炎ノ虹5話
1話から4話をご覧になっていない方は、先にそちらをご覧ください。
比叡山延暦寺の焼き討ち、三方ヶ原の戦いが終わり、うっとおしく感じていた足利義昭を追放し、それによって、室町幕府は、滅亡したのでした。また、伊勢長島の一向一揆を鎮圧し、城でのんびりしていると、濃姫こと、加藤さんが座りながらぶつぶつ言っていた「1571...比叡山...」
「何言ってんの?」と声をかけると、びっくりして「わっ!」と声を出した。
「なんかわかった?」と加藤さんに質問攻めをした。
「うん!歴史ど...何でもない!」と言った。「そんじゃー俺、最後どうなるの?火あぶり?貼り付け?!」
「小野!落ち着いて。この時代に信長の死に関わる重要な人間がいないの…」
「どういう事?」と聞くと、「バタン!」と大きな音とともに、天井が崩れ、人が降ってきた。
「何奴!」と家臣たちが刀を抜いて、落ちてきた男を囲んだ。
落ちてきた男は、「なにここ!どこ?うえー!」と驚いていた。
すぐとらえられるかと思うと、家臣たちが、「光秀様!何をしておられるのですか?」と聞いていた。
「はぁ?光秀?誰だよそいつ!」とぶつぶつ言っていた。
僕も加藤さんも家臣たちに光秀と呼ばれている男には見覚えがあった。
「あーお前、山崎だなぁ!」というと、「小野先輩に、加藤先輩!」と答えた。
そうこいつは、山崎というやつで、僕たちの世界で同じ学校に通っているサッカー部所属の後輩で顔見知りだ。生意気な性格だが、騙されやすく僕よりもバカなのだ。
この時代にあらわれた3人目の人間だ。そして、空白となっていた明智光秀のポストに入る男だった。
どーもー!
たくみ師匠です!
本日は時間がありましたので、5話を連載させていただきました。
キーパーソン、ポスト明智光秀が出てきましたね。
今年の大河ドラマの主人公が明智光秀という事で、今話題の光秀が何となんと現代人。
二人の運命を知る加藤さんは、今後どういう手を打つのかも注目してみてみてください。
さてさて。新型コロナウイルスで日に日に感染者が増えていきますが、外出の自粛や、手洗いうがいは、心がけましょう。
みんなぁ~家こもってどう森しようぜ!