表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
72/73

第11回


 メイド咲夜は、先ほどにとりが慌てて割ってしまった皿を片付けていた。

 そしてさとりが瞳を閉じる。すると何か悩ましい表情になった。


小傘「さとり~?」

さとり「……」


 小傘の声にも反応がない。おそらく冗談ではないらしい。そこから数十秒後、さとりは目を開けた。


さとり「さら……われた…」

小傘「さらわれた?」

魔理沙「ああ、皿は割れてるな」


 そしてメイドさんである咲夜が食器を運び終わると、厨房にいる調理担当のお姉さんに声をかけた。


咲夜「すみません。割れたお皿、どこに置いておけばいいですっけ?」

バイトの先輩「ああ、適当に燃えないゴミで。いやぁ、お疲れ様」


 お客にはあまり聞こえないような声量での会話だったが、確かに皿が割れた話をしている。


さとり「ね?当たったでしょ」

魔理沙「え?まぐれっしょ?ってか考えてることが分かるっていうか、予想じゃん」

さとり「ぐぬぬ……」

魔理沙「あれれ?反論しないの?」

さとり「魔理沙の意地悪!」


 そしてさとりは拗ねてしまった。


魔理沙「ええ~?だったらもう1回やってみてよ。例えばさ、今私が考えてること、当ててみ」

さとり「分かったわ!絶対当てるから覚悟なさい」


 そしてさとりは再び瞳を閉じた。が……


さとり「ダメ、やっぱり1日1回が限度みたい」

魔理沙「なんだよそれ~」

さとり「明日!かならず学校で見せるから!私も最近できるようになったものだから、良く分かってないところもあるのよ」

魔理沙「はいはい」


     ◆◇◆


 そして、帰宅した霊夢。表札には「山田」と書かれている。


母「おかえり~」

霊夢「ただいま」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ