表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
19/45

19

お久しぶりです。そして、短めですみません…;また時間がある時に修正します。

昨日はドライフルーツ用のリンゴのスライスと、オレンジを薄くスライスした物。フルーツウォーター用にと、それぞれカットした物を用意して…


フルーツウォーター用の物は、容器がなかったので厨房にある大きな冷蔵庫(氷魔法を調整して冷蔵・冷凍を可能にしている大型のマジックアイテムらしい。ちなみに氷魔法は水と風の複合魔法らしいので、まだまだヒヨッコな私には無理な芸当だし、自分が持つ属性との相性もある為、使えるようになるかはまだ解らないみたい…)の隅に置かせて貰った。


そして、今日。新入生の歓迎パーティーの前にちょっとだけ学園の厨房に寄り、昼間の内にシャルに用意して貰った蓋がしっかり閉まる筒状の瓶に果物と水を仕込んで来た。明日には飲める筈なので、シャルやサリーと一緒に飲んでみようと思う。楽しみだな〜!








「お嬢様、髪はこのような感じで宜しいでしょうか?」


夕方になり、もうすぐ歓迎パーティーが開かれる頃。


私は部屋でサリーに手伝って貰いながら、パーティーの支度をしていた。


今日はいつものツインテールではなくて、高い位置で一つに結い上げたポニーテールで、毛先は巻いてある。

結い上げた位置には…白い花びらが淡い緑で縁取られた薔薇モチーフの花と、小さく連なった白い真珠が髪に編み込まれた状態で付いている。


「ええ、サリー。とても気に入ったわ、どうもありがとう」


ちなみに、ドレスは他のご令嬢方よりはラフな物…の筈。


ゴテゴテしたのは動き難いしあまり好きじゃないんだよね…。そういうのも何着か持っている…いえ、持っていたけど。流行が廃れる前に売り払いました。流行が変わると買い取りの値段もガタッと下がるからね…。


で、私が着ている物は水色一色で腰の当たりにリボンが付いたイブニングドレスだ。胸元に淡い青と白色のマーブル模様の丸い球体のペンダントトップが付いたペンダントをアクセントに付けている。


「喜んで頂けて何よりです。それでは仕上げに移らせて頂きますね」


そう言い、サリーは丁寧に私の顔に薄っすらと化粧を施し(いつもながら、本当早いし上手いな…。後で教えて貰おう)最後に薄い桃色の口紅を塗って完了。黙っていれば普通の侯爵令嬢マリスティアの完成だ。ふわー、別人みたいだね!


「ドレス姿は久しぶりに拝見致しましたが、とってもお美しいですわ。それに、お嬢様は元が良いですから。お手伝いが出来てサリーは楽しゅうございます」


よせやい。照れるじゃないか!これは、サリーの腕が良いんだよ!


「あ、ありがとう……でも、褒め過ぎよ?」


…なんて会話をしていると。


コンコン、と。扉がノックされて。返事をすると、扉の外からシャルが声を掛けてきた。


「お嬢様。ご準備はできましたでしょうか?そろそろ、移動された方が宜しいかと」

「ええ。丁度、準備は終わったところです」


椅子から立ち上がり、サリーに改めてお礼を言って。私は部屋から出て、会場になっているダンスホールに向かう事にした。(…いや、学園のよりは若干狭いみたいだけどさ、何で四棟の寮の中心にダンスホールがあるんだろう?夜な夜なダンスパーティーでもやるの??……気にしたら負けだな、うん)


「シャル。お待たせしましたわ。会場に向かいましょうか」

「……」

「? あの、シャル…?」


あ、あれー?…シャルさん。何かフリーズしてるんですけど…?ど、どうしたんだ?!




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ