第四話『始めての戦闘』
もう死にそうです。
就職試験があるって言うのに、さらにテスト期間ってもう駄目かもです。
では後書きで会いましょう
注意・・・どこか抜けている文字やおかしい文字があります。暇時間があったら直すのでよろしくお願いいたします
ーーーーガチャガチャ
何かの準備をしている音がする。俺はまだ意識がぼやけていた。そして、驚いたことに、体が動かない、何故動かない?
疑問を抱きながら体を動かす、そしたらジャラジャラと音がなる、まるで楔で、繋がっているようだ。
自分の腕を見てみる、何かが腕に付いてるのが気づく、え・・・
意識がだんだん晴れて行く、見た部屋は、見たことがない物や、人間の部位らしいものが沢山置いてあった。
「う・・・・」
奥の部屋から血臭い匂いが感じる、それにつれて、体が震えだした。
「ヤバい・・・」
ここから逃げようとしたが、体が動かない。よく見てみると、手足に楔で繋がっていた。寝かされている台は、前世で言ったら手術室にある台だ。
足音が聞こえる俺の所へ向かってきてる。
魔力を使おうとしたが、体がまだ麻痺って魔力が込められない。
つれて足音が大きくなっていく・・・
そして、俺の居る部屋に入ってきた男性
血臭い部屋から来た男性は、俺の横で何かを準備してた。俺は、その男性をよく見た・・・信じられなかった。俺をこんなことにした男性は、
「ーーーーお父さん」
準備してた男性正体は、ラクトアだった。それに気づいたラクトアは、
「起きちゃったか。ユウキ」
「何でこんなことするの?」
俺は聞く、聞かないと自分がおかしくなるぐらい辛いから
「ユウキを強くしたいから・・だから俺はお前をこうした。」
ただ聞いていた。
「ユウキは属性魔術も剣聖の資格すら無かった。だけど、俺は知っている・・・属性魔術も無く、剣聖の資格が無くても、ユウキはひたすら修行に励んでいるのは、一番辛いのは、ユウキなのに・・・俺とユウキを重ねてしまう。だから見ると辛くなる。」
ただ聞くことしか、できなかった。
「ねぇ・・・ユウキ?亜人魔術って知ってるかな、人間以外の種族が使う魔術さ、これからユウキには、亜人魔術を教えて上げたい・・・でも、普通の人間じゃ・・・亜人魔術は出来ないよね?だから俺は『これ』を使うとするよ」
ラクトアが出した物は注射器のような物だった。その中には、得たいの知れない赤いものだった・・
「これはね・・・影人狼種の血なんだ、これを今からユウキの体内に入れようと思う。普通なら、魔力が暴走して、体が朽ちるけど、ユウキの魔眼があるから問題ないね・・・じゃ行こうか!」
そう言って、ラクトアは俺の肩に注射器を注す。
「がぁ・・・・・」
「あぁぁぁぁぁぁ」
痛い痛い痛い痛い、体が焼けるように痛い、何かが出てきそうだ。足はじたばたし、意識が飛びかけた・・・
そして、俺に注した注射器の中身は無かった。
「はぁはぁ・・・」
「流石ユウキだ!自慢の子だよ、だけどねこれ一本じゃ足りないから、影人狼種の三人分の血は用意したからね。これを耐えれば、君はもっと強くなれる。そして継ぐのだ、アーウィン家を!」
「お父さん・・・もう・・やめてくださ・・い」
「ごめんな、ユウキ・・・俺だってしたくない。でも君を死なせないためには仕方ないのだ!だから俺を恨んでも、憎んでも良いから、耐えてくれ!」
そう言って、また、俺の肩に赤いものが入ってた注射器を肩に注した。
「あぁぁぁぁぁぁぁぁ」
「ごめんごめんごめんごめんごめん」
ラクトアは、涙を流しながら、そう言った
沈んでいく・・・何回も何回も何回も注射器に注されていく、意識が・・・・ぼやけていた。そして意識が切れる寸前にラクトアの言葉が聞こえた
「ごめんな・・・俺はもう長くない」
その言葉が聞いた瞬間
ーー ブツリと消えた
ーーー
「あぁぁぁ!」
焦って起きた。だけど自分の部屋に居た・・・
夢かと思ったが、あまりにもハッキリし過ぎだ。きっと修行で疲れているんだ。
そう言って自分に言い聞かせた。そして俺は洗面台に行き、修行の支度をしてた。だけど信じられなかった出来事が起きた。
服を着替える時に肩が痛かった。何だろうと思い見た瞬間背筋が凍るようだった。
「え・・・・」
思わず声を出してしまった。そう・・・俺の肩に注射器で注した後が何十個の跡が残っていた。
俺は夢だと思った。いや夢でいてほしかった。だが既にその願いは、閉ざされたのであった。
ラクトアのことは、忘れよう、今は修行が大事だ。
そう言って、俺は外に出た・・・
ーーー
あれから数日が経過した。
あれから剣技、流派、魔術は上達していった。あらからラクトアの姿を見た者は、居ないらしい。オーダに聞いたら。
「親父のことだから、いつか帰ってくる」と言っていた。俺はラクトアのことは知らないが、あの行動を見れば、ラクトアはヤバい奴にしか見えなくなった。
そう言って俺の肩を抑える、最近のことなんだが、俺の体に異変が起きた。
たまたま外へ歩いていると、俺の影がうねうねしていた。初めは日の向きで、影の向きが、変わってるだけかと思ったら違った。
修行が終わって、休憩に背を伸ばしたり、足を伸ばしたりとリラックスしてたけど、手を伸ばしたら、影が伸びて、ビックリした、他には木の方向に石を投げたら、影が石を覆って木にぶつけたら、木の中に食い込んで、驚いたな。
これは、あの件のラクトアの仕業だとすぐ分かった。ラクトアが持ってきた注射器の中身は「影人狼種」の血だろ。
「影人狼種」の魔術は、影を使う魔術と聞く・・・多分だが、俺の中に「影人狼種」の血が入った瞬間、俺の体はどうやら「影人狼種」の亜人魔術を使えるようになったらしい。
こうやって、生きていけるのは、俺の左目・・《魔眼》のお陰なんだろう。俺もよく《魔眼》のことは知らないが、早く調べたいところだ・・・
これが今俺の体に起きている異変だ。
ーーー
俺には属性魔術や剣聖の資格はないが、それでも、俺に教えてくれているオーダは尊敬している。
体力や魔力の量が増えてきた、途端に一変した。
修行がまた厳しくなった。
素振りとか、魔力の修行は慣れたが。剣技と流派は難易度が上がった。
今習っている流派は《無心派》だ。
初めは、目を瞑って、オーダの攻撃を避ける修行をしたが、見事に全て受けた。そしてらオーダは厳しく指摘した。
「ユウキ!もっと研ぎ澄ませ、相手の行動を読め、そうすれば行ける。」
あれから練習して、やっとコツを掴めた時には三週間はかかった。今じゃ余裕に避けられるようになった。
そしてオーダからの攻撃全て避けきった。
「いいじゃねーか、よし一段合格だ!おめでとう」
俺は嬉しくて、跳び跳ねた。初めて流派一段を合格して、泣きそうになった。
それを見たオーダは、「ユウキ、喜んでいる最中に悪いが、《無心流》の二段に行こう」
そっこう二段への修行が始まったのであった。
「今度は、《無心流》の奥義を教えよう・・《無心流》の二段は奥義だからな。その名は《無殺》だ」
俺はオーダの説明を受けた。説明だけ聞いていると、とても難しいと思った。
《無殺》とは、相手の攻撃を避け、がら空きになった相手を高速で斬る技だ。
剣に魔力を纏わせることにより一瞬的に早くなるらしい。もしも剣を魔力に纏わせたままでいくと、ただ単に剣に魔力を込めたまま攻撃と変わらないらしい。
「ここまで、ユウキ良くなってきたな。だが剣を魔力に纏わす時間が少し遅いかな。早かったら完璧だ。」
フォローしてくれた。
最近ラクトアの姿を見ない。だから今、家族は俺と合わせて、二人だ。とても寂しい気分だった。
でも才能がない俺を優しくしてくれたオーダやラクトア、ラクトアには一様感謝はしてるが、どうも好きにならない。普通なら捨てられるのが妥当だった。けどオーダは俺に合わせて、修行してくれている。だから今は楽しい。
オーダは俺の面倒しっかり見てくる・・飯も作れるし、掃除もできる、そして強い!こんな完璧な人間は前世に言っても少ないだろ。
あれから、ずっと自分の今後についてを考えていた。
その中で、いくつか思い付いたことがある。
一つ目は冒険者になることだ。理由は大きくなったら、この村からは、去る予定だ。強くなるには実践を積み重ねが大事だ。
修行見たいにゆっくりは無理だろう。人と魔物の戦闘を見れば、魔物の行動が見えるが、それじゃ・・・ただ見ているだけの最低男にはなりたくないからな・・・やっぱり一人で、戦うしかないか。
二つ目は、学園に入ること、オーダから話を聞くと魔術だけでなく、様々な流派の剣技も教えているみたいだ。
流派にはもっと興味があるが、それよりも、剣技を覚えたい。そして、一番気になるのは、図書室だ。理由は、知識や魔物に関して、調べたいからだ。それに剣狼のことも・・・だから俺から見れば学園は魅力の塊でしかない。早く行きたい!
それに魔術への対処法、魔物への戦い方も勉強できるということを聞いた。
魔術への対処法はありがたい、剣しか持てない俺には、よい話だ。
使い道が少ないとされる。
無属性魔術も、学園では盛んに研究や実験が行われているとも聞いた。
ここはとても興味深い。
《魔想耐久》や《魔像限界》以外の無属性魔術を教わることができたら、さらに戦い方に幅が増やせそうだ
と、いろいろ考えたが、俺はやっぱり無属性を極めた方が良いと思う。学園に行くか、行かないかは、悩んでいる暇がなかった。理由は、オーダが強制に入るように頼んだらしい。
学園で自分に見合った剣技を学んでから、その流派や魔術で道場に入るのも手だろう。
入学金に関しては、全然問題ない。
オーダと同じ《剣聖》がこの学園を出ているというのも気になるし、学園に行こうと思った理由の一つだ。
学園では問題が一つあった。
「・・・友達できるかな?」
前世では、頑張って話しかけたけど、気持ち悪いって言われて心が折れかけたことがあったな。
どうせ学園に行くんだ。誰にも話さないなんて、無理だしな。コミュニケーションが絶望的に無い俺には、友達作りの方が流派より難しいと思う。
オーダに聞けばいいだろうか?後で、教えてもらうとしよう。
学園に入学が可能となるのは十二歳からと決められている。
俺は今は五歳だから、入学まであと七年、その間に、コミュニケーションを鍛えないと、じゃなきゃ、前世と同じで、友達が居ないなんて、絶対に嫌だしな。
入学の条件が十二歳以上だから、それ以降でも入学は可能だ。前世だったら留年だな。
貴族なんかは、十二歳になっても入学せずに、学園でいい実績や成績を収められる実力を身に付けてから入学する者もいるらしい。オーダは十八歳に入学し、師匠にやられまくったらしい。
未だに、念に持っている。
だけど、俺は時間を無駄にしたくない。いちよう剣聖選抜は興味があるので参加はする。だから時間が限られている。
もっと流派、剣技、魔力の修行を厳しくしてくれってオーダに頼んだが・・・
「無理な相談だな!今のユウキじゃこれが限界なんだよ、これ以上、上げたら体に負担が掛かる。ユウキがもう少し大きくなったら考えてもいいけどな」
凄く厳しい表情で、そう言っていた。
「それにユウキ・・お前はこの村を出てメイデ迷宮都市に行くって聞いたが、金はどうするんだ!冒険者になって稼ぐか?」
冒険家とは、迷宮に潜ったり、魔物や盗賊と戦う傭兵のような存在だ。中には緊急依頼もあるらしい。
危険は多いが、依頼をこなすことができれば手っ取り早くお金を稼げる職業とされている。
「ユウキの顔を見れば分かる・・・冒険者になって金を稼ぐだろ。」
オーダは俺の思っていることが、すぐ分かるので、最近じゃ驚かなくなった。
「だがなユウキ、当然、そこには危険が伴うだろう。今のままでは金を稼ぐどころか、魔物に殺されるのがオチだぞ。」
「だから俺が魔物のことを教えてやるからよ。修行終わったら、俺の部屋にこいよ。」
修行終わった後の暇の時間が消えて嬉しい。理由は、ラクトアの本は全て読んでしまったからである。スケジュールでは、朝から夜まで、修行。昼では、魔物のことを勉強を習うことになった。
ーー
今後の方針を定めて、数日が経った。
今日も魔物の特徴や動きを勉強した。
今回はブルーゴブリンのことについて勉強した。物理は強いが、魔術は弱いらしい。逆にレッドゴブリンは魔術は強く、近接攻撃が弱いらしい。だからレッドゴブリンにあったら、すぐに、間を積めるのがコツだ。
「特にゴブリン種は、群れで行動する習性がある。ゴブリンを倒すならまず周りを見てから、戦えよ!そして注意してほしいのは、ゴブリンが以上に多かったら、ゴブリンの親玉がいると思えよ、」
オーダの説明を真剣に取り組んだ。
「中に居るんだ・・・ゴブリンが大量だーーって言って、剥ぎ取ってな、それで、子分を殺された怒りで、親玉は強くなる、その冒険者は無残な姿で発見されたってな。だから注意してくれよ」
思った。ゴブリンでも、危ないゴブリンが存在していること、親玉が居ることが。
オーダのお陰で少しは、勉強になった。
勉強が終わって思って、修行の支度をしようと、オーダの部屋を出ようとした瞬間、話しかけてきた。
「お前に剣士の種類を教えないとな。」
オーダの方を見て、真面目に聞いた。
「剣士の種類は、大きく分けて二つある。まず、一つ目は魔術を使わない奴、もしくは無属性魔術だけを使って戦う奴、普通の剣士。もう二つ目は、属性魔術を使って戦う魔術剣士。ユウキの場合は一つ前だな。中には、亜人魔術で使って戦う戦士を亜人剣士と呼ぶ!だが人間が亜人魔術を使えるわけが無いから、これは亜人種族だな。」
今は、剣士の種類についてを教わっていた
「普通の剣士より、魔術を使える分、魔術剣士の方が有効じゃありませんか?」
剣士はわざわざ接近して戦わなければならない、しかし魔術剣士は遠距離攻撃ができるからだ。
「ふむ・・・確かにそうだが・・・普通の剣士よりも、戦いの中で取れる行動は多いぜ、だがな魔術と剣技を両立しなきゃいけないから難しいだよ。俺ですら、難しいから、あんまりしてないしな。」
完全に両立できる魔術剣士は、あんまり居ないらしい。できても五十年で、やっと両立ができる者も居るらしい。
確かに、どちらか一方でも習得するのが難しいのに、魔力と剣士を両立させるのはさらに困難だろう。だができる奴は、小さい頃からできる者も居る、才能の問題だろうか?
今代の《剣聖達》は、両立させた魔術剣士だと聞いた。魔術剣士はどんなものなのか。少し気になるし、見てみたいな。
「それにな普通の剣士でも、亜人剣士でも、魔術剣士より強い人はたくさんいるぜ。その普通の剣士の中には、俺も含むぜ。」
「あんなに強いのにお兄さんが普通の剣士ですか?」
「ああ、そうだぜ。それに《魔女討戦》で活躍した英雄も居るしな。《剣聖》の何代かは属性魔術を使えない奴も居たしな。中には素手で倒す奴も居るしな」
オーダの説明に、いや、素手で倒した奴ってオーダだろう。俺はそう思った
だが無属性しか使えなくても、結果を認めている人はいる。
俺次第でもあるが、上手くいけば、最強になれるかもしれない。
「ユウキなら、そこいらの冒険者や魔術剣士をズバズバって行けるだろう。だって俺の自慢の弟だしな!」
そう言って、俺の背中を軽く叩いてきた。そして気になったことがあった。
「お兄さん、剣士の他にどんな戦い方をする人がいるんですか?」
俺はオーダに聞いた。
「そうだな、魔術師に、自分の拳で戦う拳闘士、斧や槍を使う人もいるぜ。遠くから狙う弓とかな、戦い方は、本当にいろんな種類がある。剣士や魔術師でも、流派や使う魔術によって戦い方は全然違う。俺だって知らないことが多いんだ。」
「なるほど・・・お兄さんでも知らないことがあるんですね。」
だけど俺は剣狼になるから剣以外は使わないな、しかも剣聖の選抜に出れるのは剣だけだしな。他の武器は少しだけ、気になる。他の武器の戦い方の幅が広がるしな。
「そうだユウキ!お前が目指している。剣狼の戦い方だが、剣士と狼が共に戦うんだ。何かの誓いを受けると魔力を分け与えることができてな。なかなか長期戦に持ち込める分けだ。しかも、コンビネーションがとても凄くてな。相手からしたら、すぐに逃げ出すだろうな」
そうなんだ。剣狼の大事なのは、信じることか、じゃ・・・まず剣狼になるには、《絶狼人種》と信頼することが必要だ。急に出てきて、声をかけた瞬間、俺の姿が消えるって想像したら、背筋が凍るようだ。一瞬の痛みってどうなんだろうな。痛いのかな?痛くないのかな?俺は、そうやって考えていた。
「にしても、ユウキは随分と勉強熱心だな・・・」
そう言って、俺の頭を撫でてきた。
「そう思いますか?」
「ああ・・・俺はユウキぐらいの時は、頭を空っぽのまま、外で寝てたからな。俺はあんまり勉強はしないが、教えるとなると、楽しくてな。」
オーダの優しさに心が落ち着く・・・
「ユウキなら、何でもなれる気がする。剣聖だろうが魔術師だろうが。お前の剣で、叩き斬ってこい!ついでに師匠も斬ってこい!」
いや斬っちゃ駄目でしょう!俺はそう思った。
「ユウキは俺の自慢の弟だし、アーウィン家の希望さ。きっと強くなる!そして気づいたら、お前のことを信頼してくれる友達が出来るだろう。そして、いつか・・・お前のことが好きな人も出来るだろう。その時は、よろしくな」
もしかしてオーダのメインって、俺がいつか彼女を連れてこいって言っているのか?そんなの無理に決まってる
「無理ですよ。こんな髪の色じゃ・・」
「そうか?俺は格好いいと思うぞ!確かにある一人の宗教は、そんな髪色だが、お前と宗教は別人だろう。似てても、関係ないぞ~」
そう言って、俺を励ましてくれる。
そして、気になったことがあったので質問してみる。
「お兄さんは、一度でもいいから使ってみたい魔術って何ですか?」
「うーんそうだな、一度だけ使って見たいって思ったのは亜人魔術だな、だってほら、戦いの幅が広がるしな。」
話を聞いて、汗が流れた。
そういえばオーダには、俺が亜人魔術を使えるなんて、言っていなかった。ラクトアの件ですら、言っていない。
これは非常にまずいことだ・・・バレないようにするが。
「ユウキ・・・お前もしかして、使えるのか!亜人魔術が」
すぐバレた。やっぱり俺って、分かりやすいだな。俺はそう思った。
「どうしてユウキが亜人魔術が使えるのかは、質問しないが・・・ふむ」
オーダは俺を見て悩んでいた。だけど、オーダはすぐに考えることを止めて、修行準備をしていた。
「よしユウキ!修行に行くぞ!」
「はい!」
まだまだ俺の修行が続くのであった。
ーーー
あれから三ヶ月たった・・・
今日はオーダが居ない、理由は魔物の群れが動き出したらしい・・・そのせいか、俺は家の中で一人だった。
未だにラクトアが帰ってこない。ラクトアが見た最後の日は、とても酷い出会いだったな。俺は思い出したくなかった。
ここ最近だが、また影が異変が起きた。
それは、俺が一人で素振りしている時だった。俺しか居ないはずだったが、横に違和感がした。俺は横を見た。すると、俺の影が、素振りしているじゃないか。
あんまりにも、出来事なので、目を擦った。自分が疲れているんだと、言い聞かせた。だけど、勘違いじゃ無かった。影は俺を見てて不気味が悪かった。
多分だが、日に立つたんびに、俺の体は《影人狼種》の血が慣れてきたからだろう。いつかこれを、戦いに使えると言いな。俺はそう思った。
今日の修行は違う。動きやすい服に着替えて、家の外へ出た。
オーダは俺が外に行く時は、ちゃんと魔力対抗の包帯を巻けって言われたので、ちゃんと巻いた。
それでもオーダは「変な奴に絡まれたら言えよ!俺が斬ってやる!」心配してくれた。こんなに心配されると、流石に俺でも、これ以上は遠慮する。てか英雄が人を斬っていいのか!
それを、思いながら外に出る。
訓練所へ向かう。
「はぁ・・・」
息を吸い。体のストレッチをする。
俺の修行場の行き先は森だ!
走った。そして走りながら自分の居る村を見た。
ここは自然が豊かな村で、田んぼや畑などで作物が作られている。川も綺麗で、かなりの田舎だ。
地図を読んで知ったが、この世界には色々な大陸が存在する。今俺がいる大陸は、
・・・・アザリア大陸っていう
その大陸の形は、月形のようだった。他の大陸は、まだ未知らしい。誰も行ったことが無いから地図の情報も少ないだろ。
大陸の南部にある王都にいる王と、各地の貴族と剣聖によって統治されているようだ。
俺が住んでいる村は、大陸の東西くらいの位置らしい。
『魔女討伐戦』で魔女を討伐したと言われる《五英雄》の一人の子孫である貴族、クラネル家の領地の一部とされている。
この村にはクラネル家の別荘があると聞いた。どんな奴なのか気になるが、こんな凡人が、貴族のところに行ったら、無礼者って言って、首を飛ばされるのが見える。
「ねぇ・・お母さんあそこに、赤毛の兄ちゃんが・・」
「見ちゃ駄目よ!殺されるわよ」
ランニング中に小さい少女と母らしき者が見える。
その少女は俺に指を指して言うが、その子の母が止める。
いつもこうだ。俺を見る奴は、俺を何かの宗教扱いされたり、化け物扱いされる。今は帽子とマスク、そして左目を包帯で隠しているが、前にこっそり練習や何も知らないで、買い物を行ったせいか、俺が黒髪と少しの赤髪だと知られちゃったからな。
情報を拡散するのは早いものだな。
こちらは友好的に接したかったのに、あちらはそう思ってくれなかった。
「殺される!」
「キャー宗教よ」
「こっちを見たぞ」
「逃げないと」
「死にたくない死にたくない」
俺に怯える村人達・・・少しだけショックだった。俺は、何もしていないのに何でだろ?
皆が言う宗教ってどんだけ恐ろしいんだろうか?
それが気になった。少しだけ村人に視線を向けた瞬間、皆が悲鳴を上げながら、逃げていった。
普通に視線を送っただけで、普通に逃げるか!どんだけ、宗教が怖いんだよ・・・
目付きが悪いのも原因だろう。
前世と比べて、俺の容姿は多少、変わっている。具体的には彫りが深くなっており、少しだけ外国人風に見える。だというのに、目付きだけは何も変わらなかった。ここは、もう少し変えて欲しかったな。
自分で言うのもなんだが、殺人鬼でも、してそうな顔だよな。
そういえば、中学では『狂人』って呼ばれていたな。二度と殴らないように腕を折ってきたせいのなのか、そう呼ばれていた。・・・
「はぁ・・・」
村人達は、俺が最強になれば、認めてくれるかな。誉めてくれるかな?
心の中で信じたい。
「駄目だ・・・前を進まないと」
気を取り直して、ランニングを続けた。
ちょうど体が温まってきた。よしもうそろ目的地だ。
「着いた!」
目の前には、森が広がっていた。
村の外れにある、それなりに深い森だ。森の奥は暗く、不気味が悪い場所
森の奥の方で魔物が出没するため、子供や村人は立ち入り禁止となっている。
これも、オーダが言っていた。魔物とは魔力で構成された化物のことを指す。
魔女が創りだしたと言われている。
魔女を倒しても、魔女が撒いた魔力のせいで、魔力が溜まる場所で自然発生している。
この森の方にも、魔物が生まれる場所がある。さらに森の奥地では、主が居るらしい。
数は少なく、力が弱い個体しか生まれないようだ。幸いに森の主は、村の方に向かってないことだった。それでも、何年に一度かは、この村でも魔物による犠牲者が出ているというから、侮れない。
なぜオーダはこの村に戻ったかと言うと、この森の調査でもあるらしい。
村の兵士は、村人よりは、強いけど、冒険者に比べると、凄く弱いらしい。五人で、暁狼を一匹討伐できるぐらい。
だからオーダがここに来たのだ。
「……相変わらずこの森はジメジメしてて薄暗いな」
俺以外の人が居ないか周りを確認して、森の中に足を踏み入れた。
俺の身長が低いからか、木々が鬱蒼と生い茂るこの場所はそれなりに不気味に見える。しかも怪しげな茸。あきらかに食べちゃいけない色をしてた。
他には、木に化けた魔物も居る。
当然、人も居ない。
この場所を修業場所にしているのは、ある流派の良い訓練所だと思っている。その流派は《幻想派》だ。
これは前オーダが進めてきた流派だ。敵を囲むように、ナイフを高速で投げ、避けることを意識させる。避ける事を意識したら、それは、ナイフに意識させてるから。その間に斬りつける流派だ。俺は修行でついに一段を合格した。
そして、二段を習得中だ。二段は、ナイフの数を増やし、さらに的確に敵を狙う。が・・・それが難しく、二本のナイフを投げるのは良かった、木に向けて 、
二本投げるが、ナイフに一つしか刺さらない。もう一つのナイフは、木に当たらず、通りすぎていく。
「はぁ・・・」
あまりにも当たらなくて、溜め息を付く。
そして、注意したいのは、時々出没するという、魔物には気を付けないといけない。
木に向けて、ナイフを投げていた。それと一緒に影も黒いナイフを投げていた。
思っていた。影と一緒にナイフを投げれば、さらに良くなることに、俺流の《幻想派》だ。だが同時に影を動かさないと行けない!そこが難関だ。だけどこの力はラクトアがくれた物だ 。この力を無駄にしたい。だから俺は修行をしている。
・・・オーダを越えるくらいに強く
他には、森の中で鉄の剣を持って素振りをしている。少しだけでもいいから、こういう森の中で素振りをしたいからだ。
俺が握っているのは直剣の片手剣だ。
鉄の剣の重さに慣れたせいか、片手でも振ることができるようになった。
そして、俺はでかい木を見た
「よし・・・やるか!」
《魔想耐久》を発動!
その途端、手に握ってた片手剣の重さが消失する。
そして、威力も上がってくる。《魔想耐久》の応用意することで。別の魔術を使用できる。
《魔力付与》は武器を纏わせる魔術のことだ。オーダが漆黒樹を斬るときに使ったものだ!
武器を使う者は、そうやって武器を強化しているのだと。
魔力が流れやすい、武器じゃないと、効果はそんなに出ない。
練習ついでに、自分の影を出して、一緒に剣を振っていた。
「ーーーハッ!」
影と共に剣を振り下ろす。
一撃目、二撃目、三撃目と俺は素早く剣を振る。『一息』で一つの行程として行う。
それを何度も何度も振っていた。最速で振り下ろせているか、影はちゃんと動かせているか。無駄な筋肉に力は入っていないか。それと同時に《魔想耐久》を適切な魔力量で使っているか?それを確認しながら、剣を降り下ろす。
魔力の量を意識しながら、影を意識しながら俺は、森の中で一人で剣を振る。
ーーもっと強くなりたい
皆を守れるくらいに!もっともっと強く!最強の剣狼に!
何百回か剣を振り下ろした時だった。
誰かの視線を感じた。勢いよく振り替えった。
「うおっ!」
視線先に、見たものは、どろどろに溶けた物体見たいな物がヌルヌル動いている。そして、そいつの体は透け透けで、中心に紫色した丸物が見える。とても小さく、
とても遅く、ゆっくり俺に近づいてきた。
「こいつ・・・確か」
オーダの勉強会で言っていた魔物だ。
この森に発生する魔物の一匹で、
《グリーン・スライム》という名前だったはずだ。
下級の中でこの魔物は一番最弱って言われている。
びちゃびちゃと音を鳴らす《グリーン・スライム》は、俺に攻撃しようとする。
いきなり《グリーン・スライム》は飛んできたが、反射神経なのか、斬りつけた。
その瞬間、《グリーン・スライム》が飛び散った。残ったのは、紫色した丸物が転がった。
そういえば《グリーン・スライム》の紫色した丸物は核である。これを壊せば、《グリーン・スライム》の再生しなくなるはずだ。そういって、俺は《グリーン・スライム》の核を刺した。
ぐちゃっと音を鳴らしながら、緑色の汁が出てきた。
これが、俺の初めての戦闘か・・・俺はガッカリした。こんなに呆気なく倒したんだから。
「はぁ・・・」
溜め息がついた瞬間!何かが後ろから飛びついてきた。
「ぐっ・・・」
オーダが教えてくれた《無心派》お陰だろうか。不意につかれたが、とっさの判断で、剣でガードした。だが・・完全にガードで防いだわけじゃない、腹に牙が刺さった。
お腹からじわじわくる痛みだった。だけどガードと《魔想耐久》のお陰で、喰らったダメージは最小限だった。
「まさか、ここでこいつに会うなんて、」
驚いた。夜にしか活動しない魔物がここに居る。
それは、
「あいつは、《暁狼》!」
体は赤く、目は青く、牙にはさっき噛まれた。俺の血がついていた。そして俺に牙を剥いていた。眼球をグルリと動かすと、《赤狼》は吠えた。
「ワォォォォォン」
まるで獲物を見つけたかのように、仲間に教えているみたいだ。吠えたあと、俺に突っ込んできた。
「っ……!」
凄いスピードで襲いかかってくる。姿はかなり迫力がある。
腹は痛いが、咄嗟に《赤狼》の軌道から横に跳んで回避した。
『グルルルルゥ』
《暁狼》は、方向転換し、俺に向かってくる。
「避けてばかりじゃ・・・きりがないな」
走ってくる《暁狼》に向かい打つ
《魔想耐久》を行うと同時に手に握ってっていた片手剣を《暁狼》に向けて構える。ちょうどいい機会だ。村人が五人で討伐した《暁狼》を・・・俺一人でやってやる。それに、良い実戦経験になるだろう。
『グルルルルル!』
《暁狼》は俺に飛びかかってきた。
その瞬間俺は《暁狼》を斬りつけた。
「はぁぁぁぁぁ!」
飛びかかってきた《暁狼》は、刃で簡単に肉を斬り裂き、首を切り落とした。《暁狼》の首からは赤い汁が撒き散らしながら、《暁狼》は倒れた。
「やった・・・あの《暁狼》に勝った。」
嬉しかった・・・自分の力でも通用することが証明できたことが!
腹は痛いけど、これくらいの傷なら我慢できる。
《暁狼》の血消えていく、オーダが言ったとおり、外気に触れた魔物の血は短時間で蒸発して、跡形もなく消え去ってしまう。
魔物の体には何かに使える部位があるようで、倒した魔物の使える部位を切り取ってお金にして、その金で生活している人も多い。それで冒険者は食って行けるのだろう。
《暁狼》の死体を観察しているうちに俺は重要なことがを思い出した。
《狼種》は、一匹で行動する習得は無い!群れで行動することが多い《狼習》だ
今・・・思い出した。先ほど生きていた《暁狼》は何かを伝えていた。
早くここから離れないと、そう思った瞬間だった。
「――ッ」
見たものは、《暁狼》が一匹、二匹、三匹と姿を現した。俺を囲むように・・・回っていた。
絶望した・・・一匹でも避けるのが大変なのに、三匹とか、笑えるぜ・・・だけど俺はここで諦めない!絶対に生きて見せる!
三匹に向けて、剣を構えだした。俺は、全力で戦う。だから俺はあれを使う。《魔像限界》を、
今の魔力を考えると8分続くか続かないかだ。
悩んでいる場合なんかじゃない!《魔像限界》を発動した。
結構きついが、こいつらを倒す時間なら充分だ。
「さぁ!かかってこいや」
挑発に乗ったのか、《暁狼》の二匹が動いた。
「ガルルルルル」
「ガルゥゥ」
惑わすように、右、左と移動を繰り返してきた。俺は相手の行動を読み取ろうとした。そして《暁狼》二匹は同時に俺に飛んできた。
一匹は、俺の頭を狙い、飛び、
もう二匹は、俺の足を狙って下に来た
「遅いっ!」
まず俺の頭に飛び付こうとした、《暁狼》を俺が握った剣で、上に降り下ろした。顔から後ろまで、真っ二つに裂いて、そして二撃目、俺は握ってた剣を持ち替え、刃物を下に向けて、もう二匹の《暁狼》の体の中心を刺した。
《暁狼》は刺した刃を逃れようとしたが暴れるほどに、体が裂けていき・・・ピクリとも動かなくった。
後は、一匹だ!その《暁狼》はよく見れば、さっき戦った二匹よりも遥かに大きかった。その《暁狼》は構えだした。俺も構えた。意識がぼやけるが・・・それでも、構えた。生き延びるために!
先に動いたのは、《暁狼》だった。
俺は、ナイフを投げた。だが、《暁狼》は容易く避けた。そして、俺に近づき、噛みつこうとした。
分かっていた。攻撃をしてくるだろうと、だから俺は、剣を横に降ったが、避けらた。
「ぐ・・・」
攻撃を避けた《暁狼》は俺に突進してきた。
《暁狼》に突進を食らって、勢い良く吹き飛ばされた。近くにあった樹に、思い切り激突する。
「ぶは・・・」
《魔像限界》のお陰で、ほとんどダメージはない。打ち付けた体と背中が、若干痛むくらいだ。
そして、《暁狼》は俺に立つ時間さえも与えてくれなかった。
「グルゥゥゥゥ」
飛びかかってきた・・・その瞬間《暁狼》の体にモヤモヤした黒い剣が樹と一緒に刺さった。逃れようと《暁狼》はするが、俺が最後に止めを刺した。
「じゃーな・・・《暁狼》のリーダーさん」
そう言って、片手剣を《暁狼》の頭を斬った・・・そして、俺は本当に勝つことができた。これはいい経験になった。
《暁狼》を刺した人物、それは、俺の影だ。最後の最後まで、取っておいた、技だ。これが当たらなかったら今頃俺は死んでいただろう。
本当だったら、影を使って戦おうとしたが、俺はまだ影の動かすのもやっとだった、だから下手に、影を出したら、警戒されて、今のような攻撃は不可能だったかもしれない。
「う・・・」
《魔像限界》の時間がきたせいか・・俺は倒れる。魔力の消費が激しすぎたのだ。ヤバい、早く移動しないと、行けないのに、体に力が入らない・・
意識が薄くなって、だんだん意識が消えていく。
ーーーー
「う・・・・ん?」
目を開けた瞬間、そこには見覚えがあった天井だった。周りを見ると、筋トレの道具や修行のスケジュールが貼ってある掲示板がある。
気付いた。ここはオーダの部屋だ。そして何で俺が家に居るんだ?確か俺は、森に行って《暁狼》を倒して、それからそれから、俺は考えている最中にドアからガチャってドアが開く音がした。
「おう・・・ユウキ起きたか」
そこには、オーダが居た・・・
「体調大丈夫か?」
俺の心配をしてくれるオーダ
「はい!少しお腹が痛みますが、大丈夫です」
そう聞いて、オーダはホッとする。
「すまなかった!ユウキ・・・お前が倒した《暁狼》の群れは、俺が追っていたやつらだったんだ。それが、まさかお前が一人で倒すとか、凄いな、兄さん・・感動した」
今考えると、俺はあそこで死んでもおかしくもなかったよな。よく《暁狼》四匹も倒すしたな。多分だが、《魔像限界》を使ったお陰で、怪我はあんまりしなかった。
でも、あそこで影がなかったら今頃空の上だな。
ラクトア・・・感謝するぜ。
「だがなユウキ・・・勝手に森にいくのは感心しないぞ、もしも俺が見つけるのが遅れていたら、今頃どうなっていただろうか」
「ユウキは、もう少し、周りを警戒した方が良いぞ、まぁ、すぐにできることじゃないけど、実戦中はできる限り冷静にな」
返す言葉もない
「お前がもう少し強くなったら森に行ってもいいぞ!それまでは、俺の修行だから。覚悟しとけ」
「はい」
「ユウキの初めての戦闘で、良い経験だったろう!それを生かして、修行に励めよ」
オーダは俺に怒らず、注意だけしてくれた。オーダはやっぱり優しい。
「さて、学園のことを少し話そうか」
黙って聞いていた。
「ユウキの学園の情報だと前に聞いたことがあるけ。あの学園では生徒同士が魔術とか剣技で戦って『最強』を競う行事があるらしいぜ」
学園トーナメント見たいな感じか、前世では、運動会見たいなものだろうか。
「ユウキなら、行けると思うぜ!学園最強にな 、俺は信じてる。」
『最強』・・・
剣狼になるためにも、必要なことだな。ならまず、学園最強になって、それを生かして、最強の剣狼になる。
だが、学園には、俺なんかより圧倒的に強い人がたくさんいるだろうしな。
俺はそう思い学園に早く行きたくて、ドキドキが止まらない!
「よし!明日からは、修行だから休めよ!それじゃ俺は行くぜ」
そう言って、オーダは出ていった。
疲れたのか。睡魔が急に襲う。
眠ろう・・・明日の為にも、今日は寝た。
それから二ヶ月後俺は森でまた修行をしていた。
今の俺なら、《暁狼》は余裕で狩れるようになった。
俺はまた新たな修行を始まるのであった。
だけど、ある結末が起きることは、
まだ誰も知らない
何かだんだん長くなってきて、自分でもビックリしました。
初めての戦闘で良い経験になって良かったとオモイマス‼
今度会うときは、2019年に!またノコノコやって来ますがよろしく
作者:どろりん/雪だるまより