第96話 新しい遊びを実際に試すと犯罪になります
「えー、フリルの勝ちね?」
一応仕事だからという事で、渋々そう言ったワイン。
勝ち抜き戦の最後がこんなことになってちょっと残念。
「おい、ストライプ、大丈夫か?」
まあ気を失ったままのストライプを揺するフリル。
「うにゃ……」
少し起きたと思ったら、やっぱりまだ起きない。
「私がやろう」
「お、おう……」
ノーが言うので、もうどうなるか分かってるけど、任せることにした。
「ストライプ、起きるといい」
ゆっさゆっさ。
「起きないと、大変な事をする」
ゆっさゆっさ。
「うにゃ~」
起きる気配はない。
「ここはやるしかない。これが我々の友情の証」
ノーは緩慢な動作で、ストライプのスカートをめくり、ストライプをめくり、指を突き立てようと尻の割れ目に指を入れた。
「むにゃ……みゃっ!?」
びくん、と飛び起きるストライプ。
なんかその様子が、女の子みたいで可愛い、女の子だけど。
「気持ち悪いにゃ!」
「あーーーーーーーーーっ!」
まあ、そりゃ、寝てる尻穴に指をぐい、と突っ込まれるんじゃなく、もぞもぞとゆっくり入れようとしてたら気持ち悪いよね。
まあ、興味がないわけではない(ただし美少女に限る)。
「ちょうどいいにゃ! 新技を試すにゃ!」
そう言って、お互い下半身剥き出しのまま、絡み合う二人。
「うにゃぁぁぁぁっ!」
「やーーーーーーーーーっ!」
なんか、違う声が出た。
同じ母音の叫びだけと。
ちなみに何をしたのかというと、背中からノーのおっぱいを激しく揉んだのだ。
新技というか、フリルのパクリやん。
ちなみに、レザーは凝りもせずガン見していたので、殴られながら目隠しをされていた。
「お前もにゃ!」
「やーーーーーーーーーっ♪」
近くをうろうろしていたドットが次のターゲットになった。
ていうか、喜んでるやん。
「次はお前にゃ……にゃ?」
リボンは、そう言われた瞬間、気配を消した。
彼女はフリル以外にはされたくないようだ。
リボンはフリルの背後に現れて、なんとなく前をふらふらと歩いていた。
いや、フリルは常識人だから、邪魔ってだけじゃ揉まないよ?
ていうか、さっきはテンパってただけだから、もう揉まないよ?
「おい、邪魔だ」
「……うん」
リボンはあっけなくどかされた。
「で、パン、いいデータにはなったよな?」
「はい、皆さんの事が分かりました。これからやるべきことも分かりましたので、作戦の前に、色々と練習しましょう」
パンは次のフェーズに入ったようだ。




