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天使と悪魔のジャズ&リズム  作者: 外道男
僕に守護霊が憑いた日
6/11

終曲・少年と守護霊のファーストステップ

一先ずこれで区切りとなります。


煌煌と、陰り無く。


青く何処までも続く空には雲一つ無く、

ヒノデ町の真上にまで昇った太陽は余す所無く光を届けている。


数時間前に発生した朱の狂宴は、誰の目にも明らかに、突然に終息した。

町全体に広がった火災が一瞬にして収まったのだ。


その後、聖騎士達の周辺調査が行われたが、事態を引き起こした悪魔はおろか、悪魔の眷属の姿さえ見つかることは無かった。

悪魔の襲撃など、無かったかのように。

夜明けの陽に当てられて、悪夢から醒めたようだった。


夢では無いと皆が分かっている。

その(ほとん)どが焼けて倒壊し尽くした町並み。

唯一残っている、町の住民が避難していた教会でさえも、外壁を大きく焦がしていた。



被害を受けたヒノデ町の住民だが、驚く程に立ち直りが早かった。

すぐさま、町の復興に取り掛かり始めたのだから。


いの一番に復興を呼び掛けたのは、町の狩人長とされるグランと言う男であり、それに応えるように瞬く間に住民全員が動き出す様は、統率の取れた聖騎士の行軍よりも頼もしく見えた。

第7編成部隊は、満身創痍の副官(カイン)が怒鳴り散らさなければ召集さえも出来なかっただろう。


町の狩人に話を聞く所によると、ヒノデ町が魔物の襲撃を受ける事は頻繁にある事であり、

この50年の間に2回、壊滅の危機に瀕していると言う。

曰く、この程度の苦労にへこたれるのはヒノデ住民じゃない、とかなんとか。

これには全面的に同意だ。

生きていれば、またやり直す事は出来るのだから。


住民の被害は、怪我人がいるが死人は出なかったのは運が良かっただけだろうか。

狩りに生きてきた肝っ玉の太さが主因である気がしてならない。




「北東区の作業、完了しました!」


「良し、では班を二つに分けて北西区と南東区に合流しろ。未だ撤去が出来ていないからな」


「了解です!」


クリアは、騒動が終わると少しの間気絶していたが、復興作業が始まった後、程なく動けるようになり、作業に加わった。

しかし、部隊長として隊員に指示を出したいが、こういった作業に経験が無い為、勝手が分からない。

故に、経験もあり、恐らくは住民のリーダーとして動いている狩人長、グランと話し合った。


グランの立てた復興の手順の一は、道の整備だ。

全ての建物が襲撃と火災により破壊され、瓦礫を撒き散らしている。

この道を均さない事には、作業の邪魔になる。

作業をする上で重要になる道を空ける、クリアも異存は無かった。


ヒノデ町は、教会のある広場を中心に、四方の入り口に向かって大きく道を敷いている。

この道には、幾つもの松明が置いてあった為、

魔物の襲撃と同時に多くが破壊され、瓦礫も相当数が積み上がっていた。

この大通りの瓦礫撤去には、住民・聖騎士の全人員が当てられ、一時間程で、道を均す事に成功する。

瓦礫の処分についてだが、取り敢えずは村の外に積み上げ、後日、利用法が無いか考えるそうだ。


幸いであったのは、町の井戸が無事であった事だ。

教会の裏手にある井戸は、敵の攻撃に晒される事なく、崩落を避けていた。

それにより、作業中、水分補給に置いて心配が無くなった事は大きい。

早朝から火に囲まれて、その後も照り輝く太陽の下で作業をしていた聖騎士の一部には、水を口に含んだ瞬間に泣き出す者もいた。


備蓄の食品類は完全に焼けてしまっていた。

しかし、ここはヒノデ町、狩人により発展した町だ。

グランの提案により何人かの狩人が大森林に潜り、全員に渡るだけの食糧を確保して来たのには驚かされた。

あれだけの作業を率先してこなした上で、大森林にまで足を運ぶのだから、ヒノデ狩人の体力は底無しではなかろうか。



日の位置から、今は正午くらいだろうか。

大通りで区切られた4つの地区と、一番被害の多い広場の瓦礫撤去に忙しなく全員が動いていた。

4地区については、作業は順調に進み、一先ず平地に戻す事は完了したと、報告が続いている。


問題は広場だ。

こちらは、地面が大きく陥没しており、瓦礫の撤去と地面の埋め立てに時間が掛かっていた。



ーー地面の陥没か。


広場の作業を手伝っていたクリアは、思考に少し足を止めた。

自分が百足の悪夢、ウルガンと戦っていた時、地面は陥没していなかった。

当然、その後に出来たのは明白だが、


ーーどうすればいいんだ。


覚えている。

クリアの目前で、その事象が起きたのだから。

理由も原因も分かっている。

だからこそ、クリアは迷っていた。


「隊長」


「っああ、カインか、すまんな」


不意の声掛けに、クリアの肩が跳ねた。

見ると、副官が2人分の水を手に持ち立っていた。

差し出された水を受け取る。


「・・・無事で良かった」


「ん、あんたこそ」


カインの上半身は血に汚れた包帯姿だが、それでも生きている。

クリアが気絶している間、要安静の体を引きずって部隊の面々に喝を飛ばしたのだから大した者だ。


「この町の奴ら、すげえよ」


「ん?」


珍しく、カインが他人を褒めた。

平素の無愛想な顔つきだが、

どことなく、その顔には後悔が浮かんで見えた。


「悪魔の襲撃受けて、町まで無くなってんのに、またやり直せるって、誰も嫌な顔をしやがらねえ。どうしようもなく前向きな奴らばかりだ」


「カイン・・・」


ーーそうか、お前も強くなりたいか。


クリアは、カインの心境に気付いた。

そしてそれは、クリアも同じ気持ちであった。

今のこの状況に、しこりを抱えているのだ。


本当は、指を差されて批難を浴びる方が楽だったろう。

お前達が弱いから町が焼けて無くなった、と。

しかし、ヒノデ町の住民は、自分達の明日を見ている。

決して、聖騎士に文句を言うことなく、今を生きている。


カインも、自分も、己の力不足を悔いている。

聖騎士としての、自分の‘今’が許せないのだ。


ーーだからこそ、前を向かねばならない。私も、お前も。


「そうだろうな。そっくりじゃないか、お前に」


「ああ?俺に?」


「どんな状況でも立ち向かう事を止めない、諦めないのはお前の十八番だろ?」


クリアがそう言うと、カインは少し考えて、頭を掻いた。


「ああ、そうだ、諦めてたまるかよ。絶対に次は負けねぇ。その為に」


そこまで言ってカインは水を飲み干すと、クリアに頭を下げた。

クリアも見た事が無い、カインの謝罪であった。


「勝手に突っ走って使いもんにならないなんざ、役立たず以外の何物でもねえよな!だから、恥を承知で頼む!これからも俺を鍛えてくれ!」


「お前・・・成長したな。よしよし」


「あ、今絶対にバカにしたろ!?なあ!」


そんな事は無い。

ただ少し、部下の成長に面食らっただけだ。

つい、頭を撫でたのは許せ。


「ったく。・・・それで、あんた、どうするんだ」


「ん?ああ、そうだな、先ずは散らばってる瓦礫の撤去に当たろうと思う」


「違う。そうじゃなくて、あのガキの事だ」


「っ!?」


カインが指で差した方向には、あの少年がいた。

つい先程から、父親である狩人長と睨み合って、周囲が声を掛けられずにいる。


「他の隊員が随分と騒ぎ立ててたぜ。・・・悪魔憑きなんだって?」


「・・・ああ、そうだ」


あの悪魔の攻撃を受けた後、少年は豹変した。

聖騎士達も見覚えのある黒い魔力の放出。

広場の地面を陥没させる程の身体能力。

そして何より、人間には不可能とされる、魔法媒体を使わない魔法の発動だ。


通常、人間は魔力を持ってはいるが、魔法を発動するには杖や属性剣などの、魔法加工武器(マジックウェポン)魔法道具(マジックアイテム)といった魔法媒体を工程に組み込まねば発動は出来ない。

それが出来るものは、特別な先天性技能(レアスキル)を持つ者か、それこそ、悪魔憑きしかいない。


「それで、どうすんだよ」


「私は・・・」


悪魔憑きと断定された者の末路は決まっている。

公衆の面前で首を吊るされるか。

異端審問にかけられ、誰にも知られる事なくその生涯を終えるか。

聖神王教は、悪魔を絶対の滅却対象とし、その存在を許さない。

そもそも、悪魔の囁きに心を委ねるは、心根の歪んだ証だ。

過去に裁かれた悪魔憑きは例外無く、民にその悪しき力の矛先を向けている。


少年をどうするか。

そう問われれば、捕らえる以外には無いのだが、


ーー何故あの時、町を救うような事をしたのだ。


真に悪魔憑きであったのなら、あの百足悪魔と共謀して町を滅ぼせば良かった筈なのだ。

その最後まで、町の為に、人々の為に、クリアを助ける為に行動していたあの少年が、本当に悪魔憑きなのか、クリアは確証が持てずにいた。


「・・・・分かった。あんたが動かねえなら、俺が代わりに捕らえる」


「か、カイン!」


「止めるなよ。どの道、悪魔憑きを疑われちまったらこう(連行)するしかねえんだ」



カインは、父親と睨み合いを続ける少年に歩み寄ろうとして、止まった。

カインの前を、住民達が塞いだのだ。


「んだよ、あんたら。どいてくんねえか?」


住民達は押し黙って、ただカインの歩みを遮っている。

不安げで、しかし強い意志を持った顔つきであった。

クリアもカインに並び、住民達を見る。

その中心に、見覚えのある男がいた。


「あなたは確か、この町の商人の・・」


町の商人をしている男だった。

クリアも駐留中に買い物はしたので、顔は覚えていた。

隣のカインが怒鳴り散らそうとしたのを手で制す。


「あの子は、グレイ君は良い子なんだ」


「・・・」


「昔から、自分の欲を出さない子だった。行動の殆どが、狩りで生きる為か、誰かの為だったんだ」


クリアは喋らない。

無言で商人の話を促す。


「初めての狩りの時に、ボアの突進から狩人を庇って大怪我した事があった。今日の火災だって、火傷も(いと)わずに私と家内を助け出してくれた、生きて、帰るんだって」


「良い子だから見逃してくださいってか。悪魔憑きかもしんねえんだぞっ!」


「あの子が教会を飛び出した時だって!!あの子は、周りの人たちが、大の男だって震えている中で、生きる為に、悪魔に立ち向かって行ったんだ!あの子は良い子で!凄い狩人なんだ!」


遂には、商人は泣き崩れてしまった。

他の住民も、声を押し殺して泣いている。

商人は地に手をつきながらも、クリア達に顔を向ける。


「あの子は、狩人なんだ。どこかで、道を間違えてしまったかもしれない。あなた達の言う通り、悪魔憑きなのかもしれない。でも、グレイ君の処遇を一番に決めて良いのは、この町の狩人で、あの子の父親である、グランさんだけなんだ」


「そう、か」


「お願いいたします聖騎士さま!どうか!

グランさんとあの子の話が終わるまでは、待っていただけませんか!」


商人は、地に頭を擦り付けて懇願した。

同様に、全ての住民が頭を下げる。


「隊長」


カインが、クリアの方を見た。

あからさまに面倒そうな顔で、「あんたが決めろ」と促してくる。


「待機だ、カイン」


「・・・分かったよ」


「後は・・・グラン殿がどうするかだな」




⚫️




みなさん、おはようございます。

明るく楽しく元気良く、をモットーに。

グレイ・ニュートラルです。


あの百足ちゃんが火事を起こしていた早朝から数時間。

僕が目覚めた時には、町のみなさんが瓦礫を撤去していました。

あの百足ちゃんにも困ったものです。

暴れるだけ暴れてこんな開放的な町並みを残していくんですから。


【壊滅的の間違いだろ】


価値観の違いですね、守護霊さま。

こう考えるんです。

リフォームの手間が省けた、と。


【なんとも悲劇的なビフォーアフター(有り様)だこと】


もー、折角前向きに考えてるのに。


そう言えば、目が覚めた時に気付いたんですけど。

僕の髪の色、灰色になってません?

どうしてでしょうか。


【並の人間が3回は死ねる致命傷を負って、且つその修復に悪魔(ウルガン)の魂を使うなんて無理までしたんだ、その程度の変化は(むし)ろ喜ぶべきだがな、喜べよ若白髪(わかしらが)


えええ、白髪を喜べと言われても。

うーん。

グレイ・ニュートラル、16歳、おじいちゃんです。

・・・ぷ。

良いですねえ。若白髪。

わっふーい。


【やっぱお前、根本的に頭おかしいわ】


おかしい、ですか?

そうですね、僕もツボに入りました。

グレイ・ニュートラル、16歳、おじいちゃんです。

ぷっ、あっはっはっは。


【いい加減黙ってろよ!】


はあい。


ところで僕は何をしてるんでしたっけ。

ああ、そうだ。

さっき、僕もみなさんと一緒に作業をしようとしていると、父さんに捕まったんだった。

なんで僕は正座をさせられているのでしょう。


父さんはずっと、こっちを渋い顔で見ているのですが。

何でしょうね、にらめっこでしょうか。

うわあ。駄目だぁ。

父さんのあご(ひげ)の一部が絡まってる。

こんなの笑うしかないじゃないかあ。

な、何とか我慢しましょう。

負けるのは嫌いなんです。


【同じ負けず嫌いでもこんなくだらない場面で使われると凄え腹立つわー】




「・・・グレイ」


はい父さん。なんでしょう。


「お前が、悪魔憑きってのは、本当かよ」


はて、悪魔憑き、ですか?

文字通り、悪魔に憑かれている人の事です。

守護霊さま、僕って悪魔に憑かれてましたっけ?


【嘘だろお前!?いや、ふざけんなよお前!!】


きゃー、ほっぺを引っ張るのは止めてー。

ああ、そうでしたそうでした。

守護霊さまは悪魔なんでしたね。

そうらしいです、父さん。


「そうか」


そう言うと父さんは僕の隣に胡座をかいて座り込みました。

珍しく考え事をしているようで、頭を掻いています。


「・・・・・本当はよ」


はい?何ですか父さん。


「あの時、教会の中に居た時、お前に中を任せて俺が外の敵に一発かまそうと考えてたんだ」


ええっ、そうだったんですか。


「俺らはヒノデの狩人だ。敵を前にして逃げようとか戦わずにやり過ごそうなんざ論外よ。いつも言ってるだろ?」


もちろんです。

ヒノデ狩人は命を懸ける所から始まる、ですね?


「おおそうだ。逃げる野郎は狩人にならなくていい。命を懸けるから俺たちはヒノデ狩人なんだ。俺が敵に立ち向かわねえでどうする!って感じで飛び出そうとしたら、お前が先に行っちまってなぁ・・・」


そうだったのかあ。

なんか、悪い事しましたね父さん。


「本当だぜ、狩人の大先輩の見せ場を掻っ攫ってっちまうんだからな」


あちゃー。

タイミングが悪かったのかー。

ごめんね父さん。


「合格だ」


ほわっ?


「まだ、駆け出しだと思ってたが、もう立派なヒノデ狩人だよ、お前」


お、おおう、お褒めの言葉を頂いたぜ。

なんか恥ずかしいですねえ。


「ま、だからお前、外に放り出すわ。立て、グレイ」


ん?

今なんと。

えっと、はい、立ちました。


「歯ァ食いしばれえっ!!」


ぐわー!

いたたたた、いきなりぶん殴るとは酷いぜ父さん。

いきなり親子喧嘩勃発とは僕でも読めねえや。

やりますか?受けて立ちましょう。


「グレイ・ニュートラル!」


はいっ。

不味いですねぇ、今の父さん怖い、超怖い。

思わず背筋を伸ばしちゃいました。


「お前をヒノデ町から、追放する!」


ん、んん?


「二度とこの町に戻って来るな!」


あのう、父さん。

これって、もしかして、勘当というやつですか。


「そうだ!この町はもうお前を受け入れるつもりは無い!」


守護霊さま守護霊さま。

僕、生まれて初めて勘当されました。

感激です。


【お前、場の空気読めよ!今なんか大事な所だろうが!】


そうですかね。


ええと、父さん父さん。

それじゃあ僕は旅に出たいと思います。

いつ頃、帰ってきたらいいですか?


「戻って来るなって言ってんだろ!!さっさと行け!」


ピャー。雷が落ちました。行きます行きます。

それじゃあ、行ってきます。


グレイ・ニュートラルの旅、始まりまーす。




⚫️




親子の作り出していた場の緊張が崩れ、少年、グレイが走り去っていく。

青空を行く鳥のように、どこまでも軽やかに。


「良いんですか?あのガキ、捕まえなくて」


カインがそう問うて来るが、クリアは首を振った。

自分が微笑んでいる事は、自覚している。


「また、今度でいいだろう。それに今は、復興作業が優先だろ?」


カインは、それを聞いてから特に何も言う事は無かった。

ただ、少年の背を見送った後も立ち尽くしている父親に視線が向いている。

クリアはそっと、グラン・ニュートラルに近付いた。


「よかったのですか。追放してしまって」


「俺は、悪魔憑きのクソガキを、町から追い出しただけだ」


ゆっくりと紡いだ言葉には、強い意志が込められている。

グランは、肩を僅かに震わせて、鼻をすすっている。

それでも、自分の行動に後悔だけはしない。


頑固者で、狩人で、父親であった。




⚫️




さあてさて、勢いよく町を飛び出しましたけど。

旅というのは、初めてです。


まさか、父さんから旅を勧められるとは思いませんでした。

いつまで旅をすれば良いのですかね。


【一生だろ】


気の長い話ですねえ。


僕の今までの人生はヒノデ町の周辺だったので、

これからいろんな初めての経験が、世界が待っているでしょう。

楽しみです。


守護霊さま。

どこへ向かって旅をしましょうか。


【てめえの旅だろ、てめえの好きにしろ】


むむむ、どうしましょう。

取り敢えず、どこか町を目指す事にします。


【分かっているとは思うが、

気に入らねえ奴は絶対にぶっ壊すぞ】


もっちろんです。

敵には、全力で挑むのが狩人ですから。



さ、そうと決まれば、先ずは。


食料を調達しましょう。





⚫️




「こ、この文書の内容は本当ですか!?」


「ああ、教会は、その少年に全ての罪を被せるそうだ」


「どうにか、出来ませんか」


「残念だが、な。

このような時、教会の根回しの早さには驚かされるよ。

既にこのような物まで作っているのだから」


「そう、ですか」



「史上最悪の悪魔憑き、か。世界は、どう動く」




⚫️



指名手配書 S級 危険人物


〈史上最悪の悪魔憑き〉

グレイ・ニュートラル


懸賞金 1,000,000 G



⚫️



その前日、最悪の悪魔が姿を消していた。


世界はそれに気付く事は無く、


奇妙な少年を新たに迎え入れようとしていた。



少年の名は


グレイ・ニュートラル


彼が世界にいかなる変化をもたらすか


それはまだ、分からない


次を書くのはしばらくお休み。


ここまで読んでくださった方

ありがとうございます

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