表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/1

第1話:転校生

ある朝、風神剛は、同級生でいとこの箕輪利香子を後ろに乗せて自転車を走らせていた。

「うん、今日も良い天気だね。りかちゃん」

風神剛は、快調に自転車を走らせながら、りかちゃん、りかちゃんと声をかけた。

「もういい。降りる!とめて」

箕輪利香子は突然、声を上げて、いった。

風神剛は、驚いて自転車を止めた。

箕輪利香子は、自転車から降りると、ほっぺたをふくらませてスタスタと先を歩き始めた。

「おい、ちょっと待てよ。なんで急に怒り出すんだよ」

「馴れ馴れしくりかちゃん、りかちゃんって呼ぶからよ」

「って、いとこどうしなんだから別に良いじゃねえか」

「同じいとこでも、あんたじゃなく宗政兄ちゃんならね。宗政兄ちゃんがうちの学校に来るべきだったのよ」

剛は、自転車から降りて利香子のあとをついていった。

「宗政兄ちゃんなら、剣術も最高に腕が立つし、背が高いし、何よりかっこいいわ」

「その点、あんたはちびだし、剣術の腕も平凡。人並み。

なんであんたなんかが、剣術都内ナンバー1のうちの学校に来られたのか不思議でしかたないわ」

顔に汗を浮かべて、剛は、

「そんなこといったって・・・。僕が呼ばれたのは、学園理事長である君のお父さんから、直々に指名されたからじゃないか」

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ