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ス・ミ・ツ・ク!!
「何をするにゃンよ!!」
「よく生きていたな!」
「そこは問題じゃないにゃン!」
俺の発言に対してカンカン照りの猫。生きて帰ってきたことに関心をしてやろう。
「それより僕に協力するにゃンよ。」
「へいへい」
俺は猫の言葉に笑いながら答える。
「それでにゃん。この学校のやつらだと思うのだが、帰宅してしまった模様にゃん。だから明日から本気出すにゃん!」
は?人を散々連れ回し、十話分を無駄にし消化させた挙句の言葉がそれですか?
「にゃんか不満かにゃん?」
「不満杉だよ!俺凄く振り回されたのにそれかよ。」
「そうにゃん」
猫は棒読みで答える。
「…。」
「…。」
あたりは静まり返る。
「じゃあ明日合おうにゃン!」
「ちょ…。おい!!」
逃げだしが速い。ってかあれマジ猫なの?そんな疑問が残る中俺は自分の家へ帰った。
「何でお前がいるんだよ!!」
俺がそう叫んだのは他でもない。
猫が家に上がり込んでいたからである。
「親戚から引き取ってって言われて…。」
母が事情を説明するが、絶対何かしたに決まっている。
それより俺の安泰生活がぁ~~~!!!