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風を笑え

作者:


 風を笑え。


 何でもないことを、大したことのように言う風を笑え。そいつは、君を過小評価している。


 怒りを感じることをヘラヘラした表情で言う風に怒れ。そいつは、君を侮っている。


 心にとめようとした大事なものを捨てようとするとき、それは本心から望んだものなのか、自問自答しなさい。そのことを君に言ってきたそいつは、君に接していた時、きちんと誠実だったのか思い出せ。


 俯いていることに気づいた時、急に顔を上げなくともよい。無理に上げればそれは君の無理となるから。顔を上げるよりも先に、自らが何故、俯けてしまうのか自問自答しなさい。その理由を理解して初めて、君の心は少しだけ俯けていた顔を上げることが出来る。


 どのようなことも、必ず自らの手で取り組んでみようと考え、思いなさい。その思考は、君に必要な思考だからこそ、無駄なことなど存在しないのだから。


 君の中に吹きすさぶあらゆる風を笑って見せろよ。君は君の批判者であると同時に、大事な協力者でもある。その風を肯定者へと育て上げなさい。それは君の自信へと育っていくだろうから。

 

 あらゆることを材料に、前を向けるように意識付けなさい。君は、なりたい人になれるだけのものを持てると思いなさい。


 その方がずっと、俯くよりも美しい。


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― 新着の感想 ―
[良い点] か、かっこいい……(・Д・)
[良い点] ふと目に止めたのですが爽やかな文章だと思いました。 あわよくば自分に小説のキャラクターに喋らせたいような内容です。 [気になる点] 言葉の選び方が独特なのでややとっつきにくいですが、言葉自…
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