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第08回

咲夜「かしこまりました、スプーンですね」


 そのスプーンを拾う咲夜。それをダイニングに運ぶ。にとりはスプーンを待って咲夜を見守っている。そして、咲夜は胸ポケットに入ったソレを取り出し、にとりにちらつかせる。


にとり「……え?」


 さすがのにとりも違和感に気付く。そして次の瞬間、そのスプーンではない先端の尖ったソレを、にとりに目掛け投げつけた。


にとり「ぎゃああ~~~!」

咲夜「……ザ・ワールド」


 咲夜は小さく呟く。その瞬間、咲夜は時の支配者となった。時計は止まり、人はその咲夜の世界に介入することは不可能。咲夜はやらねばならないことを的確にこなした。そして時は動き出す。


にとり「………へ?」


 気付いた時には、ナイフは消えていた。


咲夜「お待たせいたしました、どうかなされましたか?」


にとり「あ…ありのまま 今 起こった事を話すぜ!俺はあのメイドから急にナイフを投げつけられた、と思ったらいつのまにか机にスプーンが置かれていた。な……何を言っているのか分からねーと思うが俺も何をされたのか分からなかった……催眠術だとか超スピードだとかそんなチャチなもんじゃあ断じてねえ、もっと恐ろしいものの片鱗を味わったぜ……」


咲夜「丁寧なご解説ありがとうございます」


 周りの客も何が起きているのか分かっていない様子。

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