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始まりは…3 12月28日

「ノボル…」

甘い声がして唇が触れる。眼を開けるとそこにはジュディの顔があった。

「ジュディ」

ノボルは深い口づけを返すとその体を抱いた。


「参ったな…」

目が覚めるとそこは自分の部屋だった。


夢にまで見るとは…


自分のジュディの体への執着に笑いたくなった。

最近女を抱いてなかったせいか。

あの女にこうも執着するのは…


その夜仕事帰りにノボルは行きつけの店に行き、女の子を指名した。


いつものように乱暴に服を脱がせるとその体に触れた。

プロらしく喘ぎ声がノボルを興奮させる。


しかしその目をみた瞬間気持ちがなえるのが分かった。


違う…。


「悪い。やる気がうせた。」

ノボルは女の体から体を起こすとほてった体のまま、財布から札を何枚が出すと女に渡し、シャワールームに入った。

女は無言で床に散らばった服を拾い着替えると、部屋を出て行った。

ノボルが利用するのは高級な店で財布を盗んだりする女はいなかった。先ほど渡したのはチップで報酬は女に店から支払われるはずだった。


シャワーから熱めのお湯を出し、頭から浴びる。


くそっつ。


お湯を浴びながらノボルは舌打ちをした。

女の目を見た瞬間、ジュディの瞳を思い出し、あの夜の彼女の肢体が脳裏に浮かんだ。

そしてやる気がうせた。


もう一度抱けば気が治まるかもしれん…

いい体だったから忘れられないだけに違いない。


ノボルはそう決めるとシャワールームから出た。



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