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人物紹介 リシィティアレルナ ルン テレイーズ (挿絵あり)

リシィティアレルナ ルン テレイーズ



挿絵(By みてみん)



 年齢:17歳


 身長:161cm


 髪:プラチナブロンド ロングヘア


 瞳:黄、赤、青、緑を基本とした多色


 特徴:竜角 (左側は中ほどで折れている) 硬質な尻尾


 固有能力:特一級“光素具象化” 現在竜角損失により一級相当


 所有神代遺物:“神器” 黒杖に埋め込まれた無銘遺物 



概要

 第一類、テレイーズ高等龍血種。龍血の姫神子。


 “神器の記録”と口伝のみではあるが、神代期よりも前に存在した、第六神龍“白金龍テレイーズ”の血を授かった竜種の末裔。

 一族全体が、神器と龍血の姫神子を守るためなら己の命をも厭わない価値観を持ち、その当代となるのが現当主、リシィティアレルナ ルン テレイーズである。


 神器を受け継ぐ理由や意味については、遥か過去に失われて久しい。



 ある時リシィは、厳重な警備の元にあるテレイーズの屋敷で、音もなくどこからか侵入した盗人に白金の竜角を断たれ奪われてしまった。


 盗人の正体は、セーラム高等光翼種“ノウェム メル エルトゥナン”。


 竜種にとって“竜角”とは力の源と誇りであり、それを失うことは“竜種”であることの損失にも他ならない。ましてやリシィは、テレイーズ高等龍血種の中でも、ただ一人しか存在しない“龍血の姫神子”でもある。

 そうして、強い自責の念に駆られた彼女は、事の重大さに右往左往する一族の者の目を盗んで、自らの奪われた“竜角”を取り戻す旅路へと出てしまった。


 結果として、二年にも及ぶ放浪の果てに、盗人を追いかけて辿り着いた【重積層迷宮都市ラトレイア】で、久坂 灰人と出会うこととなった。



 リシィの持つ“神器”とは、正体不明の【神代遺物】である。

 神器を龍血に宿す者はその恩恵にも与っており、確認が取れているだけで五つの武具を顕現させることが可能。

 しかし、能力の大部分を失っている現在の彼女では、その力を満足に振るうことは出来ず。砲狼カノンレイジ戦では、断たれた“白金の竜角”を持つノウェムが近くにいたことで、それまで久しく出来なかった神器の顕現を可能とした。


 リシィの瞳が様々な色を見せるのは、神器の恩恵が彼女の感情に呼応して血の輝きとして現れているため。

 感情の質で色が変わり、その感情が強ければ強いほどに輝きも増す。


 黄 喜 関心 【――調査中――】

 赤 怒 攻撃 【――調査中――】

 青 哀 拒絶 【――調査中――】

 緑 楽 信頼 【――調査中――】

 銀 厳密には色ではない 【銀恢の槍皇ジルヴェルドグランツェ】 

 金 厳密には色ではない 【――検閲により削除――】


 その瞳の色の現れ方は複雑で、同じ色でも単一の時と他の色が混ざっている時では、異なる感情を現している。

 他にも、全体に満遍なく混じった結果、紫や橙など本来は存在しない色になることも、混ざらなかった結果多色のグラデーションになることも様々である。


 つまり、最も鮮烈な色合いになる、赤から黄へのグラデーションを見られるのは警戒している時であり、そう言う意味でカイトは、何者かによる最高の出会いを演出されてしまった。



 リシィの持つ名もなき黒杖は、彼女の形作る金光に指向性を与えるための【神代遺物】であり、これがないと“光矢”はただの“光の塊”となってしまう。


 杖部は後から作られたものであるが、デザインはリシィが憧れて止まない、この世界のお伽話の中に出てくる“黒騎士”が持つ武器を模したもの。それをカイトが見たのなら、“日本刀”だと気が付いただろう。

 その黒騎士が日本人であったかどうかは定かでないが、この世界に影響を残す来訪者が、遠い昔からいたことだけは確かな事実であった。

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