表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
146/440

人物紹介 “来訪者” “パーティ獅子王”

来訪者


兵藤ヒョウドウ 勝衛カツエ

 日本人。日本コミュニティ長、通称“親方”。

 迷宮探索拠点都市ルテリアに工房を構える工房長でもある。

 総議官ジェイエムス ディン ルテリアやサクラの祖父とも面識があり、数年前にサクラの祖父がなくなった後にコミュニティ長を受け継いだ。

 彼の工房は主に【鉄棺種】の解体研究開発を請け負っており、多くの探索者とも面識がある。

 この世界に訪れた日本人の纏め役。



鶴来ツルギ 宗屋ソウヤ

 日本人。迷宮探索拠点都市ルテリア行政府 執政官。

 ルテリアの行政に携わり、日本コミュニティとのパイプ役も務める辣腕執政官。

 独自の諜報部員を持ち、早くから【重積層迷宮都市ラトレイア】の異常に気が付き調査を進め、恐らくは総議官以上にルテリアの細部を知る人物。



朱乃アケノ

 日本人。鶴来 宗屋の補佐官。忍者。

 鶴来が抱える諜報部員の筆頭にして、補佐官を装ったくノ一。

 ただし、本人がのらりくらりと情報を完全に出さないため、どこまでが本当でどこからが嘘かは誰も把握していない。

 地球にいた頃は同人活動もしていたらしく、“A☆KE☆NO”というペーンネームの同人漫画家でもあった。あまりに気紛れ過ぎて、異世界転移した後も同人業界やネット界隈では「いつものこと」と誰も気にしていない。

 苗字を頑なに名乗らない理由も、実際のところは良くわかっていない。



早川ハヤカワ 善治ゼンジ

 日本人。日本料理屋『鳳翔』二代目店主。早川 雪子の夫。

 先代より“日本の料理を再現する”目的の元、ルテリアで料理屋を営む料理人。

 カイトの両親と同じく、夫婦で異世界転移に巻き込まれこの世界に訪れた。

 サクラに料理を教えているのも彼。サクラの祖父とも面識があり、彼女を実の娘のようにも思っているため、カイトが相応しいかどうかを値踏みしていたりする。



早川ハヤカワ 雪子ユキコ

 日本人。早川 善治の妻。

 周りの全てを巻き込む恐るべきマイペース。

 『鳳翔』だけでなく、各地に彼女が経営する店舗があるらしく、その手は迷宮内にまで及んでいる。

 取り扱う内容も飲食だけではなく、服飾や親方が実験的に作り上げる雑貨にまで及び、鶴来さえ気が付かないうちに一大フランチャイズを築き上げていたとか。

 ある意味、日本コミュニティ内で一番やばい(・・・)人物である。



佐東サトウ 匠海タクミ

 日本人。【鉄棺種】研究開発技師。

 五十蔵 瑠子と迷宮に入っていた、【鉄棺種】の調査を行うその筋のマニア。

 ルテリアの外に工房があるのは、取り扱う品が危険過ぎることと重度に人混みが苦手なため。カイト一行により未討滅の【鉄棺種】がいくつも確保された現在は、親方の工房に住み込んで二人で夜な夜な何かを作っているらしい。



アレクシア チェインバース

 アメリカ人。固有能力“墓守操作”を与えられた元偽神の信奉者。

 その能力は、実は【鉄棺種】を同時に一体しか操ることが出来ない。ただし一度下した命令はある程度継続することから、単純な部隊運用なら命令次第では可能。

 彼女の目的はただ“地球の親元に帰りたい”、その心の隙を偽神に突かれた。

 カイトに対して悪態を吐くが、内心は感謝している模様。

 同人漫画家A☆KE☆NOの大ファンである。



ニコラス ミラー

 アメリカ人。固有能力“認識阻害”を与えられた、元偽神の信奉者。

 アメリカの軍人であり、転移の際にアンチマテリアルライフル バレットM82A3を持ち込んでおり、能力とともに最悪のスナイパーが誕生してしまっていた。

 しかし、スコープ越しに見た彼が好きな日本文化を体現し、これまた自分好みの獣耳を持つサクラに一目惚れし、偽神の呪縛から自ら逃れた。

 アレクシアの両親とは親友であり、彼女のことを自分の娘のようにも思っている。



パーティ“獅子王”


ベンガード

 第一類 グレイード高等覇獣種。

 悪態を吐く獅子、態度は悪いがその割に誰も死なない(・・・・・・)ように行動する。

 元々はベルクとルーエの二人の幼馴染とパーティを組んでいた探索者で、過去の惨劇で最愛の存在と守るべき者たちを失い自暴自棄になってしまった。

 その結果が現在の彼。何も語らず、古い顔見知りにさえ知らぬを通し、何を思ってか迷宮を彷徨い続ける。

 彼が【重積層迷宮都市ラトレイア】の呪縛から解放される日は来るのか、それは誰にもわからない。



ティチリカ

 第一類 兎獣種。神代遺物【次元収納アイテムボックス】を持つ。

 カイトの認識では“ファンシーラブリー種族”の、ふわふわもふもふのうさぎの獣人。

 だがしかし、カイトは気が付いていないが、彼が言及することを避ける“ぽむぽむうさぎ”と袂を同じにする神代由来種でもある。

 どう見てもマスコットではあるが、【神代遺物】を持っていたりノミと槌で【鉄棺種】と対等にやり合ったりと、探索者としての実力は確かなのかも知れない。



ラッテン

 第一類 幽幻種。

 ベンガードのパーティの斥候をこなすものの、乱戦では全く役に立たない。それでも、ただの斥候を越えた単体での威力偵察までこなすため、ある意味では戦闘能力の高い探索者でもある。

 彼と会話をしたいのなら、絶対に目を合わせてはダメ。

 何故か【鉄棺種】の核を集めている偏執狂。



ヨルカ

 第一類 水鱗種。

 戦闘狂と判断したカイトの評価をそのままに体現する脳筋探索者。

 アディーテと同じく水を操り、ウォーターカッターのような能力も持つらしいが、脳筋ゆえに相手が何であろうと大剣で斬りかかって行く。

 その為、小回りの聞く猟犬ハウンドに良いようにされ怪我をしてしまった。

 それでも懲りず、ベンガードが内心頭を悩ませている。



ロー

 第一類 甲獣種。

 一見亀のように見えるが、実際は全身に甲殻を持つ鎧竜種と似た性質を持つ探索者。

 寡黙ではあるが話しかければ普通に喋り、ベンガードのパーティの中では至って常識人でもある。

 広義では水棲種にも含まれ、仲間を庇うために掃除屋デトネーターの爆炎をその身に受けたことは下手すれば死んでいた。誰も気が付いていなかったが、爆炎の“芯”をベンガードが斧で咄嗟に弾いていたことが生存に繋がった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ