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いつか、「おかえり」を言わせて  作者: とくたじか
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プロローグ


 階段を背にして立っている俺、その眼前には、母親。


「ねぇ。なんで、あなたみたいな子、産んじゃったのかしらね…」


 彼女がため息をこぼしながらそう呟いた。

 目の前に、彼女の手が伸びてくる。


「ねぇ…」


 その手が、俺の胸に当たって、圧力をかける。


「私の前から、消えて」


 ほんの一秒にすら満たないその動作が、スローモーションのように見えた。

 けれどもその事実は、俺の体を背後の階段へと引きずり込んで、俺を“地に突き落とした”。


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