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【完結】紅消さんと調査記録  作者: 夕凪.com
16/30

四つ子ちゃん会議


「では、本日は、忍者お世話係紅消と」


「主人公の俺、クロがお送りする・・・」


『四つ子ちゃん会議―――っ!!!』


「・・・てか、紅消・・・ちょっと聞きたいことがあるんだけど」


「はい、あるじ御心みこころのままに。クロ殿下」


「そのセリフはこういう時に使うものだったっけ?

まぁ・・・いいけど・・・

紅消、いつの間にか忍者お世話係になったの?」


「えぇ・・・実は先日、忍者の資格を取りましたので、

忍者お世話係となりました」


「ええぇぇぇっっ!!?ついにほんまもんの忍者になったのっ!!?」


「えぇ。これからは“お世話係が忍者”と自慢していただけます」


「おぉ・・・っ!何か、かっこいいっ!!

うん、しちゃおっかな~~~。てか、俺でもその資格、取れる?」


「・・・つまりは暗殺術を習いたいと・・・?」


「え・・・?」


「違うのですか??」


「いや、そんな技は覚えたくないっすけど・・・?」


「でしたら、安心いたしました。

ヨシュア様に報告せずに済みます」


「いや、父さんに一体何を報告する気だ、紅消」


「クロ殿下のことは、常々、ヨシュア様に報告しております」


「・・・例えば?」


「この間、リヴィさまと一緒にわっふわっふ大合唱されたこととか」


「え・・・?」


「ついこの間は、起きたらリヴィさまだけではなく、

ヨル殿下とロータさままで添い寝していらっしゃった

微笑ましい朝の事ですとか」


「いや・・・それは・・・」


「この間、クォーツ祭壇のアニキたち愛用の

プロテインジュースを味見していらっしゃったことを

ヨシュア様に報告したところ、

こっそり普通のジュースに変えておくようにと、

指示を受けました」


「え・・・ちょ・・・何!?それ!!

ちょっと!俺、筋肉付きにくいこと気にしてたのに・・・

なかなか、筋肉がつかないと思ってたら・・・

プロテインから普通のジュースに変えられてたの!?

てか、そんなどうでもいいこと報告する必要ある!!?」


「いや・・・しかし・・・黒精霊士の会報にも載せておりますし」


「・・・?へ・・・?黒精霊士とか、会報とか、何・・・?」


「さて、早速行きましょう、四つ子ちゃん会議―――っ!!!」


「しれっと流すなぁ―――っ!!!」


―――


さて、皆さまは、クロ殿下と剣聖ヴェイセルにおける、

四つ子ちゃんを覚えていらっしゃいますでしょうか?


それでは、早速おさらいと行きましょう!!


「わふわふ、わふ太!」

※マグネシウムの精霊、白いわふたんコス


「わっふわふ~、きいや!」

※ナトリウムの精霊、黄色いわふたんコス


「わふ~わふわふ~?このは!」

※マンガンの精霊、つゆ草色のわふたんコス


「わっふわっふ、わふふふふ―――っ!あおと!」

※コバルトの精霊、群青色のわふたんコス


「ぐっはああああぁぁぁぁぁ――――っ!!!」


「クロ殿下ああああぁぁぁぁぁぁ――――っ!!!」

えぇ―――・・・

現状を整理いたしますと、

東方魔王国大祭壇の常駐の金属精霊である、

4にんの四つ子ちゃんわふたん精霊

わふ太さま、きいやさま、このはさま、あおとさまが

勢ぞろいしておられまして、

そのかわいらしいわふわふっぷりを

ご覧あそばされたクロ殿下は、

ズッキュキュキュ―――ンッ!!!

と、失神寸前によろけてしまわれた・・・という、状況です。


因みに本日は・・・


「ぼく、クロ殿下の双子の弟のヨルもいま~す!!!」


「よ・・・ヨル・・・い・・・いづのまに゛・・・」


『クロ~~~、ヨル~~~っ!

わふわふ~~~っ!!!』


「がっはあああぁぁぁぁっっ!!!」

再び、クロ殿下、戦闘不能状態です。

はて・・・どうしましょう・・・?


「紅消さん。クロのことなら、

双子の弟のぼくに任せて」


「・・・!ヨル殿下!」


「クロ~、わふっ!」


「ヨルも~、わふわふっ!」


「じゃ~んっ!エストレラ王国の

双子ちゃんわふたん精霊の

リヴィとロータだよっ!」


「わふ・・・?ロータ、いっぱいいるね」


「うん、リヴィ、おしょろいだよ」


「わふ太たちとおしょろい」


「なかまだ!」


「なかま、なかま」


「なかよち!」


「ぎゃっふううううぅぅぅぅぅっっ!!!」

エストレラ王国と、東方魔王国のわふたんちび精霊たちの

かわいすぎる共演により、

クロ殿下は、再びすごいことになっておられます。


「ヨル・・・俺・・・幸せ」


「うん、クロ。ぼくもだよ。

ふたりで、わふたんちび精霊ちゃんたちを・・・

ふわもふ・・・しよ?」


「うん・・・そだね・・・ヨル」


「ふわもふちてくれるの?」


「クロ、ふわもふ!」


「ヨルも一緒にふわもふちてくれるの!」


「わふ~~~っ!」


『クロ~、ヨル~っ!ふわもふ~~~っ!!!』


「わふわふ~~~~~っ!!!」

クロ殿下、もうかわいすぎて、

わふわふ語になってしまいましたね。


これでは、会議どころではありません。

いや・・・前々回から会議など全くしていないですが・・・

この後は、皆でふわもふしながら、

楽しいお時間を過ごしていただきました。


それでは、またお会いいたしましょう。



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