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拝啓、愛し君へ。

拝啓、愛し君へ。


懐かしい藤の花が咲き始め、私の庭が薄紫


のカーテンに彩られています。


この手紙と共に入っている薄紫の紙は見たで


しょうか?


見なくとも貴方は字で分かってしまうでしょ


うね。


訳あって、この手紙を代筆して頂いているの


です。聞かないでくださいね。


貴方の周りには、藤の花は咲いていないでし


ょう?一度だけでいいから、私の庭にいらし


てくださいね。


貴方に伝えたいことが多すぎて、何から伝え


ればいいか迷ってしまいます。


長くなってしまうけれど、飽きずに読んでく


ださいますか?


……お願いしなくとも貴方は真面目なお方だ


から、律儀に読むでしょうね。


まずは、この手紙を読んでいる貴方に。

































遠き場所より愛を込めて。

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