双子ちゃん会議
「皆さま、こんにちは。
本日は、クロ殿下と剣聖ヴェイセルの世界の名物。
双子ちゃんによる会議を開催します。
それでは、本日の参加者はこちら」
「どうも。主人公のクロです。
皆さま、ご無沙汰しております」
「クロの双子の弟のヨルです。
皆さま、よろしくお願いします」
「おっしぇーいっ!俺は地産勇者のツユキだぞっ!」
「隣のうるさいのの双子の弟で、
ジョブ・魔人王のキリカだ」
「リヴィっ!わふたんっ!」
※盾のわふたん精霊
「ロータっ!ロータもわふたんっ!」
※槍のわふたん精霊
「ん・・・つゆ」
※朝の双子ちゃん精霊
「きり」
※夜の双子ちゃん精霊
「それにしても、この世界って、
双子ちゃん多いよね」
まずはクロ殿下が主人公らしく、
切り出されます。
「そうだね。と言うか、
温泉の精霊ちゃんたちは皆、双子だもんね」
と、クロ殿下と阿吽の呼吸のヨル殿下。
「てか、全員で何にんいるんだろ?」
と、ツユキ殿。
「え~っと・・・エストレラ王国は温泉大国だからな。
その温泉の種類の数いんだろ」
と、キリカ殿。
「全員覚えてる人とか、少なさそうだよね」
と、クロ殿下。
「リヴィ、いっぱい、お友だちになった!
えっとね、たいたん祭壇のリューマくん、リュー花ちゃん、
北方竜保護区のリュー子ちゃん、リュートくん、
とっかの桃ちゃ、とーりんにーに、
らずーりのきゅいちゃ、りゅいちゃ!」
「おぉ、リヴィ、お友だちいっぱいだね」
と、クロ殿下がリヴィさまをなでなで。
「うん!」
「ロータも一緒にお友だち!」
「へぇ、今度また温泉に行く時、紹介してね」
と、ヨル殿下もロータさまをなでなで。
意気が合っていらっしゃる。
「ツユキと、キリカのマミーも、双子」
と、そこでつゆさま。
「ん。ナタネ、ロイドと双子」
ナタネ殿とは、ツユキ殿とキリカ殿のお母上のお名前で、
ロイド殿は、その双子の兄で、
太陽の精霊の加護を授かった
光の勇者にして、
エステラ大祭壇の光の精霊士長でもありますね。
因みに、ツユキ殿はお母上に似ていらっしゃるらしく、
そのお母上に瓜二つの双子の兄君・ロイド殿ともそっくりです。
ついでに、キリカ殿はお父上のルシアン殿にそっくりでいらっしゃいます。
ルシアン殿は、月の精霊の加護を授かっており、
エステラ大祭壇の闇の精霊士長であらせられます。
「親子で双子ってのも、すごいよな~~~」
と、ツユキ殿。
「双子同士で加護、も、すごい!」
と、つゆさま。
「お、確かに」
と、キリカ殿。
「双子加護コンビ」(キラッ)
と、きりさま。
「確かに、それ、すごいよね」
と、クロ殿下。
「ううん、クロ。ぼくたちもじゃない。
ぼくたちも、双子ちゃん精霊の
リヴィとロータに加護を授かっているよ」
と、ヨル殿下。
「あ・・・そうか、そうだよね」
「リヴィ、クロ、いっしょ」
「ロータも、ヨルと、いっしょ」
『双子ちゃんで、おそろいっ!わふわふっ』
『ぐはっ!!!』
会場中が、そのリヴィさまとロータさまの
わふわふなかわいさにずっきゅんと来てしまいました。
「ところで、紅消。これ、会議ってことだけど、
議題はなぁに?」
「いえ、クロ殿下。この会議は、
クロ殿下方の王子王女会議のようなものです」
「つまり・・・普通のお茶会?」
と、ヨル殿下。
その通りでございます。
会議と言う名のお茶会。
それこそが、ツッコミどころ・・・
「・・・う~ん・・・紅消。
ツッコむには・・・ボケが足りない」
ぐっはぁっ!!!
まさかの、クロ殿下からのダメ出しを受けてしまいました。
「そういやさぁ、紅消さんって、三つ子だよな?」
と、キリカ殿。
「俺、むしろ、そっち見てみたい!三つ子会議!」
続いて、ツユキ殿。
「いえ、同じ顔が3人並んでるだけで、
特に面白くもなんともないですよ?
それに、三つ子と言っても、我々3兄弟だけでは?」
「サイカ大司祭様も三つ子だったよね」
と、クロ殿下。
サイカ大司祭様はエステラ大祭壇の
スーパー大司祭であらせられます。
因みに光系の司祭様ですので、
マッドヒーリング班に所属していらっしゃいます。
「三つ子会議、見たいひと―――っ!!!」
『は~~~いっ!!!』
えええぇぇぇっっ!?
まさかのボケ要素不足で・・・
次回、三つ子会議を開くこととなりました。
それでは本日は、この辺で。