第01回『少女達の逆神隠し(仮)』
ある日急に幻想郷が消え、外の世界に放り出された者達のお話。
霊夢「まさに逆神隠しってヤツね……」
霊夢だけは、我が家にいたということもあり場所が良かったのか記憶を維持できていた。博麗神社は、幻想郷と外の世界の境界線に存在するゆえ、おそらくだが完全な被害を受けなかったのであろう。しかし、他のものは……
魔理沙「ちくしょー、また追試だぜ。みんなはもう新作パフェ食べてるんだろうなぁ」
状況を把握できない皆さんのために説明しよう。私の悪友、魔理沙はセーラー服を着て今も教室の窓際の席で追試を受けている。おそらく先週のテストの結果が酷かったのだろう。霊夢はその様子を、廊下のドア越しにそれを覗きこんでいた。霊夢もセーラー服を着ている。
早苗「あの、どうですか?」
そう問いかけた体操着の女の子は早苗。この子は以前守矢神社の神だったが、今ではただの女学生。記憶も失っているようだ。
霊夢「うーん、やっぱり魔理沙もおかしくなってるわね」
早苗「おかしく?普通じゃありませんか?」
霊夢「アンタ、本当に記憶ないの?」
早苗「ほぇ?」
そこに一人の女教師が現れた。
慧音「おい、東風谷。放課後に体操着を着てどうした?お前は帰宅部だろ?」
早苗「あの、実は彼女に制服を……」
霊夢「こらこらこら」
霊夢に肩を押されながら、あたふたする早苗。霊夢はすぐにここから立ち去ろうとする。
早苗「あ、いやなんでもないんです。帰ります~!慧音先生、さようなら~」
慧音「??」
こうして、二人は学校を出た。少し走ったので喉が乾いていたので、近くのコンビニでジュースを飲む。
※残響は鳴り止まずは、ちょっとお休み。




