表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
50/73

第17回

「(ですから、早急に幽々子様をお助けお願いできればと!)」

「ムチャ言うわね~!」

「(す、すみません)」


 妖夢の願いはともかく、一刻も早くこのゲームを脱出しなければならない。だが、脱出する方法なんて、ゲームの中にはどこにも書いてないし、中断する方法もない。


「(おそらく、ゲームクリアが、唯一の脱出条件、と輝夜さんがおっしゃってます)」

「やっぱりそうよね~」


 クリアって言ったら、幽々子を救ったらクリアなのかしら?とにかく先に進むしかないみたいね。


「ちょっと待ってください~レイムさん!」


 後ろから聞き慣れた声がする。


「アンタ、よく逃げられたわね」


 罪袋だった。


「料理の味見をしてあげたら、すぐに逃がしてくれました。なんでも、紫さまに振る舞う料理だったようで、とても紫さまの舌にピッタリの上品で格別な料理でした。私としても紫さまと同じものを口にすることができて、非常に光栄でした!コックさんもすっかり上機嫌になってたのでウィンウィンですね!」

「まあ、よかったわね。さてじゃあ先に進むわよ」

「レイムさん、牢屋はこっちです」

「いや、幽々子は多分牢屋にはいないわ」

「え?」

「どうせ、紫のところにいるでしょう」


     ◆◇◆


 というわけで最上階についた。そこまでは、とてつもない量の敵を倒した。

 私にRPGの才能があるのか、このゲームがヌルゲーなのかは分からないが、かなりさくさく進んだ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ