昔の教育現場
●「廊下に立つって文化は、俺たちの時には既に無かった訳なんだけどさ。」
▼「まあ、そうだな。特殊な例はあるかもしれんけど。」
●「その文化の存在を知っている理由って間違いなくドラ○もんだよな。」
▼「ちび○子ちゃんかもしれんだろ。」
●「そこはどっちでもいいだろうよ。」
▼「でも言われてみれば、チョーク投げとかは今ならありえないけど、昔にそれがあったことは知ってるよな。」
●「・・・チョーク投げ?」
▼「え、マジで?知らないの?」
●「チョークってあのチョークか?黒板に文字を書く。」
▼「そうそう、そのチョーク。」
●「投げるの?それを。」
▼「ダーツみたいにな。」
●「なんで?」
▼「なんでって・・・まあ、例えば居眠りしてる生徒への喝、みたいな感じかな。」
●「そんなピンポイントで命中する?」
▼「そこは・・・わからんけど。」
●「絶対罪の無い一般生徒に当たるでしょ。」
▼「そこが先生側の腕の見せ所って訳だな。完璧なチョーク投げに憧れる先生も居たとか居ないとか。」
●「はー、そんなのがあるんだなぁ。っていうか、お前はそのチョーク投げって最初は何で知ったの?」
▼「最初・・・はちょっと覚えて無いけど、印象に残ってるのは寄○獣かな。」
●「あー、俺そう言えば読んだことねえや。なんか怖そうだったから。」
▼「かわいい。まあわざわざ苦手なジャンルに手を出さなくてもいいとは思うぞ。あの作品が超面白いのは確かだけど、面白さ以上に別の点が目に付いちゃうなら楽しさも半減だし。」
●「とりあえず、そういうのに慣れてきたら読んでみようかな・・・」
▼「いつでも貸すから読みたくなったら言えよ。・・・ところでなんの話しだったっけ?」
●「ああ、そうそう、廊下に立つって文化が漫画で伝えられているって話。」
▼「突然そんな話をしてどうしたんだよ。まさかまた課題を忘れて、その現実逃避とかじゃないよな?」
●「おおっ、さすがに俺の事よく分かってんな!見せてくんね?」
▼「鼻の穴にチョークぶっ刺してやろうか?諦めて怒られろ、廊下に立たされることは無いだろうからな。」
●「凄い自然に怖いこと言ってる・・・」
▼「ちなみに何の課題を忘れたんだ?」
●「郷土文化についての調査レポート。」
▼「一番見せちゃいけないタイプの課題じゃねえか。」