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第009話 冒険者登録

山の上で緑の身体を持つ大きな一つ目の男が考えていた。


仲間が、黒くて大きなドラゴンに食べられている。

今までは、自分達が一番強き者だったが、空を飛べる黒い奴に勝てない。


黒い奴が隣の岩山で、寝ているのをよく見る。


一度、隣の岩山に仲間を集めて。寝込みを襲う計画を練っていた。

冒険者ギルドに到着するとカウンターの奥の小部屋に案内される。


「この石版の上に手を置け」

50cm四方の厚さ10cmの石版には、魔力と体力を吸い取り、その魔力と生命力で物質を精製する様な内容が、魔法陣として書かれていた。


私の場合は、ステータスが変なので、どうなるかわからない。

先に、ナッチにやってもらおう。

「ナッチ、先にどうぞ」


「地元だと別に、登録してなくても依頼受けれたわよ」

石版に手を置く前に、ナッチが質問する。


「それは、あなたが地元で知らない人がいないので、その街のギルドマスターが、依頼を受けて、代理の形にしたのだろう。通常は、依頼を受けるのが騎士の場合のみ行う行為だ。君ら騎士じゃないだろう?」

ナッチの質問にマギアが、答えた。


「........騎士だけど...」

「しかも、団長だったね」

私がツッコミを入れておく。


「ドレス着て....騎士団で....ありえない...所属は?」

「レイモン騎士団団長のナッチ・クロウデス」


「レイモン公爵領を守ってる幻の騎士団だと!初めて見た...って!騎士は、皇帝に仕えている扱いなので、冒険者登録は、できない!!頭痛くなってきた。騎士だとすると、休暇中なのか?」

あそこの領地は、閉鎖的だから幻になってるんだな。


「ノームラって言う、犯罪者を探索中です....」

「さらに、頭が痛い....任務中の依頼受諾など...本当に団長なのか?」


ナッチが、スカートの中から剣を取り出し、剣に刻まれた紋章を見せる。

「たしかに、レイモン騎士団の紋章だ...初めて見たが、形は知っている」


「北の山脈にノームラが逃亡したと言う噂を聞いたので、同行と言う形で行くのはどうでしょう?」

私が、言い訳を考えて発言すると、ナッチが、左目を押さえて私を睨む。


「その建前で、いくしかないな。既に私が承認サインしてしまったので、そうしなければ、契約破棄になってしまう。

残りは、リュウジが冒険者登録すれば、書類上の不備がなくなるな。ナッチは、依頼書の自分の名前に横に騎士で、同行と書いてくれ。リュウジは、石版に手を置け」


「石版に手を置かないとダメですか?」


「置く事によって、その人物の冒険者のプレートが精錬される。必須条件だな。

一般レベルだと茶色のプレートが出来上がり、次に青色、緑色、黄色、赤色、白色、そして半透明になり最後は虹色になる。

世界に虹色は、見たことは無いが、数人いると言われる伝説の人物だ。

半透明は、王都に2人いる。私は、白色だ」


マギアが、首からまわしているネックレスのようなチェーンを引っ張ると、胸の谷間から白色のプレートが出てくる。

横10cmの縦5cmほどのカード状で、名前と56と描かれている。

他には、何も書かれていないシンプルな作りだ。

「その数字はなんですか?」

とぼけて聞いてみる。


「色々な説があるが、数字が大きいほど強いと言う話だ。強い奴を倒すほど、数字は大きくなっていく。茶が開始で、5で青、緑で15、黄色で30、40を超えると赤色に大体なる。50を超えると白になり半透明は、100以上と言う話だ。虹色は伝説で知らん。だが数字が低い人でも強い奴がいるのは、知っている。あくまで目安程度だな」


相手のステータスを見る事が出来る技術は、ゲーム中では当たり前だったが、この世界ではあまり知られていない様だ。


「相手の力を見る方法って何かあるんですか?」

「魔力探知と生命力探知は有名で、初級魔法だな。この魔法は詠唱すると長時間維持できる状態魔法で、戦闘中は基本唱えておく物だが...知らなかったような顔だな...ちなみに、リュウジからは、魔力も生命力も感じられない。気配や存在を薄くする隠蔽魔法でも唱えているのか?」

いや、まったくないんですがね...


話を聞く限り、本気で何が起きるかわからない。

何しろ私の場合は、この世界に来てからの結果を見ると、魔力や生命力が無い上に無制限に放出する事が出来るのだから....


「ナッチ、マギアが嘘を言ったら教えてください。マギアさん、これから話す事を内緒に出来ますか?」

「内容によるが?」

「本当の事ね」


「私は、内緒にしたい特殊能力を持ってます。私事なので秘密にしてもらいたい」

「犯罪以外ならそうしよう」

「本当の事だけど、リュウジ!何を隠してるの?」


「ここまでで、あとは秘密です。その為に石版に手を置いて、何か起きても秘密にしてください」

「興味深いが、わかった。少し楽しくなってきたな」

「本当の事ね」


「先程からナッチは、何を言っている?」

「気にしないでください。では、置きます」


石版に右手を置いた。

石版に書かれている魔方陣が、光りだす。

「手を退けて良いぞ」

マギアが言うので、手を戻す。


光っている魔方陣の光が、中心に集まって真っ黒いプレートが出来上がり、光が消える。


カランカラン...


プレートが石版の上に落ちた。


「黒??黒??!」

アマギが、目を大きく開けて驚いている。


少しして精錬されたプレートに、ひもを付けて、私の首にかけてくれた。

「リュウジは、人間なのか?魔族とかじゃないだろうな?黒って意味がわからない。内容は、リュウジ トリデと目安の数字が15か?15で黒竜??なんか疲れたよ。だが、今まで外れた事がない私のカンが、君達二人なら黒竜を倒す気がする」

苦笑いしている。だが凄い可愛い笑顔だった。

レベル13だったはずだが、ナッチを倒して生き返らせた際にも経験値が入って、レベル15まで上がったようだ。

これって、魔力無制限だと、強いモンスターを見つけたら倒して生き返らせて、パワーレベルが容易な気がする....バグだな。


「リュウジ行くよ。アマギは、明日の朝に街の門の前で待ち合わせだからね」

依頼書を取って、強引にナッチが、私の手を引いて冒険者ギルドを出る。


手を引かれて歩いていると、あまり外の世界に出なかった私が、少し楽しいと感じてしまった。

そのまま、旅に必要な物を買い揃えて、宿屋へ戻った。

初期の100ゴールドは、買い物もしたため、既に10ゴールドしか残っていなかった。

初期に100ゴールドって日本円だと1000万って事か?

転移?いや召喚の際の初期値が、太っ腹な気がする。


ベットで横になっていると、メイド姿のリラが現れる。

「お風呂が用意出来たので、ご使用ください」


ゲームでは、風呂など無いので驚くが、言われた場所に行くと、大きな水瓶に水がたまっているだけの行水所であった。

「うむ、想像と違う...」

せめて水瓶の水をお湯に変えたいが、ファイヤボールですら、最大級のために全て蒸発しそうだな。


仕方なく水で体を洗って部屋に戻る。

晩御飯を、ナッチと食べてベットで寝てしまう。

寝るたびに、次に起きたら、病院かもしれないなと考えてしまう。


起きるとそこは、寝た際の宿屋だった。


用語説明


クルト帝国

7つの騎士団とそれを統べる皇帝によって統治される国

血をおもんじる貴族派と、力がすべての皇帝派に勢力が分かれていて、稀に衝突する

7人の騎士団団長の多数決によって、議会決定して行くものを元騎士団団長の皇帝が、承認する形で国が動く

現在、3人が貴族派団長で4人が皇帝派団長である


魔国

魔人や、獣人など、人間やエルフ、ドワーフなどの人型ではなく、モンスターや動物の血統や加護を持つ異形の物が集まって出来た国である

現在の国王は、ハウラ・モクドと言う魔人である


ミワ王国

民主的な国で、各地の代表が集まって、議会を開き、そこで決まった事を実施して行く国

議会長と言われる国のトップが存在する

選挙制のために議会長は、よく変わる


ネムル法国

神を信じる宗教国家で、世界的な平和を求める国

クルト帝国と魔国とミワ王国の軍事力のバランスを保つ役割を陰でしている

すべての国に対して永久中立を宣言している

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