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第14回
「(ゴメン)」
そんな話をしながらもう1週城の周りを探索していると、一人の男がなにやらキョロキョロと周りを伺っている。怪しい。
「あんた、なにしてんの」
「ぎょぎょ…!!!」
「ぎょぎょ?」
確実に何かやましいことをしようとしていました!という表情だ。
「あんた、もしかして城に侵入しようとしてた?」
「だ、誰にも言わないでくださいー!!!」
かなり素直なヤツだ。顔を見ると「罪」と書かれている。
「あれ、あんたどっかで会わなかったっけ?」
「いえ、初対面だと思います」
コイツ、前に会った罪袋だ。どうやらこっちの世界ではみんな記憶がないらしい。
「また紫?」
「ゆ、ゆかり様!?なぜそれを」
「なるほどね~」




