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第042話 セラフィム

巨大な城の玉座に向かって、身長170cmぐらいで、凄いエロいプロポーションの黒のボンテージ姿で、肌の色が紫のベルゼブブが歩いている。

銀髪で白銀の瞳で、髪は、地面に付くほど長い。


玉座の前にたどり着くと、アスタロトが、膝を折ってベルゼブブに頭を下げる。


「お疲れさまです。ベルゼブブ様、手に持っているものを預かります」


リバイアサンの生首を、右手で持っていたが、アスタロトに渡す。

リバイアサンは、先程まで地獄界を仕切っていた半魚人の様な最強最悪の悪魔であったが、恐怖に歪んだ顔で首をベルゼブブに斬り落とされていた。


「弱いなぁ、こんな奴に地獄界が任されてたと思うと頭にくるね!それに比べて私の封印を一瞬で解いたアイツの事を考えると体が疼く!他の悪魔の封印もアイツなら一瞬で解くのかな?」

「そうでしょうね...サタンすら可能でしょう...全く存在が、この私をもってしても理解できませんでした....」

「どうにかして、奴を妾の元に...」

目の前に天界の門がある。


だが、地獄門と同じで、天界からは開けれるが、地上界からは開けれないようだ....

召喚が嫌だったのと、色々興味があったんで召喚せずに、ここまできたのだが.....結局、奴らを召喚するのか!


『カブリエル!!聞こえるか?』

.......念話でも同一フィールドにいないと無理っぽい。


「リュウジ、準備が終わったぞ!」

突然、背後からクトゥルフに羽交い締めにされる。

旅立ったんじゃなかったのか?


「一緒に、私の星に来ないか?歓迎するぞ」

「お断りし.....」


メキ、メキ....ブチィ!


クトゥルフに締め殺されてバラバラになるが、すぐに結合して復活する。

「ほぉ、私に敵対するのか?」

少しマジで怒る。普通なら死んでるからな。


「すまない、リュウジなら死なないって、わかってたし、私が戯れても死なない人間が、初めてで嬉しくて!」

嬉しいと殺すのか!


「元の星に帰るのか?」

「帰りたいんだけど、リュウジを連れて行かないと帰れないんだよ」

「え??」

「旅の目的が、他の星でツガイを探して来ることさ!」

「へ??」

「今まで、周った星でリュウジが一番!ギルガメッシュとの戦いも見た!ギルガメッシュは、私より強かった。それを倒したから、リュウジが結婚相手だ!」

ふふふ....それは良い事を聞いた....


「クトゥルフよ!ギルガメッシュを倒したのは、ブレカだ!!」

「なんだと!!あの何回も死んでる奴か?」

「そうだ!しかも彼は、君が好きだ!!ストライクだ。」

「そうだったのか!!」

「今、送ってあげるから行っておいで!」

「わかった!」

顔を真っ赤にしてクトゥルフがモジモジしている。

超可愛いんだけど!これで人間だったら!!

崇拝や信仰はあっても、好かれたことがなくて、初体験なのかもしれない。


転移でブレカの所に連れて行く。

ついでに宇宙船も持っていった。


2人が上手く行くと良いな!!クトゥルフのフラグは、無事回避した、うふふ。

私が普通の女性に出会う日は、いつだろう?


ガチャ


音がするので振り向くと、天界の門がわずかに開いて、こちらを覗いている奴がいる。

気がついてダッシュで、門に滑り込もうとしたが、閉められた....

ワザとか?

次に開くのを、目の前で10分待つ.....

反応がない.....

少し離れて行くと、


ガチャ


音がするので振り向くと、天界の門がわずかに開いて、こちらを覗いている奴がいる。

気がついてダッシュで、門に滑り込もうとしたが、閉められた....

ワザとか?

次に開くのを、目の前で10分待つ.....

反応がない......向こうから気配でもわかるのか?

少し離れて行くと、


ガチャ


接近すると閉められるので、覗いている奴のステータスを見よう。


名前 セラフィム

性別 なし

種族 精霊

状態 正常


レベル8921

生命力 286429/286429

魔力 1922964/192964

攻撃力 42417+1000

防御力 4191+1000


スキル

空間魔法 レベル78

全属性魔法 レベル5421

全魔法耐性 レベル1812


装備

熾天使の証(全補正+1000)


セラフィムって熾天使の天使で最上位だと思ったが、精霊だったのか...

天界と地獄界で比較すると、地獄のケロベロスに対する天界のセラフィムなのかな?

めちゃくちゃ強い上に、強さが類似している。


「セラフィム、門に入りたいんだけど!」

とりあえず、話しかける。


「ギルガメッシュは?」

「友の元へ旅立ったよ」

「.......何ですって!私を置いて!許さない!」

門から出てきた。


身長150cmの16歳ぐらいの女の子?

髪が燃えるような真っ赤で空に向かって伸びて蛇のように見える。

瞳も真っ赤だ。

羽根が六枚あって、二枚が頭に、二枚が脚に、二枚が大きく背中についている。

その手には神を讃えるサンクトュスの歌詞が刻まれた旗を持っていた。

だが....また裸かよ!服きろ!


今だ!ダッシュで門の隙間に入り込む。

「あ!」

急いでセラフィムが、閉めたが間に合わなかった。

無事に中に入ると、光の広場の真ん中に天空の門が立っていて、裏には何もなく転移門のように見える。


「勝手に入ったな!」

旗をこちらに向けて、頬を膨らまして怒っている。

「ルシファーに会いたいんですけど」

「ルシファーならミカエルと一緒に、光の塔に幽閉されてるよ」

「え??」

「メタトロン、ラジエル、ラグエル、サリエル、レミエルと討論になって、喧嘩して負けたのだ」

「理由は?」

「それは、ルシファーが主張するように天界と地上界を閉じたら信仰が下がって弱るからな。嫌がる天使は多いだろう」

内輪揉めなので、どっちが正しいとか判断できないな。


「それより、お前、人間だろ。呼ばれてないのに入っちゃ駄目だ。出てけ!」

流石に、セラフィムとは戦いたくないな。


「カ、カブリエルに呼ばれてますよ」

カブを利用する。

「本当か?」

「はい」

「あははァ!この嘘つきが!だから人間は許せん!カブリエルは、ミカエルを守ってラジエル、ラグエルの攻撃で消滅した。復活には、数百年かかるぞ?フレアバーニング!」


旗の先端から火炎放射が、私を直撃する。

燃え尽きるが、すぐさま再生する。

だが、服が燃え尽きて裸だ...

破壊不能装備を探す必要を感じる。


「え?お前、人間じゃないな?」

「いいえ、人間です....」

「また、嘘言ったな!!!!人間が、一瞬で復活するわけないだろ!もう、許さないぞ!」


「エターナルプリズン!」


しまった!空間魔法かよ....

真っ暗な空間に一人で浮かんでいる。漆黒だ....

「ファイヤーボール」


目の前に、火の玉ができて飛んでいく。

周りを照らすが、何もなかった....

まぁ、ちょうどカブリエル復活させるつもりだったし、いいか...


「使役召喚 カブリエル!」


光の粒子が、周囲から現れて収縮して天使服のカブリエルが復活した。

「リュウジ!愛だな!裸で待機とは!その気だな!」

お!まずい!急いで服を装備する。


「愛じゃないけど?ミカエルやルシファーを守って、消されたって聞いて感動しただけだ。なにか悪い物でも食べたのか?」

「元より!慈愛の神だぞ!先に天界に戻って、リュウジを逃がさない作戦を立てるつもりがやられたよ」

それは、倒されて良かった!


カブリエルの良い点は、知り合いには物凄い優しい、ツンデレっぽい点だな。

悪い点は、知らない奴には容赦がない....初めて会ったとき、いきなり殺されたからな...


「セラフィムに空間魔法で閉じ込められた。抜けれるか?」

「空間魔法以上の魔力消費で壊せるけど、私はセラフィムより弱いから無理だな。メタトロン呼べば確定で壊せるぞ」

うぁ、呼んだら怖そうだな....


考えている時に、空間にヒビが入って割れて通常空間に戻る。

あ!カブリエルを使役召喚して魔力がドンドン減っていくのだが、周囲の魔力から吸収したから空間の魔力が無くなって自壊したみたいだ!

本来絶対に起きない現象だな、恐るべしマイナス魔力!


「え!なんで抜けれる?なんでカブリエルがいるの!!」

セラフィムが、動揺している。


「カブリエル、私が人間であるって教えてあげて!」

「リュウジは、人間離れしてるけど人間だよ!どう考えても人間じゃないけど人間だよ!」

うむ..これで納得するのか?


「カブリエルと知り合いで、人間だと嘘がつけない天使が言うのであれば、お前は嘘をついていないのだな?」

「はい」

「今までは、私のミスだな。謝罪しよう!好きなようにするがよい!」

裸で、大の字で仰向けで寝そべった....丸見えだし!


「じゃあ、服着て?」

アイテムボックスから、サイズが合う服を出して投げつける。


「なんと!下界の服か!これは!」

着かたが分からず、時間がかかるが着込んだ。

ちょうどいい服が、メイド服しかなかったのでメイドのセラフィムが現れる。


「それが、リュウジの趣味なのか、覚えておこう!」

「サイズがそれしかなかったんだ!」

「お前は、リュウジと言うのだな、存在してから天界の門を見守り、神々に賛美歌を贈ていたが、初めて物をもらったぞ、これほど嬉しいのだな!気に入った!神々が復活するまで付いていこう!」

「お断りします!」

「ええぇぇ」

セラフィムが、崩れ落ちて泣きそうになっている。


「リュウジは、誰でも断るなぁ。だが、私は使役召喚!永久についていくよ!!あははぁぁ!!」

怖いよ!人間の美しい女性なら断らないよ!


「使役解除.....ええ?」

解除できず、魔力が常に減っていく。


「はまったな!リュウジ!もう貴様は、私から離れられない!毎回、使役召喚の際に契約内容が自由であったので、呼ばれたら破棄できないように契約を書き換える計画だったのだ!既に書き換えた!」

こいつ!わざと消滅したんじゃないか?策略家か?だが、盲点が一個あるな。


「カブ...私がお前を消滅させれば、よいだけだが....」

「な!しまった、まさか召喚者が攻撃してくることを考えに入れてなかった!だが、リュウジならそんなことはしな...するな...すみません、契約書戻すんでゆるして」

「このままでいいですよ、夜にへんな事しないでください」

「それは、もちろんしませんよ。うふぅぅ」

怪しすぎる...


セラフィムが泣き出した..まるで讃美歌のような泣き方である..

天界が揺れ始める。

「リュウジ、止めないと天界がヤバいことになる。聖戦とか発動するぞ」

なんだそりゃ!

「セラフィム、そこまで思ってくれるなら。ついてきてよいですよ」

とたんに、こちらをチラ見して、泣き止んだ。駄々っ子の鳴きまね?


「本当!じゃぁついていく!」

涙を拭きながら笑って、抱きしめられて、絞殺された...

そして、復活する。


「手加減を覚えてください...」

「セラフィム、リュウジの良い点は、冗談で殺しても平気な点だ!初めて会った時も殺しちゃったしな!」

「ええ!それは興味深い!聞かせてください!」

こいつら...


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