表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
「いいね」で回すガチャアプリ ~異世界でSNS投稿していたら、最強冒険者へ成り上がっていました~  作者: 御手々ぽんた


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

27/110

選択

 私はそれぞれの拡張機能のメリット、デメリットを検討してみることにする。


 まずは、ステータスアプリの拡張。


「項目追加で、7000いいね、か。これにしても、5000いいねは残る。レア確定ガチャなら50回。もしくは動画の撮影時間延長か。この項目、何が増えるか、なんだよなー。項目追加1ってことは、普通に考えて2以降もあるんだよね。」


 私はスマホのステータスアプリを開く。


 ◇ステータス◇

 《ネーム》 クウ

 《アプリ》 ステータス ガチャlv1 投稿lv2(写真 動画5秒) 簡易鑑定アプリ

 《加護》  投稿神の祝福

 《スキル》 着火 スワタニ語理解(片言) 駆け足 魔力物質化


「改めて見ると、だいぶスキルが増えたなー。さて、果たして、ステータスの何の項目だろう。ゲームだったらHPかSTR、もしくは経験値とかだけど……。何か違う気がするなー。ネーム、アプリ、加護、スキルときてるからゲームとは、全然違うものが来そう。ちょっと、これは今はやめとくか。余裕が出来たらでー。」


 私は独り言を呟きながらステータスアプリを閉じる。


「次は投稿アプリの拡張か。これは、あれば嬉しい。どうやらすでに解放されている項目の強化っぽいし、安定感ある選択肢だ。写真が二枚送れるってのは、凄い魅力的。動画も、今回のエントオブノウレッジの件を見てもバズりやすそうだからなー。少しでも撮影時間、長い方が良いよね。五秒と六秒じゃあ、体感的にも、だいぶ違うもんなー」


 投稿したエントオブノウレッジの動画を見ながら、そのいいねの数に、一人、にまにまする私。


「最後は、ガチャアプリ。新ガチャ解放。まあ、これが大本命だよね。新ガチャが、そこにあるのに選ばない訳はないよね。まあ、唯一の心配は、何いいねで回せるガチャなのか、だよなー。ここまで、1いいね、100いいねと来ているから。次は1万いいねでSレア確定か? もしくは限定系ってことも……。」


 ガチャの魅力に完全におちているのを自覚しつつ、それでも一応他の要素がないかも考えてみる。


「そういや、帰りに倒れていたリスティア=アレスターだっけ。何でゴミの山に埋もれていたんだろう。簡易鑑定の結果的に、いかにもリスティア=アレスターの血液を原料にして、エントの培養をしていた風だったけど……。何にしてもきな臭いよね。トラブルの予感しかない。そういう意味でもガチャで強力なユニットかスキルを……」


 結局ガチャを拡張する方向に考えが傾く私。

 誘惑に弱い自分自身への最後の抵抗として、ひとまず寝て、明日の朝まで決断を延ばすことにする。

 そうと決めると、昼間の疲れが出たのだろう、あっという間に寝てしまった。


 そして翌日の朝。

 私はドォアテアルの街に響き渡る警報の鐘の音で、目が覚めた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ