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公園

作者: right

・注意・

中々うまく書けないもので、言い回しがおかしかったりします。

ご容赦ください。



しかし小説は難しい……。


 暗い夜道の中を、俺はただ一人で歩いている。


 上を見上げれば数多くの星達が煌き、真丸い月が優しく俺のことを包み込むように照らしていた。




 ――今日の忘年会は楽しかったな。




 普段は厳しい先輩達も、今日に限っては蔓延の笑顔をしていた。


 しかもそれだけではなく、事務所のあの子とも話をする機会があったのだ。




 高望みかもしれない。



 彼氏がすでにいるのかもしれない。




 そんなの関係無いとばかり、そのときはお互いのことを深入りしないように話し合ったのだ。


 ただ、それだけでも満足出来てしまった。






 時刻はすでに三時を過ぎようとしていた。



 今進んでいるところは所謂住宅街で、その先に俺の住むコーポが建っている。


 進む道にはところどころにある街灯のみが照らし、全ての住宅は寝静まりかえっていた。




 ふと、道の先に公園が見える。



 こんなところに公園なんてあっただろうか?


 いつもは気にせずに通り過ぎていたのだろう、とても小さな公園だ。




 大きさは横幅三〇m奥行き一五mくらいだろうか。


 綺麗に刈り取られた木々の造園が公園を囲み、その四隅にポツンポツンと大きめの木が立っている。


 中を覗けば、視界に入る滑り台とブランコ。



 そして中央に小さな砂場があった。




 ――俺も昔はこのくらいの小さな公園で遊んだんだよな。




 あのころは男女性別など気にもしなかった。


 近くに住んでいた女の子と一緒に訪れては、汚したり汚されたり、抱きついたり抱きつかれたり……



 あの頃は楽しかった。


 今思えば、あの子はとても可愛かった。






 俺の初恋だったのだと思う。




 ――こんなことを忘れてたなんてな。




 湧き上がる恋心と昔の思い出。



 そんな気持ちで公園に入ろうとしたんだが……






 女の声が聞こえる……



 ん、なんだ?



 まさか………











 「…ぁ、んんぅ……

  こ、こんなところで……

  ここじゃいやっ。誰か来るかも」




 「………」






 一気に気分が悪くなる。


 俺は公園に入るのを止めて家に足を進めて言った。






 ――くそっ!!

    俺も彼女ほしいぞっ!!



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