表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

中くらい

夕顔の町

作者:住之江京
 今、ぼくとミドリはレコード・プレイヤーの隣に座っている。音楽は掛かっていない。我が家にあるレコードはたった一枚だけで、ミドリはその曲が嫌いだったからだ。レコード・プレイヤーは退屈そうに、小声でとりとめのないことを呟いていた。
 ぼくがこのレコード・プレイヤーと出逢ったばかりの頃、つまりぼくが人間になったばかりの頃、ぼくの家のレコード・プレイヤーは今よりずっと無口だった。レコードを掛けて電源を入れたって、歌い出してくれないこともあった。或いは、彼はぼくに対して人見知りしていただけなのかもしれない。それでも彼はぼくにとって、自分が人間になったことの象徴のような存在だ。それまでのぼくは単なるヒツジだったのだ。「メェ」と鳴く、あのヒツジだ。
*** 1/5
1/11
2020/07/07 17:31
2/11
2020/07/07 17:32
3/11
2020/07/07 17:32
4/11
2020/07/07 17:32
5/11
2020/07/07 17:33
6/11
2020/07/07 20:00
7/11
2020/07/07 23:00
8/11
2020/07/08 14:00
9/11
2020/07/09 14:00
10/11
2020/07/10 14:00
11/11
2020/07/11 14:00
*** 2/5
1/3
2020/07/12 14:00
2/3
2020/07/13 14:00
3/3
2020/07/14 14:00
*** 3/5
1/1
2020/07/15 14:00
*** 4/5
1/1
2020/07/16 14:00
*** 5/5
1/1(最終話)
2020/07/17 14:00
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ