第66話 高度な分析会議
「えーっと、全員の話をまとめると、数年前確かに魔王は現れて、この辺りを支配しかけて、だが、半年くらい前からいなくなった、と」
「そうなりますね……うーん、移動でもしたんでしょうか?」
「あーーーーーーーーーっ!」
「いや、世界征服を目指すなら、制圧した地域を捨てたりはしねえだろ。移動するにしても、ここを手下に任せて行くだろうし」
「あーーーーーーーーーっ!」
「となると……人知れず封印された?」
「レザーの呪いが始まったのが一月前だから、それじゃ合わねえな……」
「そうなると……分かりませんね」
「あーーーーーーーーーっ!」
「うるせえ! 参加しろとは言わねえが、静かにしてろ!」
「ふにゃ~」
それぞれが集めた情報を出し合ってまとめたものを分析している。
その中に加われないストライプは周囲で狩りをしている。
本当なら参加できるリボンやワインを警戒に気が入って参加できないでいる。
フリルが怒ったおかげでおとなしくなったので、ワインは参加できる。
「やっぱり、まずは魔王がいたという丘の建物に行ってみるべきではないかしら?」
「他に情報もねえし、それしかねえか」
魔王がいたという場所も分かっている以上、まずはそこに行くしかないだろう。
「じゃ、行ってみることにするか」
「ふぁ……」
「今からにします?」
「飯食ってからにするかな、長くなりそうだしな」
「んぁ……」
「はい、では携帯食もありますけど、どこかで食べます」
「んー……探すのも面倒だが、こいつらもうるせえし」
「ぁふ……」
「てめえらさっきから何してんだよ!?」
「退屈だったからノーを舐めてるにゃ!」
尻を封じられたストライプは新しい遊びを考案した。
それが、ノーの身体を舐める、というものだ。
勢いで思いついて、玩具で試してみたら、ほぼ口を開かないノーが、敏感な部分を舐めると声を出すので面白くなってしまった。
そして、同じく話に参加していないレザーがそれを見て興奮していて、フリルに睨まれている。
「レザーの教育に悪いから、他のことをしてろ」
しょうがないので、ストライプはノーの胸にすりすりしていた。
「行ったところでなにもねえ可能性もあるが、魔王が潜んでいる可能性もあるから、今から備えておけよ?」
「肉にゃ! 備えるには肉がいるにゃ!」
「いたい」
ストライプがノーの胸を噛んでいた。
甘噛みなのか、びくびくってしてる。
「じゃ、どこか行って飯食って武器の手入れしてから行くぜ?」
「はい!」
「分かったわ」
「がぶ」
「いたふぁっ!」
なんか、ノーは今更女の子ぶるのはやめて欲しい。




