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第09回

魔理沙「ふぅ、なんとか追試も終わったぜ。」


 そう言いながら魔理沙はケータイを取り出した。友達たちはみなカフェに到着しており、個別にLINEで魔理沙にパフェの画像を送られていた。よくある嫌がらせである、同時に5件ほど入っていた。


魔理沙「くっそー!今行くから待ってろよ~!」


 返信もぜず、全力疾走で、駅前のカフェに向かった。


金髪の女の子「あ、あの霧雨さん…こ、これ」


 そう言いながら、恥ずかしそうに手紙を渡そうとする女の子に目もくれず、魔理沙は突っ走っていた。


魔理沙「ん?なんか呼ばれたような、まあいいか」

慧音「こらー霧雨、廊下は走るな」

魔理沙「すいませーん!!」


 そして数十秒後、魔理沙の足音は聞こえなくなった。

 ぱたりと廊下に崩れ落ちる女の子。


アリス「えーん、また渡せなかったよぅ」


 そして、少し遠くからアリスの様子をうかがえる図書室のドアからアリスの友達らしき女の子が現れる。


パチュリー「今日はいけると思ったんだけどなぁ」

アリス「うん、ごめん……」

パチュリー「言葉で言えないのなら、手紙にすればいい。でも何かしらのジャマが必ず入ってしまうのよね」

アリス「やっぱり、諦めようかな……」

パチュリー「そうやって、中学2年から高校2年まで、あんたずっとそんな感じじゃない。だいたいここの高校に入るのだって、霧雨さん目当てだったんでしょ、ずるずるこのまま、また卒業する気?」

アリス「ご、ごめんなさぁい、パチェちゃんにまで迷惑かけて」

パチュリー「迷惑?別に迷惑なんてかかってないわよ。学校と家近いしちょうど良かったわ、それにアリスと一緒の学校がいいしね」

アリス「パチェちゃん……そうだよね、私頑張ってみる!恋愛経験豊富なパチェちゃんがついてるんだもん!ぶつかっていくね!」


     ◆◇◆


 そして魔理沙はカフェに到着した。


咲夜「いらっしゃいませ」

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