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第049話 死刑執行

ナッチとネネが、酒場でお酒を飲みながら二人で話していた。


「失敗した....既婚者だったとは...」

ナッチが荒れていた。


「良いではないか?ナッチ殿は、若い燕を何人も虜にしてるのを知っいるぞ!私なんてもう40だぞ!完全に行き遅れの上に第二夫人も不可能だ」

ネネが、悲壮に暮れている。


「まさか、奥方があの方では、嫉妬で殺されてしまうからな」

「全部リュウジのせいだ」

「まぁそれも、あと少しで終わる」

「そうだな。どうせまた、会えるしな」

「何年先になるか、わからないが絶対に会えると思うと腹も立たないな」

「まぁ、満遍なく公平に愛されてるのだな」

「そうだな」

何故か、ナッチとネネに拘束されて監獄に入れられる。

転移が出来るので、無意味なのは二人の知る事だ。

目の前に、説明に来たナッチがいる。


「いやぁ、形だけ死刑になってね。まぁ、本当にリュウジの責任でもあるんだけどね」

ナッチが、嬉しそうにしている。


「どう言うこと?」

「ウリエルの対応の時に、死刑になったロッベン・ルワをリュウジが生き返らせてしまっていたんだよ」


「ロッベンって黒竜の時の奴か?」


「そうそう、そいつが皇帝のヴァンをミワ王国の議長の協力で暗殺したんだよ。帝国の決まり上、暗殺しても皇帝を倒したので、ロッベン家が息を吹き返したんだ。だけど、リュウジの鍛えたブレカが、一騎当千で全員を倒したんだよ。それで、次期皇帝は、ヴァンの息子のブレカになったのさ。

しかし、責任を取るべき人が防げなかった、七騎士団全員になってしまうので、神並みのリュウジが犯人だったと帝国に指名手配したというわけだ。

全責任は、リュウジにあると!で捕まえたので七騎士団の汚名も消えて、真犯人も始末されて盤石なブレカ帝国と言うわけだ!」


「りょ...了解...」

責任が確かにあるな。


「処刑方法は、ギロチンで良いよな?」

「お任せします」


「じゃぁ、明日にでも闘技場で頼んだよ」


そして、次の日。公開処刑が実行された。

首と胴体が別々に運ばれて、行く。


目を開けると、ブレカとクトゥルフが目の前にいた。

謁見の間かな?

周囲を目だけで探るが誰も見えないが、頭だけの私を持っている人物がいるはずだ。


「久しぶりだなリュウジ。お前のおかげで、すぐに皇帝になったぞ。なんで突然強くなったかわからないが、感謝している」

10年経って老け込んでいたが、めちゃくちゃカッコよくなっている。これが結婚した男の余裕か?


「リュウジが、言った通りブレカと相性が良くてな無事に結婚した。子供も出来たが、既に母星に送った。ブレカが死ぬまで、ここにいる事にしたんだ」

昔のまんまで、ピンクの髪でピンクの瞳の長髪の16歳ぐらいの女の子である。ブレカは、ロリコンだった....


「実はな、お願いがあって、今お前を持ってる人にリュウジを差し出す契約になってるんだよ。ミワ王国での戦争の時に、流石にいくら強くてもダメでな、その人のコネクションと力で東の大陸を統一したんだ。じゃぁそう言うことで....」

ブレカとクトゥルフが退出した。

ん?位置関係がおかしい。

玉座に今座ってる奴が、私の首を持ってると言う事だな。

怖いぐらい静まり返っている。


名前がわからないので、念話みたいなのも出来ないし、体がないので呼吸も出来きず喋れない。

重い沈黙だ。


誰か当てるの待ってる気がする。

ここまで力が、ある人物で私を欲する人?


ベルゼブブかウリエルか?だが気配が違う気がする。

だが、知っている人物の気配だ。

野原の麦畑が見えた。

そこで、踊っている少女...

私は、黒い甲冑で完全武装していた。

なんで、こんな記憶が?


『ペルセポネかな?』

「あたりですよ。もう、自分探しは終わりましたか?」

名前が当たったので念話ができた。


『全部思い出したら終わりではないのか?何しろ全く思い

出せないぞ?』

「それは、そうでしょう、記憶を消して転生したのですから」

『全く理解できないが、君を知っている』

「それは、そうでしょう。忘れてたらこの世界を消滅させてしまう所でした」

危なかった......しかし、またくわからん。走馬灯でなんとか思い出した名前を言ったら、あっていた。


『冥界に戻りたいのだが?』

冥界の関係者の予感がしたのでカマをかけてみる。


「ちょうど私も帰るところです。一緒に行きましょう」

お!当たったようだ。


『体は?』

「今用意します」

目の前に体が現れて首をつけてもらえる。


「やっと喋れるよ。どうやって冥界に行くのだ?」

「また、お戯れを言って.....」

周囲が、一瞬で闇に包まれる。

移動している浮遊感があり、再び明るくなると信じられないほど豪華な品がある謁見の間の玉座の前に現れた。

席は2個あり、王女様用と王様用の雰囲気だ。


「おかえりなさい。ハーデス様」

ペルセポネが、女王の席だと思われる方に座った。

薄目をして私を見ている。

「ええと、私はハーデスなんでしょうか?」

「そ、う、で、す、よ」

無表情で片言で答える。


「全く、自覚も記憶もないんですが...どうすれば良いですかね?」

「何故、私の名前を?」

「それだけは、覚えていました」

物凄い笑顔で飛びつかれてキスをされる。

物凄い嬉しいが、全く記憶にない為に、恥ずかしさが上回る。

「ちょ、ちょっとまって、記憶戻す事に協力願う!」

無理やり引き離した。


「ああぁ、ほんとハーデスは、私の父のゼウスと違って凄い一途ね。一回浮気されたけど、記憶に私だけが残ってたから許しちゃう」

上機嫌のペルセポネである。


「浮気?」

「もういいわよ、ミントにしちゃったから」

ニヤニヤしているが、目が怖い。


「それで、思い出す方法は?」

「記憶を奪った奴を倒せば、帰ってくるわよ」

「それは誰です?」


「クロノスよ。私のお爺ちゃんかしらね」

「それって倒して良いものなのか?」


「うん。倒せたら惚れなおすわよ。クロノスは、時空を支配する神。未来も過去も丸見えで、自分を倒す者いれば、すぐに、その存在を飲み込んで強くなっていく。いま、ハーデス様が生きてるという事は、未来でクロノスをハーデス様が倒す未来が見えないという事です。逆に反逆する未来も見えていない。これはどう言う事かわかるかしら?」


「私に関する未来がクロノスには見えない?」

「正解。故にハーデス様はクロノスを倒せる可能性があるの」

記憶がない以前に、話についていけないというか、理解しきれん。

そもそも、クロノスは、私のお父さん?


「ま...まぁ、考えておきます...」

「記憶を戻さないつもりですか?」

物凄い形相してペルセポネが睨む。


バグから始まった旅も、クロノスを倒したら終わる予感がした。

なんとなくだが、私が産まれた原因もなんとなくだが、わかった来た。


「最後の質問だが、冥界は何処にあるんだ?」

「精霊界と対を為して、ハーデス様が転生した世界にあります」

そうか...そう言う事だったんだ....

セラフィムが精霊なのも、ケロベロスが冥界関係であった事も全て納得してた。


「最後の決戦は、何処が良いと思う?」

「冥界が、良いかと...他の場所では全てが滅ぶでしょうね」

「そうか....」


全ての時間


クロノスが、期待していた。


私が産まれたのは、自分より先に存在した神を創生する為なのを知った。


私が生み出した時に、偶然進化した存在。

その存在が、自分を産むために私を産み出した事を知るまでに長い時間が必要だった。


その役割が終わろうとしている。

終わる瞬間に、私はどうなるか?

それだけが楽しみだ。

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