1話 呪怨師への決意
はじめまして。RINKAと申します。初の小説投稿です。これからも随時更新していく予定ですので読んでくださると本当にありがたいです。これからよろしくお願いいたします!
貞子
それは人々を怖がらせる存在として有名だ。テレビから出てきたり井戸の中から出てきたりと色々有名な話がある。しかし世の中の貞子は全て怖いものとは限らない。世の中には自分の使命のために戦う貞子もいる。
彼女の名前は新村貞子。今年で高校2年生の女子高生だ。彼女は普段は容姿端麗で成績優秀、運動神経は抜群でモテる。とにかくモテる。しかし、そんな完璧な彼女にも一つ隠し事がある。彼女の裏の顔はあの有名な貞子なのだ。彼女は常に呪怨師という最強の貞子を目指すために日々自分の中の使命と戦っているのだ。時には修行をし、時には悪霊を倒したりと色々忙しい。
そんな彼女が呪怨師を目指すきっかけとなったのは母だった。呪怨師とは基本的に死んだ者しかなる事が出来ない。しかし貞子の母、3代目呪怨師貞子は生きた状態で貞子になったらしい。しかし、悪霊との大対戦に巻き込まれて亡くなってしまった。その話を祖母から聞いて母に憧れを持ち貞子は直ぐに元の名前、新村鈴音という名前を捨てて新村貞子に改名した。
貞子はその日も普段通りに学校へ行き下校途中だった。今日は普段とは違い1人で下校していると突如目の前に黒い煙のような物体が現れた。
「学校帰りに出るとは悪霊も気まぐれで困りますね」
そんな余裕な態度をとって貞子は言った。
貞子はいつも通り悪霊を倒しにかかった。
しかし、貞子の攻撃はその悪霊には全く通じなかった。柔らかそうな見た目とは裏腹に貞子の攻撃を諸共せずに近づいてくる。
「なんで?!私の攻撃が通じないなんて。それなら!」と言って貞子は呪文を唱え始めた。
「花の呪い其の一!開花!」
そう言って悪霊の周りに薄ピンク色の花が咲き始めた。次の瞬間その花は悪霊を包み込み浄化してしまった。貞子はなんとか悪霊を倒せたものの一つの疑問を感じた。前まで悪霊は呪文なんて唱えなくても軽い呪い攻撃で倒せたのだ。しかしさっきの悪霊は前までの悪霊とは比べものにならないくらい強かった。
家に帰り今日の事を祖母に話した。すると祖母は顔をしかめて
「最近の悪霊が強いのはおそらく悪霊界のボスが変わったせいじゃ。前までは悪霊界は宇宙によって支配されていた。しかし、最近宇宙が何者かに殺されたのじゃ。誰かはまだ分かっておらぬ。しかし、宇宙を倒すということはそれなりの実力の持ち主じゃ。悪霊の強さはボスの強さによって変わると言われておる。鈴音よ、一刻も早く呪怨師になり悪霊界を止めてはくれないか。お前だけが現世の希望なのじゃ。」
貞子は祖母の言葉に励まされ元気付けられて即決した。
「分かったよおばあちゃん!私絶対ママを超える呪怨師になってみせる!」
そう言って貞子は呪怨師になる決意をしたのだった。
この小説を読んでいただき本当にありがとうございます!改めましてはじめまして。RINKAと申します。この小説はまだまだこれからが本編です。随時更新していくので読んでいただけたら幸いです。なぜ貞子を戦わせようと思ったのかは分かりません。ただ今までにないようなものを生み出そうと思った結果がこれです。でも、自分的には貞子×バトルというのは異色のコンビだと思っていますがなかなか良いと思いますw何度も言うようですが本当にこの小説を読んでいただきありがとうございます!これからよろしくお願いいたします!