人物紹介 五十蔵 瑠子
五十蔵 瑠子
年齢:自称17歳 正確には不明
身長:166cm
髪:黒 一部青 ロングヘア
瞳:茶 瞳孔内に青光
特徴:地球人 来訪者
固有能力:特一級“神力具象化”
概要
第三類 第三種。地球人類種。熟練探索者。
子供の頃に異世界転移に巻き込まれた、久坂 灰人の幼馴染で日本人の少女。
カイトとは家が隣同士で赤ん坊の頃からの付き合い。幼少の頃は常に一緒だったため、互いに本当の姉弟だと思うほどには親密な仲であった。
だが、その仲睦まじい関係はいつまでも続かない。ルコはカイトが悪気なく言った言葉で傷つき、道路へ飛び出したところで車に跳ねられてしまったのだ。
一命は取り止めたものの半身不随となり、手術のために訪れたアメリカからの帰国の際、今度は搭乗した飛行機ごと異世界転移に巻き込まれてしまった。
結果として何者かに心身を弄られ、ある目的“神器の破壊”の尖兵とされたのだが、因果を覆す緋剣【緋焚の剣皇】の力で“原因”を取り除かれることとなる。
その後、ルコの青光の力を起因とする記憶や経験の大部分は失われてしまったのだが、カイトが懸念するほどの影響はなく、わずかばかり精神退行は見られるものの、彼女は彼が良く知る“ルーちゃん”を取り戻した。
カイトによる若干無理強いな勧めで、戦場の裏を見た彼女が医療の道を歩み始めるのはまた別の話。
“神力具象化”――謎の姿なき老婆から与えられた青光の力。
この世界の人々は、神力をもって固有能力を操るためそれ自体に干渉することは出来るのだが、実体のある武具として形成出来る者はそう多くない。
ましてや力を持たない来訪者が、他の探索者をも退ける力を得たのは偶然でなく、明らかに人智を超えた何者かの存在を示唆している。
ルコに、信奉者たちに、そしてカイトに力を与えたのは何者か。
世界の裏に、【重積層迷宮都市ラトレイア】の深奥に座す者がいる。