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酔った勢いでの異世界生活  作者: ヒッソリさん
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酔った勢いでの異世界生活⑩近場での実践練習

壁lー゜)ヒッソリ 更新…。ここからはダイスケ、ミカ、ユウコのカタカナ名で行きます。

「おまたせ~。普通の焼き肉炒めだよ~。色々ごめんね。それと、ダイスケさん!無理に食べようとしないでください!それで食べた後に絶対、凄く美味しかったよ。とか言いながら、部屋に戻って苦しんでたりするんですよね!私がそんなのあとで知っちゃったら、惚れちゃうに決まってるじゃないですか!ミカさんとユウコさんも居るのに、彼女何人作る気ですか?天然ジゴロさんですか?」エミリが料理を持ってくるなりそんな事を言う。「まぁ、それがダイスケだよね~。無自覚だけど」とユウコが言う。それを聞いたミカは一瞬喜んだ表情を見せたかと思ったら、その後に複雑な表情をしてから呟いた。


「ユウコって・・・もしかしてダイスケの事好きなの・・・?」


「へ?好きだけど。って、ちょっと待ってねミカ。私がミカに嫌いな人間すすめる訳がないって意味だよ。転移した直後の聡志のセリフ覚えてる?あれ、言った直後だよ聡志の襟首掴んで、私に謝れって。こんな人間、私が嫌いな訳ないじゃん。エミリちゃんが言う天然ジゴロだよ。でも私はミカ程、恋愛脳じゃないからね。まぁ、ミカに捨てられて途方に暮れてるダイスケが、一人寂しく私の目の前に転がってたら考えが変わるかもしれないので、早く引っ付いて鎖につなぎなさい」


何だろう。すごくこの場に居ずらいこの会話は。天然ジゴロってなんだ?養殖ジゴロもいるのかな?ん~、こんなバカなことでも考えてないとこの場を乗り切れる気がしない・・・。恐るべき女子話。これ本人の前で話す話じゃないだろう。アレか?異世界につきもののハーレムってやつか?残念ながら俺にはそんな気概がない。元々、独り身で生きて行くつもりだったのだ。この異世界にきて経済力って現状が変わっても、本気で好きになる女性は一人だけだろう。日本の常識やら、一夫一妻制云々の問題じゃない。相手に失礼だからだ。俺はそんなことを黙々と考えながら、焼き肉炒めを必死に口に運んでいた。


「ごちそうさま、これも美味しかったよエミリ。さぁレベリングと行きたいところだけど、今日はもう昼過ぎだから、近場で弱い敵で実践練習をしよう」俺が早くこの会話を終わらせるべくそう提案すると、ミカとユウコの2人も「了解だよ~」と普段通りの返事をした。うん、普段道りだよな。エミリに見送られてその後、門の前の衛兵さん2人に挨拶して、街道を歩いていく。アルクの街周辺を適当に散策して行く。うん、実にのどかだ。空気が凄く美味しい。本当に建物一つない草原地帯だ。ここに勝手に家とか建てたらまずいのかな?とか考えてしまう。


ふと右側に森林地帯が見えてきた。あの森林の中何か居そうだなぁ。俺は遠視スキルを使って確認すると近場にゴブリンが3匹いた。「ん、ゴブリン3匹発見」俺がミカとユウコにそう告げると、「ゴブリンか慣れないと駄目だよね・・・」とミカが呟く「えっと、ここは私のゴレちゃんで倒していいかな?」とユウコが言った。ここはユウコに任せるとしよう。「よし、ユウコのお手並み拝見といこう」俺がそう言うとユウコは「クリエイトアースゴーレム!」と叫びながら指さすとその先に土の巨人が出来上がった。ゴブリンたちと俺たちのちょうど中間地点に突如現れた土の巨人にゴブリンたちは直ぐに気付いたが、逃げる事はせずに、なんと土の巨人に向って行った。えっと、あいつらって知能低いのかな?


「さぁ、ゴレちゃん。やっておしまい!」向ってきた1匹目のゴブリンは振り回された右手に当たって倒れて起き上がらない。2匹目のゴブリンは振り上げた右腕が叩き下ろされて倒れ、最後の1匹は左手のパンチでKOだった。「えっと、これって俺達PT組んでるけど俺とかミカにも経験入ったのかな?」俺がそう聞くと、「私は全く実感ないよ」とミカが言う「私は経験になってるっぽい」とユウコが言う。つまりは、戦闘中に何かしらの行動をしないと経験が入らないって事みたいだ。まぁ、普通に考えればそうだよなぁ。「えっとミカ、魔石取ってみる?」俺がミカの顔を見ながらそう言うと「うん、取って来るよ」と言って俺にうなずいて駆けて行った。そして3個の魔石を取ってきてユウコに渡した。


「これはユウコのだね。魔石回収させてくれてありがとう。うん、大丈夫っぽいよ。まだ突然のスプラッタとかが出たら無理だと思うけど」「でわ、残りの死体は集めてゴレちゃんを上で溶かしておこう」ユウコがそう言うと、土の巨人が3体の死体を集めてその上にかぶさる様に土の巨人が消えて行った。残ったのは土の山である。「ゴーレムって便利だね。埋葬もできちゃうんだ」ミカが羨ましそうに呟いていた。

「ん~特にゴブリンの巣ってわけでもなさそうだし、もういないみたいだね。もう少し散策してみる?それとも明日の為に今日は休む?」俺がそう言うと、「私は魔石回収に慣れたからもういいかな?」「私もゴレちゃん出すまでもない敵しか居なそうだしもういいかな?」と2人が言うので今日のところはシルバーラビットに戻ることにした。

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