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弁護方針

彼が思い浮かべている戦略とは、簡単に言えば、無罪を勝ち取ろうというものだ。

どの弁護士も、刑事事件での目標は、無罪を勝ち取ること。

だが、それができない時に限って、できる限りの減刑を狙うことになる。


主任弁護人である多佐堅谷(おおさかたや)は、今回の弁護を一緒に行う弁護人の古澤市郎(ふるさわいちろう)飯白賢子(いいしろけんこ)片山新目(かたやまあらため)と一緒に、多佐の弁護士事務所で方針を話し合っていた。

「さて、我々の目標としては、父親が行った行為と、被告人が行った行為とをまずわけ、その上で、父親の方についてはすべての証拠の排除請求を行う。これが最初だな」

3人がうなづくのを見て、多佐は続ける。

「では、個別具体的な話に入ろうか……」

周りを見回し、声のトーンを落として、静かに話し合いを始めた。

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