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第17回

「それよりはたて。なんで嘘発見器が地霊殿にあるの?」

「ああ、それは私も調査中でして!」

「何だ知らないのか……」

「でもでも!おそらく、さとりが香霖堂で買ったという目撃情報は出てるんですよ!」


「まあ本人に会ってみれば分かるでしょ!」


 というわけで玄関に来た。


「おじゃまします、さとり、いるー?」


シーン…ガチャ


「あ、いらっしゃい。霊夢」

「ああ、お燐。お久しぶり」

「どうかした?」

「いや、本当に用があるのは私じゃないんだけどね」

「まあ、立ち話もなんだし、入ってよ」


 比較的私はお燐とは友好的な関係だ。人懐っこいヤツだし。そして今だっ!と後ろから、二人のパパラッチが現れる。


バタンッ…


「ちょっと待ってください!話だけでも!取材!」

「(ドアの外から)マスコミの方はご遠慮ください」

「霊夢さん?!なんとかして?!文々。新聞が無くなったらこれじゃ山の天狗の子供たちが空腹で死んでしまいます……」

「花果子念報も廃部になってしまったら……子供たちが」


 アンタら、新聞で養ってたのか?初耳だ、絶対嘘でしょ。まあただでさえ幻想郷で少ない娯楽が減ってしまうのも困る。


「お燐、なんとかできない?」

「仕方ないな?、今回だけだよ…」


 文とはたても入れさせてもらえることになった。


「で、さっそくなんですが、さとりさんの取材をさせていただけないでしょうか?」


 いきなり本題に入る文。


「ん?さとりなら誰かと遊びに行ってるよ」

「あのさとりが!?」


 さとりと言えば、自分の心が読める能力のせいで人に避けられるどころか、最近では嫌われ者で一人地霊殿で引きこもってるって聞いてたけど。


「そうなんだよ、ペット以外にも遊べる方ができて、お燐は嬉しいような、悲しいような……」

「なるほど、アウトドアになっちゃったわけですね」

「あのさとりがそんなことになるなんて、おかしいわ!」

「やっぱり霊夢もそう思う?」


 全然人と関わろうとしなかったさとりだ、そんなのありえない。

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