第53話 リーダ格は大変だね?
街に到着して、フリルが服を買い込んで、あれが違うこの仕立てが悪いと文句を言われてフリルがキレかけたりした。
で、女の子の使用済み服を返却されたレザーは匂いだけで興奮してたけど、お前いつも身近にあれだけ女の子いるのに何でそれで興奮できるんだよ?
「今日の飯屋はここだ! 文句は言わせねえ!」
「庶民的な店ですわね。本当に一国の王女様が選んだのかしら?」
「こういう店は肉料理中心なんだよなあ。あたしの口にあうのかね?」
「本当にうまいかにゃ~? まずかったら暴れるにゃ~?」
「お前ら文句言うなって言っただろうが!」
早速文句を言われてフリルがキレる。
「ですけど、街の皆さんに聞いたところ、一番評判が良かったですし、旅の客の多いこの地域では種族の偏見もあまりないみたいですし、何の問題もないと思います」
「ストライプが暴れなければ後はいい」
「そ、それは難しいと思いますけど……」
ストライプはノーに関しては、うまくてもまずくても尻穴を狙うことだろう。
もう、それは諦めた方がいい。
ていうか、何年も尻穴に指を入れられ続けても叫び続けるノーは、めっちゃ鈍感そうに見えて実は敏感な女の子かも知れない。
普段は無口で必要以上に喋らない、敏感な美少女、いいよね?
そういえば、ノーのセックスに興味がある系の設定、どっか行っちゃったね。
フリルが店を決めるにあたって、自分一人で動いているわけじゃない。
パンは人懐っこいし、子供なので彼女が街の人に噂を聞いて回っている。
フリルはパンを可愛がっているし、パンもフリルを一番に信頼している。
だから、彼女が聞いてきた情報を受けて、あと、ワイン、ストライプ、ブラックの、食に厄介な人物の機嫌を考慮して決定する。
フリル自身は王女様だけど雑食なので何でもいいし、パンやノーは食にこだわりはないし、レザーは何を食べてもうまいと感動するのでとても楽だ。
この小説の主人公聞かれたら、俺はフリルって答えるね。
あれ、これって悪役令嬢のタグ付いてなかったっけ?
「とりあえず入って食え! 文句はその後でも聞かねえけどな!」
「文句はいつでも言うにゃ! 今から言うにゃ!」
「聞かねえっつってんだろ!」
フリルは本当に大変だね?
でも、その役割はフリルちゃんにしか出来ないね?
フリルはみんなを引っ張りながら、大衆食堂に入って行った。
「うまいにゃぁぁぁぁぁっ!」
「あーーーーーーーーーっ!」
思った通り、ノーは叫ぶことになった。
ノーだから仕方がないね?
そして、周囲のメンバーはその次に自分が来ることを恐れて警戒する。
最警戒はブラック。
弱い上にパンのように誰も守ってくれないからだ。
そして、いつもならほぼ警戒もしないフリルもそこそこ警戒した。
王宮での惨劇のせいで、叫んでしまったため、そのまま叫びキャラになるのを避けたいからだ。
フリルは自分とパンを守るに精一杯、ワインはドライだから守ってくれそうにない。
ブラックはまだ、このメンバーと心が通っているとは思えない。
だから──。
「ブラック、こっちに来なさい?」
「……え?」
「ストライプが来たら、私が戦ってあげるわ? あなたは今日一緒に戦った仲間ですもの」
そう言って笑う、エルフのお嬢様。
「あ……うん……」
ブラックは少し照れながら、移動した。
ちなみにその敵であるストライプも一緒に戦い、一緒に裸になった仲だが、それは結構どうでもいい。
というか、ワインは自分の眷属であるストライプの被害を広げたくないというのもある。
「そうはさせないにゃぁぁぁぁっ!」
移動するブラックに襲いかかるストライプ。
「こっちこそ、あなたの思い通りにはならなあーーーーーーーーーっ!」
ブラックの前に出たワインは、最初からそれ狙いだったストライプに絡められ、まんまと叫ばされてしまった。
ちなみに全裸の時にも叫んでいるので、本日二回目だ。
これにはブラックも平謝りだが、ワインはただ、自分が悔しいだけだった。
ちなみに大衆食堂のど真ん中だからね?
みんなが見ている前で尻めくられて尻穴に突っ込まれてるからね?




