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中々改稿できませんが、時間が出来たら…!と思っています。そして、次からはホント日常に戻ります。←


ファンファーレが鳴り響き、学園長(いつの間に来ていたのか…)が挨拶をした後。


各寮の管理人が、それぞれ一人居るので四人。そして、監督生が各寮に二人ずつ居るから(生徒のまとめ役みたいなものだね)合計八人。それぞれが簡単に挨拶をして、教員寮に住む教員達数名も、簡単に挨拶をして(一部、騒がしかった事は言うまでもないね…)、少し遅れて生徒会メンバーも挨拶にやって来ていた。生徒会は忙しいのか挨拶を終えるとすぐに帰って行った為、兄とは視線すら合ってはいない。

ちなみに上級生は自由参加だったんだけど、殆どの人が参加していたみたい。まあ人脈づくりには、うってつけのイベントだしね。


長くなったけど、私から見た歓迎パーティーの説明をするならば…


開会となった。そして…閉会となっt…


…えっ?開会と閉会の間が無いって?…うーん。


そこは…グリストラ、カルロス、クロストがキャーキャー言われていて、その間…三人からササーッと隠密の如く気配を消し、距離を取った私は一人で激ウマ料理に舌鼓を打ちながら…


次に目をつけていたタワー状のシュークリーム(ホントに真っ直ぐに立っているからビックリしたよ!)に向かい…仕掛けがプレッツェルに刺さっていた物だった事を知り、面白い事してるなーと思いながらも。焼き鳥を食べるが如く、もぐもぐ美味しく頂き…(見た目は同じなんだけど中身のクリームの味が全部違っていた…!特にチーズクリームのやつが美味しかったです!)


気づけば、ユリアスゾーン(…そんなもんはないけどね。そんな感じの場所ができていたんだ…。グリストラ達が居る場所からは少し離れているよ)にて。

ユリアスに言い寄る肉食女子達の声が、学園側の依頼で来ている楽団の奏でていた優美な音楽を思いっきり掻き消していたけれど、特に気にはせず。

レモンとオレンジの二層仕立てのムースをムシャムシャ美味しく頂いた後に…


…ホールに迎えに来たシャルと帰りましたよ。


え?ときめくようなエピソード?


そんなもんはございませんわね?マリスティアのボッチシールドは、未だ健在でしてよ!……本当に何が駄目なんだろう。見た目?悪役な見た目なの?


…そう言えば。ときめくようなエピソードではないけれど、こんな事があった。


帰り際、ユリアスと目が合った気がした。そこで私は、余所行き用スマイルを浮かべて、退場してきたのだけど……あれって、まさか。


「…助けろって意味の視線だったのかしら…。いやいやいや。悪いけど絶対無理だわ」


薬草学の時みたいには行きませんよー?人数多すぎるし…上級生も居るし。囲まれたら怖いし!

何より、マリスティアのボッチ化をこれ以上進めないで下さい。ストップ、マリスティアボッチ化!ですよ。

頑張れ、ユリアス!心の中で貴方を応援しています。







…さて、そんな訳で。帰路に着いたのだけど。


「シャル…」

「はい、何でしょうか?お嬢様」


ランタンを持って数歩前を歩くシャルを呼び止めると、シャルが振り向く。


「……ごめんなさい。少し気分が優れなくて…。そこのベンチで休んでいきたいのだけど…」


微かにダンスホールからの音楽(果たして楽団が居る事に、どれだけの人が気づいて居るのか…。ダンスはしないし、あちこちで肉食女子の出没が多くて…空気に近かったもんね…切ないな)が、聞こえるその場所は会場と寮の間だ。


後ほんの少し歩けば、すぐ寮なんだけど…会場の熱気に当てられたのか、何だか疲れてしまったのだ。そして……調子に乗って食べ過ぎたみたいだ…。


「では、こちらにお掛け下さい」


サッと白い大きなハンカチを執事服の胸ポケットから取り出して、それを広げたものをベンチの上に敷いてくれた。


「…ありがとう。面倒掛けてごめんなさいね」

「いえ、お気になさらず。それより、もしお辛いようでしたら、私が寮のお部屋まで、お運び致しますのでお申し付け下さい」


隣に立つシャルの言葉に…


「平気ですわ。少し外の風に当たればスッキリするでしょうから…」


そう返し、空を見上げると満点の星空が…とは言えないけどキラキラと幾つかの星が、群青色の空に瞬いていた。


「…明日からの貴重な学園生活。一日足りとも無駄には出来ないな…」


小さく呟いた言葉には…


「気合を入れるのは宜しいと思いますが、ご無理はなさらないで下さい。最近の、お嬢様は一人で突っ走ってしまわれるところがおありのようですから」


同じく空を見上げていたシャルから返事が返ってきたのだった。





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