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第16話 ストライプ無双

「ひどい目にあったにゃ」

「何故平然とそう言えるのか、本当に不思議な子ね」

「ひどい物はひどいにゃ! あと、指をずっと拭きすぎにゃ!」


 ヴェナ、いや、ストライプの尻穴に指をねじ込んでリベンジを果たしたワインは、さっきからずっと指を拭いていた。


「汚い物を触ったから当然のことをしているのだけれど」

「汚くないにゃ! 毎日水浴びしてるにゃ!」

「それは当たり前でしょう。していなければ魔法を使って浄化しているところよ」


 それからしばらくして、ぞろぞろと出てきた彼女たちは、そのままノーの旅支度のために彼女の家に向かった。

 彼女は、学園から特別に与えられた屋敷に住んでおり、それなりに広い部屋だった。


「あ、俺は表で待ってるから」

「入ってもよい」

「じゃ、じゃあ、お邪魔します……」


 レザーはそそくさと部屋に入る。

 部屋はシンプルで、広いわりに何も置いていなかった。

 魔法工房は物で溢れていたため、意外だった。


「ベッドにゃ!」


 ストライプが遠慮全くなしでベッドに飛び込む。


「ヴェナを止めておいて欲しい」

「あいつの名前は今日からストライプだ」

「ストライプは家に来ると毎回食べ物を食べつくして帰る。ナルケナはご飯を与えていないのでは」


「失礼なことを言わないで頂戴。エルフは彼女を王族並みにもてなしているわ」


 あんな野生児を王族並みにもてなしているエルフもどうかとは思う。


「ナルケナの国の料理は上品すぎるにゃ! 私はノーパンみたいな下品な料理が食べたいにゃ!」

「下品と言われて食べ物を全て食べられるというひどい状況なので、同情を要求する」

「まあ、同情くらいならしてやるよ……」


 同情というか、ストライプがひどすぎるだけだが。

 見る限りノーに下品な部分はほぼない。

 身のこなしは上品だし、口調はぶっきらぼうでセックスなどと平気で使うが、下品でもないし、スタイルも服装も美しく上品に思える。


 こんな子が下品な食事を食べているとも思えない。


「ところで、ノーはいつもどんなものを食べてるの?」


 興味本位でレザーが聞いた。


「学校が出してくれる食事と、みんながくれるおやつ」


 完全に他力だった。

 とはいえ、それは高貴な証拠ともいえる。

 金持ちは自分で食べ物を用意しない。


「うん、ノーさんは下品じゃないよ?」


 そこからレザーは結論を出した。


「僕みたいな村人からすれば、ノーさんは上品な人だ」

「それは嬉しい」


 ぴたり、と寄ってきた。

 スタイルのいいノーは、身体を寄せると胸が当たる。


「お、おい……」

「ノーパンは下品だにゃ! これからそれを証明してやるにゃ!」


 SBFR(嫉妬深いフリル)が止めようとする中、ストライプが割って入る。


「うにゃぁぁぁぁぁっ!」


 ストライプが襲撃し、緩慢な動きのノーは簡単に捕らえられ、レザーの目の前でノーパンのスカートをめくられ、その尻穴に──。


「あーーーーーーーーーっ!」


 レザーの目の前で、野性的な声を上げた。


 結局何の準備をしてないのな、お前ら。


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