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獣人  作者: ###私は友愛されました###
7/21

食材

「さあさ、こちらです。」

店の男はエルフと李三を一つの席に案内した。

「おお、席も噂通り豪華ですね。」

「大美野さんに褒めていただけるとは、光栄です。

では、こちらは水になります。」

男は水の入ったグラスを二人に差し出す。

そして男はひとまずメニューを渡して、立ち去っていった。

「さあ、好きな物を選んで。

何でもいいよ?」

「うん……」

エルフは迷っていた、メニューには自分の好きな肉料理が色々写っていた。

「ここに写ってるの全部って言ったら……怒る?」

「多分、怒るだろうね。」

「じゃあ……ここに写ってる右半分をお願い。」

「それならいいよ。」

李三は、すぐに店員を呼び、注文を頼んだ。

それから数分後、一つ目の料理が届いた。

「……美味しそう。」

「これは君が頼んだものだから、君が食べるべきだよ。」

「うん……。

いただきます。」

エルフは、届いた料理をたったの一分で平らげてしまった。

しかも食べ方が雑過ぎて、手から血が出ている。

「あっ……。」

「大丈夫かな?

ハンカチはあるよ?

これで血を拭きなさい。」

李三はすぐにハンカチでエルフの手の血を拭き取った。

そして、次々と料理は届き、エルフは次々と平らげる、そうこうしている内に食事が終わった。

そして店の外に出て。

「いや、エルフちゃん、今日は助かったよ、ありがとう。」

「いえ……。」

「君とは、いずれまた何処かで会えるかもしれないね。

その時を楽しみにしているよ。

じゃ、またね。」

李三はその場から立ち去り、エルフもとりあえず立ち去った。



それから数分後、李三は自らの家の中で、エルフの血を拭き取ったハンカチのにおいを嗅いでいた。

「ハァ……ハァ……。

何だこのにおいは!?

柔らかく甘い香りがするにも関わらず、とても芳醇で旨味に溢れている香りだ!!

エルフちゃん……。

僕は君を甘く見ていたようだよ、エルフちゃんの全力、僕はそれを見てみたい!

全力をだしたエルフちゃんを僕は美味しく頂きたい!!

ハァ……ハァ……。」

考えてる事が声に出てる李三であった。

この青年はとある漫画の登場人物が元なのですが、皆さまにはわかりますか?

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