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仕えるもの語  作者: マッド
禁忌あるいは、奇跡
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第四十二話 止まらぬハザード

 悪魔界にて__

 荒廃して普通の生物なら死に絶える風が吹きあがる。数々の悪魔同士が更に強い存在になるために争いを起こしては勢いだけがいい雑魚の最下層と呼ばれるものから続々となくなっている。

 そんな、争いを肉眼じゃ見えないほどの遠くから見ている薄い紫の瞳を持ったポニーテールの少女が悪魔たちの死体の上に座っている。

「うーん、面白そうな奴は今日もいないか」

 悪魔たちの争いを魔法を通して覗いて肩を落とす。その少女の名はリリス、今の悪魔界には五人しかいない帝級(カイザー)の一人。

「やっぱり、トリガー(あの子)が欲しいな。現界にでも行ったのならめんどくさいな」

 現界とはカリやセロナが生きている世界のことをさす。帝級(カイザー)ほどの実力者なら向こうの世界の人物が関与しなくても魔力を大量に消費して行けなくはないが少しの間しか顕現できず、いつもの半分以下の実力しか出ないためあまり積極的に行く理由はほぼ皆無。

「まぁ、けど依り代の方もそろそろ完成しそうだし準備しますか」

 リリスはそれだけ言い残し死体の山から姿を消す。


 ◇◇◇


学院にて__

泡壊(ホウカイ)

千突千禍(せんとつせんか)

「グーとやってドン!」

 スーラ、リン、スエイが三方向にばらけてカリに攻撃をする。

「……」

 カリは迫ってくる三人に対して銀色に輝くのバッタで壁を作ってそこから刃を生み出して反撃する。

「チッ!またそれか」

 スエイは切れながらも危険を察知して後ろに飛ぶ。

「その力はクラスターのです!」

 リンは生み出される刃を槍による突きで叩き落す。

「……使わないで……」

 スーラは表には出さずとも心の中で自分を妹のように世話をしてくれたクラスターの力を使っていることに怒っている。泡をぶつけて刃の軌道をずらしている。

「……」

 カリはその言葉に一切の反応を示さずにただただ殺す目標として三人の悪魔を見ている。

「あっ……」

 スーラが落ちている石に躓いて後ろに倒れる。

「……」

 カリがその隙を逃すはずがなくスエイとリンの攻撃を無視してスーラに接近する。

「スーラ!」

 スエイがカリより数秒ほど遅れてスーラに近づこうとする。

「まずい!」

 更に数秒遅れてリンが反応する。だが、スエイとリンは銀色のバッタに妨害されて前に進めずその場に止まる。

「ぐっ‥‥‥離‥‥‥して」

「‥‥‥」

 カリはスーラの髪を強く握りしめて左手で持ちあげる。スーラは一生懸命杖で叩いたりして抵抗するがカリはそれに一切表情を崩さずに銀色のバッタでスーラの足を固定する。泡の小悪魔たちがバッタたちを引きはがそうとするが無念にも逆に喰われて消えていく。

「オーバーフローッ!!」

 軽快な機械音がカリの機械で出来た腕から鳴り響く。そして手の平から電気を流し髪を通してスーラが怯む。

「やめろーー!」

 スエイがバッタを壊しながら前に進む。その瞳には涙が浮かび始めている。

「‥‥」

 カリがスーラから手を放し黒い魔力を足の一点に集中させる。


 そして、スーラにその黒に染まった足をぶつけようとする。

さぁ、一体、カリの大部分の行動は何の仮〇ライ〇ーの何をモチーフにしているでしょうか。

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