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第03回

     ◆◇◆


 時を同じくして、ここは秋葉原のとあるメイドカフェ。今日は休日だということもあり、お客で賑わっている。


客「す、すみません。チェキお願いしてもいいですか?」

咲夜「私ですか?は、はい大丈夫です(顔を真っ赤にしながら)」


 そこにいたのは紅魔館の元メイド長、十六夜咲夜だった。急いで、チェキを取りにカフェの関係者部屋に入る。


咲夜「はぁ、なんだか私にはこの仕事向いてないのかも」

バイトの同僚「そんなことないですよ咲夜さん!むしろメイド服あっての咲夜さんですし。まさに完全で瀟洒な従者!ついでにナイフとか持ったら似合うかも?」

咲夜「ナイフ、包丁ですか……厨房の方が合ってるってことでしょうか?」

バイトの同僚「いやそうじゃないんだけど、なんだろうこのデジャヴ……」


 バイトの同僚は首を傾げながら考える。そうしてチェキを持って咲夜は無事、お客さんとの撮影をこなした。


咲夜「いってらっしゃいませ、ご主人様」


 客を見送る時はこの挨拶。


咲夜「なんなんでしょう……」

バイトの先輩「どうした?」

咲夜「なんか、最近記憶がおかしくて。私、元々は本当のご主人様がいて、そこにお仕えし、日々働いていたような、外には霧の深い湖があって……」

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