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【完結】紅消さんと調査記録  作者: 夕凪.com
10/30

クロ殿下と剣聖ヴェイセルの世界~種族編~


「ちゃらららら、らら~~~ん。

本日は猫耳しっぽ忍者の提供でお送りいたします。

クロ殿下のお世話係の紅消です」


「トゥルルル、ルッルルル~~~ンッ!!

本日は赤髪の猫耳しっぽ剣聖の提供で

お送りいたしま~~~っすっ!

クロ殿下の最愛の剣聖ヴェイセルですっ!!」


「誰が最愛だ、バカ剣聖。変態の剣聖ヴェイセルだろうが、アホ」


「ひど~いっ!俺、バカでもアホでもないよ~~~っ!

一応、剣の天才とか、炎魔法の申し子とか言われてるんだからっ!!」


「それは初耳だぞ。と言うか、剣の天才は、

第1王女であらせられるエメラルディーナ王女殿下だろう」


「いや、確かにエメラ殿下も天才的な剣姫だけどねっ!!?

俺だって、エメラ殿下に剣技を教えたことだってあるんだからねっ!!?」


「ほう・・・?それはどのような?」


「ほら、グリューナ編で、エメラ殿下が、

極大大・・・大いくつだったっけ・・・

まぁ、いいか。“オーバーアトリビュート”を

剣一本で薙ぎ払える、魔素斬り!

あれ、俺が教えたんだからっ!!」


「え・・・あれをか?と言うか、技名が今ここで、

初めて登場したぞ。しかし・・・魔素斬りか・・・

念のため聞いておくが、どのような技なんだ?」


「魔力の源である“魔素”をも見切って斬る、

剣士の魔法対策の最終形態的な魔法だよ」


「あぁ・・・つまり、魔法ならなんでも斬れるってことだな」


「うん。まぁ・・・魔力の質や量にもよるけどね。

エメラ殿下は相当な剣の腕前だから、

極大・・・大・・・大?大の数あってるかな・・・?

まぁ、“オーバーアトリビュート”も

バッサバッサ斬って裂いてたけどね。

まぁ、俺の剣技をエメラ殿下のスキルで

コピーしたから、レベル9999の剣聖の技

そのものだったから、当たり前かもだけど」

※エメラ殿下は、剣技や剣舞などを

一度見ただけで模倣できる超やばいスキルの持ち主です


「いや、それは教えたと言うか、単に見せただけだろう」


「いや、見せて、教えたの!!

それでも、使いこなせるのはエメラ殿下の

類まれなる剣才のおかげだね」


「では、剣の天才はエメラ殿下と言うことで」


「ちょちょちょちょちょ―――っ!!?

紅消さん、どんっだけ俺を剣の天才にしたくないの!?

俺、一応剣聖なんだけど!!レアスキル!

勇者、魔人王級のレアスキル!!」


「では、トンでも勇者・サラ殿と戦って、勝てるのか?」

※トンでも勇者・サラさんとは、

ヴェイセルの異母弟・ニマの母。

つまりはヴェイセルの義母。


「お義母さんに剣を向けられるわけないでっしょ―――ぐぁっ!!」


「さて、前座が長くなりましたが、早速本日のお題に参りましょう」


「流さないでよ~~~っ!

でも、そろそろ本日のお題に入らないと・・・

永遠に剣聖ヴェイセルいじりが続きそう・・・」


「よくわかったな、剣聖ヴェイセル」


「そのつもりかいっ!!紅消さんのドS!!」


「うっさい、ド変態」


「うっわ・・・紅消さん・・・俺、

変態って言われるのは常々だけど、

“ド”つけられたの初めて」


「そんなこんなで本日のお題は・・・」


「またスル――――――ゥッ!!!」


―――デデデデデンッ!!やっとこさ来た、本日のお題―――


―――『クロ殿下と剣聖ヴェイセル』の種族について―――


「本当に、種族多すぎだよね。クロ殿下と剣聖ヴェイセルって」


「あぁ・・・しかし、獣人族の可能性が幅広いだけで、

そこを一区切りにすれば、そんなにはいないぞ」


「・・・確かにねぇ・・・じゃぁ、一応、おさらいね」


その1:天人族


「え・・・!?いきなりそこ行くの!!?」


その2:竜人族


「普通人族から行かない?」


その3:魔族系(魔人族、鬼族系、大鬼族系を含む)


「ここ、ざっくりまとめたね。マジでざっくりだね」


その4:獣人族


「ここを掘り進めると、すごいことになるんだよね」


その5:人族(巨人族、鬼族系、大鬼族系を含む)


「やっときたぁ―――っ!!!人族!」


「因みに、お前は何族と言ったらいいんだ、剣聖ヴェイセル」


「俺は、大鬼族系人族だね。紅消さんは?」


「大鬼系人族だ」


「マジか!!俺、紅消さんと一緒!

あれ、てことはクロ殿下は?大鬼角でるよね」


「だが、わふたんお耳しっぽや、天人族バージョンもあったぞ」


「じゃぁ・・・大鬼系わふたん系天人族系人族だね」


「・・・どんどん増えていくな」


「もう何だっていい!皆、仲良しなら種族なんてどうだっていいっ!!!」


「え~~~、種族が多すぎて、剣聖ヴェイセルが故障したところで、

この世界の種族について、掘り下げて解説していきましょう。

まずは、天人族です」


―――


「天人族は主に、ふわもふ長羽耳、

首もふ、ふわもふしっぽに翼を持つ、

エストレラ王国の天人族と、

長耳に翼の生えたロザリア帝国天源郷の

天人族がいます。

たまたま同じ種族名になっただけで、

この2つの種族は別種なのだそうです」


「因みに、エストレラ王国の天人族は、

女子がかわいくって、男子がでかい!」


「・・・大雑把すぎる説明だな・・・それ」


「でも、まとめるとそうでしょ?

あと、男性陣は、ちったい姿に変身できます。

女性陣は変化の魔法は苦手だけど、

男性陣に比べて背も低く、小柄なひとが多いよ」


「では、天源郷はというと・・・」


「天源郷の天人族は・・・ひと言で言うと・・・

“翼の生えたエルフ”!!“エルフ”的なだけで、

“エルフ”じゃないよっ!!翼があるからねっ!!」


「全く・・・またその“エルフ”・・・か?

一体、何なんだ、その種族は」


「手短に言うと、召喚者、転生者の夢」


「ふぅん・・・」


「何か、興味なさそうだね」


「・・・獣人族の種族が多すぎて・・・

それどころではないのが、この世界民だ」


「た・・・確かにぃっ!!!」


※エルフを期待していた皆さま、ごめんなさい※


―――


「続いては、竜人族ですね。

竜人族は主に、エストレラ系と

南部連合&シルヴァリー系に分かれます」


「エストレラ系だと、エル兄さんみたいな感じだね。

長い竜角に翼、しっぽ。翼としっぽは収納可能だけど、

しっぽはバランスをとるために、大体の竜人族は

収納せずに出してるよ。

あと、体の一部に鱗をもつひとも多いんだよ」


「えぇ・・・あと、同じ竜人族でも、

カンナギ系とクォーツ系にわかれますね」


「そうそう。カンナギ系は、

熱血天人族狂愛集団で・・・

クォーツ系はクールビューティータイプだけど、

祭りと聞くと熱くなる」


「まぁ、クォーツ系も天人族の姿の

シズメさまは大好きですけどね」


「そうそう。だから、クォーツ系も

天人族は好きだけど、カンナギ系ほどじゃないよ。

天人族萌えを堂々と叫んだりしないよ」


「まぁ・・・そうですね・・・

エル殿下は、クォーツ系ですが、

クロ殿下萌えを堂々と叫びますが」


「クォーツ祭壇の中でだけだよ?

一応、クールビューティな

神秘的な竜人族の第2王子でやってるから」


「ん・・・まぁな・・・

それで、次は南部連合&シルヴァリー系だが・・・」


「エストレラ系よりも角が短くて、

翼は小さく退化しているから、

エストレラ系の竜人族のように、

飛ぶことができないんだ。

因みに、しっぽも細くて短いよ」


「えぇ・・・そして、南部連合王国の竜の里出身、

ヴェイセルと同じSS級冒険者のソーマ殿のように、

魔法よりも、己の肉体や武芸を得意とする方が多いそうです」


「エストレラ系は魔法も武芸も半々って感じだけどね」


「比べてみると、割と違って、ややこしや。

これがクロ殿下と剣聖ヴェイセルの世界。

次回作はもう少し簡略化しろ、作者」


「え・・・?ここから作者にそれ訴えられるの?」


「さて、どうでしょう・・・?

と・・・まぁ、本日はこの辺で。

続きはまた次回、お楽しみに!」


「お楽しみに~~~っ!!」




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