最上級生駅
僕はこの春に高校三年生になりました。高校一年生の春は胸の不安と嬉しさでいっぱいでした。今の僕もあの時の僕とそんなに変わりません。胸のわだかまりが、大きくなっていくのを感じながら残り少ない高校生活を終えようとしています。僕は高校生になってから色んな駅に止まります、たまに快速があります。その時は慌てて次で降りて戻ります。高校生三年生の時、初めて最上級生駅というとこで降りました。一緒に降りてきた人達は、何かを決めた様な顔やちょっと暗そうな顔、楽しそうな顔がありました。僕はどの顔に属しているのかわかりません。
何故この駅で降りたのか、それは似た様な人たちが降りたから。ただついていっただけです。僕は最上級生駅を降りてから周りの人についていきあるビルにたどり着きました。何だか手汗が酷いです、胸もドキドキします。置いて行かれない様に中に入ります。
このビルは最上級生ビル、一階に見たことある教師が受付をしていました、フロア紹介には1年、2年、3年、とありました。僕は何となく1年に行きました。
春の日の思い出が蘇ります、勉強に着いていくのが必死であんまり遊びはしなかったな、夏休みにレストランのバイトを始めたくらい。夏が終わって勉強と両立が出来なくてやめちゃったけど。冬には高校の友達とイベントにいったなあ、1年生は楽しい思い出ばかり。