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わたし。  作者: ゆ
1/1

中学生。〜人間不信〜

わたし。を短編で終わらせるつもりでしたが

書きたくなったので続きを書いてみました。

暗い内容かもしれませんが

私はもう笑って話すことができるので

軽い感じで読んで頂いても大丈夫です。

投稿はゆっくりかもしれないです。


書くのは初めてに近いので下手だと思いますが

どうか大目に見てやってください。

何もかも中途半端なわたし。恐らく私自身が崩れ始めたのは中学生の頃からだろう。思い返すとまだ純粋で他人までもを信じていたのは中学生までだった。中学を卒業する頃には母を信じれなくなっていた。でも不幸なんて思わない。むしろ幸せだし感謝し尊敬までしている。


父は私が小さいころから病気で入退院を繰り返していた。

働いていた時の記憶も少しはある料理人だった。父の作る料理はとても美味しかった。そして父のことももちろん大好きだった。

私が小学生高学年になるころ父への反抗期が訪れた。父は病気だから仕方ないのだが、私への当たりがきついことがあった。

幼い私は、父が私に怒って追いかけてくるけど足が悪いので私に追いつけない父をからかっていた。言ってはいけないことも言ったりもした。私は反抗し続けた。

だが、何故か病院やリハビリなどにはよく付き合っていた。

反抗していたのはとても後悔しているがよく行動を一緒にしていたことを思い出すと少し気持ちが楽になる。ずるいわたし。

父は私が中学1年生の時に亡くなった。私はあまり泣かなかった。

実感がなかったのだろう。弟は素直に泣いていた。羨ましかった。きっとあの頃の私は本当はもっと泣きたかったはずだ。

母は偉大だ。病気の夫を支え、二人の子どもを女一人で育てた。

いや、育てている。父が亡くなってからもなに不自由ない生活をさせてくれている。高校だって大学だって行きたい所に行かせてくれた。

そんな尊敬する母を信じられなくなったのは父が亡くなって1年近く経った頃だろうか。

私の家には私が小学生の頃から他人の男の人がいた。

父の友達の友達らしい。父も勿論知っていた。

私も弟もよくなついていてお兄ちゃんくらいに思っていただろう。まだ幼い私は他人の男の人が家に居てもおかしくはないと思っていた。だが、それは違った。

私は中学二年生になったある日、母が家に携帯を忘れていることに気づいた。何を思ったのだろう、私は何故か母の携帯の中を見てしまったのだ。メールを開くと一年以上前のものまで残っていた。そう、父が生きていた頃のメールも。

私は見てしまった。家にいたお兄ちゃんみたいな存在の男の人と母が不倫関係に合ったという証拠のメールを。

中学生の私には衝撃だった。すぐに携帯を閉じてあったところに

戻した。そしてその時今までにないほどのショックを受けたと同時にこのことは弟には決して知られてはいけないと思った。

私は父が、がんばって生きていたのに不倫をしていた母がどうしても当時は許せなかった。しかも、私と弟が慕ってお兄ちゃんとまで思っていた男性と。とにかく私は弟にばれなければいいと思い何も言わずいつも通り過ごすことにした。でもどこかで私は変わっていった。母に嘘をつく回数も増えた。母も私に嘘をついているのだからいいだろうと思った。だが、今思うと母もしんどい思いをしていたのだから仕方ないことだったのだろうと思える。

そんなことを思えるようになったからって一度失った信頼関係が

戻ることはない。恨んだりは全くしていないが信用もしていない。信用できるのは弟だけだ。他の人は本当に信用できなくなった。そう、高校生になってからは。

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