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フォーブレインズ~四人の探偵の事件簿~

作者: 夜霧 裕

ずっと書きたかったミステリーの短編です


この世には解決してはならない事件が存在している

その事件とは今から20年前に起きた殺人事件で、被害者は探偵で容疑者が3名

しかし容疑者3名にはアリバイが成立し、事件は未解決のまま、捜査は打ち切られた

その後、その事件の捜査をしていた4人の刑事と容疑者3人は死んでしまった

その事件を解決しようとした人物と無実の容疑者が死ぬ理由は分からないが、その事件は呪われていると言われるようになった





探偵殺人事件が起きてから20年が経過し、四人の探偵がその事件の解決に挑む





~東の探偵の東龍斗(あずまりゅうと)の場合~


独自に調べて探偵殺人事件の場所に着いた

「ここが二十年前に探偵殺人事件が起きた公園か············」

痕跡などはなく、殺人事件現場という証明となるものもない

大方、証拠品は二十年前に回収されてしまったのだろう

「························しばらく考えたが真相は分からないな

しかし俺が調べた限り、この事件に関わった人物は死ぬという噂があるからやめておくか」

俺はその場から立ち去ろうとした時に一人の黒服を着た男とぶつかった

その男が持っていた包丁がぶつかった時に俺の心臓に突き刺さり、それが致命傷となったようで意識が途絶えた





~西の探偵の西園真凜(さいおんまりん)の場合~


私は、東の探偵の東君と同じ探偵で連絡が取れなくなったので彼が向かうと言っていた二十年前の殺人事件が起きた公園に来た

そこには、誰もいなかった

しかし、そこには血文字で真凜、逃げろと書かれていた

おそらく、東君が残したメッセージかもしれない

しばらく考えてから私は

「············もしかして、事件の呪いかな?」

という疑問を抱き始めた

聞いたことがあったけれど、まさかあの事件に関わった人物が死ぬという噂が事実だと思っていなかったので私は愕然とした

どこからか分からないけど男の声が聞こえてきた

「また、探偵か!俺様の邪魔をする気か············」

私はこのままでは殺されると思い、逃げようとしたが、気づくのが遅かったようで黒服の男に後ろから包丁で心臓を刺されていた

私の意識はそこで途絶えた





~南の探偵の南隣大翔(なんりんひろと)の場合~


仲間の探偵の東龍斗や西園真凜との連絡が取れなくなり、同じ探偵事務所の探偵が2人も消息不明になったので不審に感じた僕は、2人が向かうと言っていたあの事件が起きた公園に来た

所持品や痕跡などは落ちていなかったので二人がどうなったかということは分からなかった

物陰に誰が隠れている気配を先程から感じていた

しばらく考えてから

「························そこにいるのは二十年前の探偵殺人事件の犯人か? 僕はその事件の真相を知りたいだけの探偵だ」

と隠れている奴に向かって言った

すると、隠れていた人物の気配が消えた

目の前に黒服の男が立っていた

僕は、硬直状態に陥り、動けなくなってしまった

その隙に男に包丁で僕の心臓を刺され、意識が途絶えた





~北の探偵の北谷沙織(ほくやさおり)の場合~


仲間の探偵の東龍斗や西園真凜や南隣大翔との連絡が取れなくなり、同じ探偵事務所の探偵が3人も消息不明になり、探偵事務所の探偵はあたしだけになってしまったので3人が行くと言っていた、あの事件が起きた公園に向かった

すると黒服の男が待ち構えていた

しかしあたしは3人の探偵仲間を殺した人物がこの男だと知っている

なぜなら監視カメラを設置して映像を解析していたからだ

そしてあたしは男に

「············警察なら呼んであるから大人しくしな! あたしの探偵仲間殺害した罪は重いからね」

と言った

五分くらい経過すると、男は抵抗せず、警察に逮捕された





翌日、その男は探偵殺人事件の犯人だと分かり、無事に犯人が見つかったことにより事件は解決し、事件の呪いという噂はなくなった


ミステリー作品を書くのが苦手なので生暖かい目でご覧下さい

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