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見えちゃダメ
昔々、ある少女がおりました。
その少女はいろんな人ではないものが見えてみんなに気味悪がられていました。
「お腹すいているの?」
「そこなにもいないよ。」
その少女はある日、妖精さんが見えました。
「何してるの?」
「!!」
妖精さんは逃げて行きました。
少女は追いかけました。
「なんで逃げるの…?」
「私が見えているんだもの…」
少女は翌日、死んでしまいました。
「妖精・・・?」
「ダメ。」
「まって…」
「ダメだよ…」
「なんで!?」
「…」
「!!」
「私が見えちゃダメェェ!!!!」
少女は行方知れずとなりました。
その妖精は、とても可愛らしく、優しく、目は大きく、口は裂け、耳は尖り、鼻は曲がり、手には…