最終章 『安岡寺おめめ』という人物
<< 安岡寺おめめと私の関係性について >>
きっかけは私が彼女の作品である『セクハラ大好きな伝説の魔女〜』が日刊コメディランキングに載っている場面に遭遇してしまったことである。
その後、私は長らく読み専だったが、ある時偶然なろうアカウント持ちユーザー対し、運営様がご提供してくださっている最上級に有難い神機能である『お気に入り登録機能』というものの存在を知った。
そして、恐る恐るこちらから『敬愛する安岡寺おめめ先生』をお気に入り登録したのだった。
すると秒で『お気に入り登録返し』が返ってきた。
ただの読み専だった私に、その対応の速さは若干びっくりであった。やはり彼女は自分のファンを大事に思っているのだ。
何と言っても私は彼女が誇る42人ブクマの一人なのだから。
以降は相互フォロー状態となってている。
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そして、私が読み専を卒業し、ヒューマンドラマ作品を初投稿した時、一番最初に反応をくれたのも彼女だった。
それ以降、私は彼女の監視対象となったらしく、新作を投稿するといつも真っ先に絶賛してくれるようになった。なので彼女は私の第一読者と言える。
私が自分の投稿作品のあとがきに『ツイッターを始めました!』と書くと、真っ先にフォローしてきたのは彼女であった。
若干、うわぁこわ!と感じなくもなかった。
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なお安岡寺おめめと私がいわゆる『相互評価』を行っている関係ではないことを、ここではっきりと宣言させていただきたい。
安岡寺おめめは私が新作を投稿するといつも秒で反応し、すぐに感想欄で絶賛してくれるが、私の現在の代表作である『小説家になろうで0PV 0PT 0ブクマ〜』(1,145pt 214ブクマ)に彼女のポイント評価は入っていない(2019.03.23現在)
それは彼女のマイページの『評価をつけた作品一覧』をご覧いただければ分かることである。
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そう、彼女はストイックなのだ。知り合いだからといった不純な動機で作品を評価することなど一切ない。あくまでもその作品の出来を評価するポリシーを持っているのだろう。
それが安岡寺おめめという人物なのだ。
ちなみにこっちは『魔界放送協会(MHK)〜』も『セクハラ大好きな伝説の魔女〜』もポイント評価しているけどな!
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<< まとめ >>
『安岡寺おめめ』は圧倒的な多才さを誇るハイスペック作者であるにも関わらず、あえて自身の特色ある作風を極めんとするなろう樹海の戦士である。
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1. おめめ作品の特徴は『徹底的な読みやすさ』であり、それを実現するために以下の工夫が取られている。
①ストーリー構造の明快さ
「〜〜だから〜〜する」という一貫性のあるストーリー構造の徹底。
それを実現するために、おめめ作品において主人公はストーリー側からその行動に制約が課されている。
② 電子での読みやすさを重視した十分に取られた行間
おめめ作品は『電子で書いて電子で読むことを前提とした文章構成』と言える。
③ 共通認識を利用したキャラクターの特徴付けの上手さ
読者の多くが持っている『共通認識』用語を多用することで、説明を省略化している。
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2. おめめ作品が世間一般には評価されていないものの、ウケる人には絶対ウケる理由
おめめ作品は一見、おバカなコメディを装い、唐突かつ理不尽なバイオレンス描写を特徴としているが、それは表面的な解釈であってその実は、異世界という舞台を通して『現代社会における数々の問題を揶揄し風刺している』
おめめ作品が世間一般から評価されていないものの、ウケる者には絶対ウケる稀な作風である理由は『暴力表現を用いた社会風刺』を行なっていることが理由である。以下再掲。
① おめめ作品の暴力描写を表面的に捉えると正直、不愉快なものに過ぎない。
② しかしそれを『風刺表現』と捉えると趣がガラッと変わって、一転して最高に面白いものになる。
③ 異世界という舞台設定は風刺表現がしやすい。
④ おめめ作品の真髄は風刺にあり、その面白さを理解するためには高い知識レベルが必要となる。
⑤ そのため、おめめ作品は世間ではあまり評価されていない。一方でウケる者には絶対ウケるという現象が起こっている。
おめめ作品が私にとっては最高に面白いのは『徹底的に読みやすさのこだわった設計』かつ『風刺表現を用いた知的な面白さ』を多分に含んでいるためであった。
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3. なぜ安岡寺おめめ作品は世間的に評価されていないのか
① おめめ作品のタイトルやあらすじには『品のないワード』が多数含まれおり、このことが最上級の読者避け読者避け効果を発動している
② 安岡寺おめめは人が良すぎるから、感想や期待を寄せられるとそれに反応せざるを得ない性格の持ち主である。
③ 過去に世間から評価された時に自分を見失ってしまった体験から、あえて読者を選別している。
③ それは、一般読者に見つかってしまい普通の感想を書かれることで、かつての『四天王最弱の俺が〜』の時の様に自身の方向性を見失うことを恐れているからであると推測される。
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以上が、なろう樹海に潜み続ける陰の物である『安岡寺おおめ』という人物である。
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<< 最後に >>
改め述べるが、彼女は極めて珍しいタイプの『ハイスペック作者』である。
しかし自身の作風を極めんとするがために、あえて1053ブクマを獲得した他人でも書けるような普通の作品作りをやめ、42ブクマに留まるもこの世界でただ一人、己にしか書けない特色きわまりない作品作りに挑み続けている。
そして、いつか自身の代表作品をアニメ化させることを目標に、本気で日々活動を続けているのだ。
それは、多くのなろう作家が目指そうとする『先に誰かが歩んだ道』ではない。
ハイスペックな作者が、あえて底辺から歩み続ける道無き道。
あえて己が道を極めんとする彼女の前途は、誰にも保証されたものではないだろう。
だが彼女が誇る代表作品の42ブクマは増えることはあっても減ることは無いと、私は信じている。
もしこのエッセイを読んで、安岡寺おめめのことが少しでも気になった方は彼女が現在心血を注ぎ続ける、彼女の生き様をぜひ覗いてみてほしい。
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『魔界放送協会(MHK)の職員(人間界担当)になったけど、人間界にはテレビがなかった』
作者:安岡寺おめめ
https://ncode.syosetu.com/n6415ex/
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*なおR-15指定作品であることに改めて御留意されたし。
完
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次回:追加の謎
<<『おめめライター』はなぜ林檎屋さんの審査を一発合格できたのか?>>
は!?なんで『半角スペース入力』を『全角スペース』に自動変換するだけのアプリが審査一発パスしてんの!?
<< 続く!? >>