第01回『残響は鳴り止まず』
「紅魔館は、確かあっちの方角だったなー」
魔理沙に連れられて、私たちは妖怪の山のふもとまで来ていた。この辺に確か霧の湖があって。
「あったあった!」
魔理沙が指差したところに二人は降りた。そこにはいつもどおりの門番がいた。
「また寝てるわね」
「こいつ、こんなんで給料もらえてるとか、楽すぎるぜ」
「にしても、紅魔館で騒ぎがあるって言ってたのに、何もないじゃない」
「いや、霊夢。耳を澄ませてみろ」
「はぁ?」
言われた通りに、じっと外の音を聞いてみた。
「お姉さまのバカー!!!」
「バカっていったアンタがバカなのよー!!」
「そんなことないもん!!!」
なにやら館の中で騒ぎが起きてるようだ。
「多分、レミリアとフランね」
「だろーな。とりあえず、ちょっとお邪魔しようぜ」
とりあえず、完全に爆睡している美鈴を横目に、館にお邪魔させてもらうことにした。
「レミリア様!落ち着いて」
「いいえ、今日こそはもう辛抱ならない!また地下室に幽閉してあげようかしら」
「ふーんだ!私悪くないもん!!」
部屋の中はもうメチャクチャになっていた。
「こ、こんにちは~……」
「あら、霊夢さん、魔理沙さん。こんにちは」
反応をしてくれたのは咲夜だった。喧嘩している二人は完全に無視。
「な、なんかあったのか?」
「いつものことですよ」
「いつものことだったら、いいんだけどさ」
いや良くないだろ。こんなのいっつもあったら。




