・・・ん」


「そう言うわけで、今回は、

生粋の西部辺境訛りのクォーツっ子、

黒猫アニキこと、ウェル・ベル殿に来ていただきました」


「・・・ん」


「また、その通訳として、

キサラアニキこと、クォーツ祭壇の人族代表、

キサラ・ラーナ殿にも来ていただきました」


「よろしくお願いします」


「まずは・・・」


「ん」


「“んだ”と言っています」

※んだね


「ん」


「“んだべ”とう言っています」

※そだねー


「ん゛」


「“まいね”と言っています」

※んにゃ


「ん゛?」


「“んだべ?”と言っています」

※そだべ?


「めぇ」


「“めぇな”と言っています」

※うめぇ


「こ」


「“こっちゃんさい”と言っています」

※来て


「け」


「“食べれ”と言っています」

※食べな


「く?」


「“食う?”と言っています」

※食べる?


なんした」


「“なした?”と言っています」

※どした?


「めんげぇな」


「“めんごいな”と言っています」

※めんこいね


「たんげ・・・」


「“なんまら”と言っています」

※なまら


「・・・んだども」


「“んだけど”と言っています」

※そだけど


「・・・んだが」


「“んだか”と言っています」

※そう?


「・・・だはんで」


「“んだから”と言っています」

※だから


「さがもり」


「“酒盛り”と言っています」

※酒盛り


「・・・あの、キサラ殿。

最後の“酒盛り”以外、

上級の西部辺境訛りを

中級の西部辺境訛りに直しただけな気がするのですが」


「大丈夫ですよ。下に※印で

初級の西部辺境訛りに訳していますから。

因みに、初級の西部辺境訛りは、

標準語に見えますが、アクセントが違います」


「それでは安心ですね」


「いや・・・安心なわけあるかあああぁぁぁ―――いっっ!!!」


「おや、クロ殿下。いかがなさいました?」


「クロ殿下~、やっほ~」


「いや、いかがも何もないよ。

せめて標準語に訳してくれないと、

皆わかんないでしょ―――っがっ!!!

しかも、この文章でアクセントまで

伝わるわけないでっしょ―――っがっ!!!」


さて、無事クロ殿下のツッコミが入ったところで、

本日はここまでにいたしましょう。

それでは、また、お会いいたしましょう。






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